でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

星の王子さま-ぼくの心に咲いた1本のバラの花

星の王子さまの星に咲いていた一本のバラの花

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ぼくの使命や生まれてきた意味は何だろう?

ぼくが進むべき道はどこにあるんだろう??

そんなことを感じることありませんか?

 

昔は夢があった人も。
はじめから夢や目標なんて持たなかった人も。
みんな成長するあいだに大人たちから教えられたことを信じてしまった。

 

大人になったら現実をみなきゃいけないんだってこと。
それじゃなきゃ立派な大人になれないんだってこと。

 

ほんとうは、
心の中に咲く自分だけのバラの花があったんだけど、、、

 

それは、星の王子さまの星に咲いていた一本のバラの花とおなじだったのかもしれないな。

 

☆注意☆

この物語はわたしから見た『星の王子さま』の世界です。

ぼくの花はこんなふうに咲いた

ぼくの星に咲いていた一本のバラの花。

それは、

ぼくの生きる意味や

幸せそのものだったんだけどね、、、

 

その花は、どこからか飛んできた種が芽をだしたんだ。

 

ゆっくりとゆっくりと時間をかけて、やがてみどりの蕾をつけた。

でも、緑の部屋にじっとしたまま。
なかなか花を咲かせてはくれなかった。

 

ぼくの花は、とっても恥ずかしがりやだった。

苦労して準備しているところも

花びらが一枚ずつひらいてゆく間も

きっとクシャクシャな顔なんて見られたくないんだ。

 

花ってものは

とっても恥ずかしがり屋で、

とってもプライドが高くて、

とっても心配性なものなんだ。

 

どんな花が咲くのか?

いつ咲くのか?

本当に咲くのか??

そんなふうに心配したり不安になってもしかたがない。

 

ぼくたちにできるのは、

いつ咲いてもいいように準備しておいてあげることだけだから。

 

たとえば、

ぼくだけの花は、心の中に咲くんだから。

雨がふり続いたり

嵐で風が吹き荒れたり

雲が太陽の光をさえぎってしまわないように

心のなかを居心地よくしててあげること。

ぼくの心のなかを穏やかで春のようなあたたかなお天気にしててあげること。

 

それから、

心の土がからからにならないように

毎日お水をあげること。

 

もちろん、

心のなかが雑草だらけにならないように

よくない考えや悩みの芽は小さなうちに摘んでおかなきゃね。

 

それは簡単なことだよ。

心やからだに耳を澄ませて、、、。

生活を整えて身体を労わったり。

ほんの小さな嬉しいことや楽しいことをして自分を喜ばせてあげること。

それが心やからだの栄養になるんだから。

 

いく日もいく日も待ち遠しい日々がつづいて
ついに、、、ある朝。
朝陽を浴びながら、見たこともない美しい花を咲かせたんだ。
太陽にむかってのびをして、甘くていい香りでぼくの星を満たしてくれた。

 

その美しさも

甘い香りも

それだけでぼくの心を幸せで満たしてくれる宝物のような花だったんだ。

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その花は
ぼくに生きる意味や
幸せを運んできてくれたんだ。

 

自分の花を信じることのむずかしさ

ぼくの心に咲いた花は
輝くほどに美しい姿で
甘くていい香りで
ぼくをしあわせで満たしてくれた。

 

そうなんだ。

 

花は楽しむものなんだ。

花は感じるものなんだ。

ぼくの花は、ぼくを幸せにしてくれた。

ただそれだけでよかった。

 

だけど、、、、

 

ぼくにとっては大切なその花を

大人は何の役にも立たない花だといった。

 

そんなむだな花を育てるより

もっと役に立つりっぱな花を育てなさいといった。

 

親が認めてくれる花じゃなかったから。

世間で立派だとほめられる花じゃなかったから。

だれもが買いたがる価値のある花じゃなかったから。

 

こんな花じゃあ、

立派な大人になれやしないって思ったんだ。

 

咲いているだけでぼくをしあわせにしてた花なのに。
その花を楽しんで感じるだけで幸せを感じられたのに。

 

いつの間にかぼくは、
その花と一緒にいるのがつらくなった。

 

花だっていけなかったのさ、、、。
わがままばかり言ってぼくを困らせるんだもの。
それにすぐに病気のふりをしてぼくを情けないきもちにさせるんだもの。

 

本気で花を愛してはいたけれど、、、
ぼくは、幸せでいられなくなった。
花の心をうたがった。
だから、その花から逃げだしたんだ。

 

あの花は、
ぼくの命に咲いた

ぼくの可能性の花

あの花は、ぼくの希望だったんだ。

 

あの花もぼくを愛していたんだね、、、

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ぼくが花の心をうたがったのには理由があるんだけどね。

 

ぼくの花は
わがままで
プライドが高くて
素直じゃない花だった。

 

嘘をついたりしてぼくを困らせようとしているように見えた。

ぼくを愛していないように見えた。

だけど、ほんとはそうじゃなかったんだ。

 

花って本当にあまのじゃくだ。

 

トラたちが爪をひっかけにくるかもしれないってぼくを心配させたり。
風が吹いてくるのがこわいからついたてがほしいって言ったり。
この星は寒すぎるから、夜はおおいガラスをかけてほしいといったり。
もといた星ではもっと居心地がよかったなんて嘘までいってぼくを責めてみたり。


どうして花がそんなふるまいをするのかぼくには分らなかったんだ。

 

ぼくに文句ばかりいって、注文ばかりするあの花のこと。
『あの花は美しさを鼻にかけてぼくを苦しめているいるんだ』って思っていたんだけどね、、、。

 

花は、ほんとうは怖かったのさ。

失敗するんじゃないか

だれかに笑われるんじゃないか

立派な花になれなかったらどうしようってね。

 

みんなに認められる立派な花になれないのは環境がよくないせいなんだって、ぼくに一生懸命に言い訳していたんだね。

 

あの花だって、
本当はぼくのことを愛していたんだ。
本当はあの花もぼくと一緒にいたかったんだ。

 

あの頃のぼくにはわからなかったんだけれどね、、、。

花のいうことを本気にしちゃいけないよ

だから、、、、

花のいう言葉を本気にしたりして

花の愛を疑っちゃいけないよ。

 

花はただ心配してるんだ。

ほんとは安心させてほしいだけなんだ。

 

だれに認められなくてもいいって。
立派な花じゃなくてもいいって。
ぼくにとってはこの世でただひとつの特別な花だって。

そう言ってあげればよかったな。

 

きみが咲いてるだけで

幸せなんだって、、、。


ぼくはあんまり小さかったから、、、
あの花を愛するってことが、わからなかったんだ。

絆と約束 

キツネが教えてくれたことをおぼえてる?

めんどうをみた相手には責任がある。

絆をむすんだあいてとの約束は守らなきゃいけないんだって。

 

だから、ぼくは自分の星へかえると決心したんだ。あの花との約束を守るために。

 

砂漠の泉をみつけた日。

 

きみも、約束をまもってくれたよね。

ほら、、、

ぼくのヒツジにはめてやる口輪のことさ、、、。


きみが描いてくれたヒツジが、ぼくのバラの花をまちがえてパクッと食べちゃわないようにね。

 

きみは、ヒツジに口輪を描いてやるって、ぼくの花を守ってあげるって約束を守ってくれたんだ。

 

だって絆を結んだ相手との約束は守らなくちゃいけないもの、、、。

ね。

 

子どものころにあなたの心に咲いていた花はどんな花ですか?

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