でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

星の王子さま-スイッチマンと運命の分岐点

人生が旅だとしたら
私たちは何に導かれているんだろう?
終着点は決まっているの?
それとも運命は選択によって変わるの?

 

星の王子さまが出会ったスイッチマン(転轍手)は、轟々と雷のような音を立てて走る光の列車を、右へ左へと振り分けて送りだす。


スイッチマンが振り分けているのが運命の分岐点だとしたら、、、?
そんな「もしも」のお話です。

f:id:decobocode:20220302085112j:image

 

人生をはこぶ列車と
分岐点にいるスイッチマン

「旅客を千人ずつ荷物にして、選り分けているんだよ。 おれの送りだす汽車が、旅客を右に運んでいったり、左に運んでいったりするんだ。」と、スイッチ・マンはいいました。

岩波少年文庫「星の王子さま」より

ここで何してるの?

 

それぞれの運命へ旅人たちを
送りだしてるのさ。

人生という長い旅の途中には
分岐点がいくつもあるからね。

旅客を振り分けるのがおれの仕事さ。

 

 

みんな、たいへん急いでいるね?
いったい何を探してるの?

 

機関車にのってる男も知らないのさ。

 

あれ?反対側からまた汽車がきたよ?

もう戻ってきたのかい?

 

 

さっきのお客が戻ってきたんじゃない。

すれ違ったのさ。

 

自分たちのいるところが
気に入らなかったの?

 

 

人間は、
いるところを気にいること
なんてありゃしないよ。

 

 

じゃぁ、前の客を追いかけてるのかな?

 

 

も追いかけてやしないよ。
あの中で居眠りしてるんじゃなきゃ、
あくびしてるのさ。

 

居眠りをする大人たちと宇宙の法則

ふぅん、、、。
そんなら、列車の行き先は
選べないってワケだね。

 

 

そうじゃない。
みんな自分で選んでいるさ。
それに気づいていないだけでね。

 

 

変だなぁ、、、そりゃあ。
自分で選んでいるのに気づかないなんて。

 

 

宇宙には、ずっと変わることない法則がはたらいている。

そのことにみんな気づいちゃいないのさ。

 

 

なんなの、それ?
その宇宙の法則?

 

この宇宙では

意識を向けているものに向かって
道がつながっていくってことさ。

理由なんてないよ。
ただ、それが宇宙の法則だからだ。

 

 

それ、どういうこと?

 

感情や思考はね、
目にはみえないけれど、
電波信号みたいに合図をだすんだよ。

旅客の意識や感情の信号があれば
おれが、そこへ向かって運命列車を送りだす

 

 

それだけ?
それなら、、、
行きたい場所へ行くことは
むずかしくはなさそうだね。

 

 

だけど、法則を知らないでいるなら、
どれだけ急いでも堂々巡りをするだけだ。

 

おれの仕事は行き先を決めることじゃない。
ただ法則どおりに列車を送り出すことだけさ。

 

この宇宙では意識に注意

スイッチマンの話はこんなふうだった。

 

この宇宙では自分の思考や感情に
注意するべきなんだ。

 

それがいちばん重要だと
言ってもいいくらいさ。

 

自分が感じているものや
意識を向けているものへと
運命が引き寄せられちまうんだからな。

 

 

だけどほとんどの人は
この法則をわかっちゃいない。

 

知っていれば、
自分の望むものや
今目の前にある幸せや
大切なものへと意識を向けるはずだろ?

 

そうすれば運命列車は、
望む幸せに向けてぼくたちを運んでくれるんだから。

 

 

それなのに、、、
列車に乗ってる大人たちは
みんな今ある幸せに気づこうとしない。
満足することがないのさ。

 

 

そうしたらどうなるの?

 

 

どうも、なりゃしない。

ただあてもなく堂々巡りをするだけさ。

 

ほとんどの大人たちが、
くり返される毎日に疲れてるんだ。
だから、列車の中ではみんな
居眠りしてるかあくびをしてるのさ。

 


ぼんやりと意識を眠らせて
あくびをしながら、
どんなことを考えてると思う?


だいたいみんな同じことさ。

 

未来への心配や不安
過去への怒りや後悔
不満や不足感、、、。

 

意識を向けた場所へと
自分の人生が運ばれるとも知らずにね。

 

 

だからみんな急いで列車に乗りこんで
堂々巡りなんてしてるんだね、、、。

 

子どもたちだけが幸せを知っている

子どもたちだけが窓ガラスに鼻をぴしゃんこに押しあてて、外の景色をみているんだ。

 

子どもたちだけが、
なにが大切かわかっているんだ。

 

だから子どもたちは幸福だ、、、

 

さて。

スピリチュアルに読む星の王子さまはいかがでしたか?

 

本当に星の王子さまの中でこんな会話があるワケじゃありません。

 

星の王子さまはすごく抽象的な物語だから。

そこからどんなものを感じ取るかはそれぞれ。

 

だから、いろんなことを感じるファンもいるし、内容がチンプンカンプンでわからないって感じる人もいる。

 

今日は、わたしの解釈を会話形式でわかりやすく伝えてみました。

 

 

窓ガラスに鼻を押しつけて、
子どもたちが夢中になって見ているものって、なんでしょうね?

 

 

それはいま。

 

 

この瞬間の景色。

人生の旅は、終着点に意味があるんじゃなくて、その道のりを愉しむところにある。

 

 

子どもたちだけが
今現在を夢中に生きている。

 

ぼろ布で作った大切なお人形で
夢中になって遊んでいる。

 

好きなもの、楽しいことだけに
夢中になり続けている。

 

それこそが人生の大切な意味だよって伝えてくれてる気がします。

 

 

子どもたちの汽車は、
子どもたちをどこに運んで行くのでしょうね?

 

きっと、これからも
子どもたちが夢中になってる、
楽しいこととか好きなことへと道がつながっていく。

 

 

子どもたちは、ただ目の前にある楽しいことや幸せに夢中になり続けているだけ。

 

きっとそれが

子どもたちが幸せな理由なんだろうな、、、。

 

www.decoboco.me

☆ほかの星の王子さまの記事はコチラです☆

スピリチュアルに読み解く「星の王子さま」の世界

 

本の紹介

私のおすすめは家事をしながらの「聴く読書」スタイル♪
Amazonオーディブルなら30日間無料で「聴く読書」がお試しできます
無料体験後は月会費1500円。いつでも退会できます。
星の王子さま

星の王子さま

  • 作者:アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/内藤濯
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日: 2017年07月

にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村