でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

星の王子さま-スイッチマンと運命の分岐点

人生が旅だとしたら
私たちは何に導かれているんだろう?
終着点は決まっているの?
それとも運命は選択によって変わるの?

 

星の王子さまが出会ったスイッチマン(転轍手)は、轟々と雷のような音を立てて走る光の列車を、右へ左へと振り分けて送りだす。


スイッチマンが振り分けているのが運命の分岐点だとしたら、、、?
そんな「もしも」のお話です。

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人生をはこぶ列車と
分岐点にいるスイッチマン

「旅客を千人ずつ荷物にして、選り分けているんだよ。 おれの送りだす汽車が、旅客を右に運んでいったり、左に運んでいったりするんだ。」と、スイッチ・マンはいいました。

岩波少年文庫「星の王子さま」より

ここで何してるの?

 

それぞれの運命へ旅人たちを
送りだしてるのさ。

人生という長い旅の途中には
分岐点がいくつもあるからね。

旅客を振り分けるのがおれの仕事さ。

 

 

みんな、たいへん急いでいるね?
いったい何を探してるの?

 

機関車にのってる男も知らないのさ。

 

あれ?反対側からまた汽車がきたよ?

もう戻ってきたのかい?

 

 

さっきのお客が戻ってきたんじゃない。

すれ違ったのさ。

 

自分たちのいるところが
気に入らなかったの?

 

 

人間は、
いるところを気にいること
なんてありゃしないよ。

 

 

じゃぁ、前の客を追いかけてるのかな?

 

 

も追いかけてやしないよ。
あの中で居眠りしてるんじゃなきゃ、
あくびしてるのさ。

 

居眠りをする大人たちと宇宙の法則

ふぅん、、、。
そんなら、列車の行き先は
選べないってワケだね。

 

 

そうじゃない。
みんな自分で選んでいるさ。
それに気づいていないだけでね。

 

 

変だなぁ、、、そりゃあ。
自分で選んでいるのに気づかないなんて。

 

 

宇宙には、ずっと変わることない法則がはたらいている。

そのことにみんな気づいちゃいないのさ。

 

 

なんなの、それ?
その宇宙の法則?

 

この宇宙では

意識を向けているものに向かって
道がつながっていくってことさ。

理由なんてないよ。
ただ、それが宇宙の法則だからだ。

 

 

それ、どういうこと?

 

感情や思考はね、
目にはみえないけれど、
電波信号みたいに合図をだすんだよ。

旅客の意識や感情の信号があれば
おれが、そこへ向かって運命列車を送りだす

 

 

それだけ?
それなら、、、
行きたい場所へ行くことは
むずかしくはなさそうだね。

 

 

だけど、法則を知らないでいるなら、
どれだけ急いでも堂々巡りをするだけだ。

 

おれの仕事は行き先を決めることじゃない。
ただ法則どおりに列車を送り出すことだけさ。

 

この宇宙では意識に注意

スイッチマンの話はこんなふうだった。

 

この宇宙では自分の思考や感情に
注意するべきなんだ。

 

それがいちばん重要だと
言ってもいいくらいさ。

 

自分が感じているものや
意識を向けているものへと
運命が引き寄せられちまうんだからな。

 

 

だけどほとんどの人は
この法則をわかっちゃいない。

 

知っていれば、
自分の望むものや
今目の前にある幸せや
大切なものへと意識を向けるはずだろ?

 

そうすれば運命列車は、
望む幸せに向けてぼくたちを運んでくれるんだから。

 

 

それなのに、、、
列車に乗ってる大人たちは
みんな今ある幸せに気づこうとしない。
満足することがないのさ。

 

 

そうしたらどうなるの?

 

 

どうも、なりゃしない。

ただあてもなく堂々巡りをするだけさ。

 

ほとんどの大人たちが、
くり返される毎日に疲れてるんだ。
だから、列車の中ではみんな
居眠りしてるかあくびをしてるのさ。

 


ぼんやりと意識を眠らせて
あくびをしながら、
どんなことを考えてると思う?


だいたいみんな同じことさ。

 

未来への心配や不安
過去への怒りや後悔
不満や不足感、、、。

 

意識を向けた場所へと
自分の人生が運ばれるとも知らずにね。

 

 

だからみんな急いで列車に乗りこんで
堂々巡りなんてしてるんだね、、、。

 

子どもたちだけが幸せを知っている

子どもたちだけが窓ガラスに鼻をぴしゃんこに押しあてて、外の景色をみているんだ。

 

子どもたちだけが、
なにが大切かわかっているんだ。

 

だから子どもたちは幸福だ、、、

 

さて。

スピリチュアルに読む星の王子さまはいかがでしたか?

 

本当に星の王子さまの中でこんな会話があるワケじゃありません。

 

星の王子さまはすごく抽象的な物語だから。

そこからどんなものを感じ取るかはそれぞれ。

 

だから、いろんなことを感じるファンもいるし、内容がチンプンカンプンでわからないって感じる人もいる。

 

今日は、わたしの解釈を会話形式でわかりやすく伝えてみました。

 

 

窓ガラスに鼻を押しつけて、
子どもたちが夢中になって見ているものって、なんでしょうね?

 

 

それはいま。

 

 

この瞬間の景色。

人生の旅は、終着点に意味があるんじゃなくて、その道のりを愉しむところにある。

 

 

子どもたちだけが
今現在を夢中に生きている。

 

ぼろ布で作った大切なお人形で
夢中になって遊んでいる。

 

好きなもの、楽しいことだけに
夢中になり続けている。

 

それこそが人生の大切な意味だよって伝えてくれてる気がします。

 

 

子どもたちの汽車は、
子どもたちをどこに運んで行くのでしょうね?

 

きっと、これからも
子どもたちが夢中になってる、
楽しいこととか好きなことへと道がつながっていく。

 

 

子どもたちは、ただ目の前にある楽しいことや幸せに夢中になり続けているだけ。

 

きっとそれが

子どもたちが幸せな理由なんだろうな、、、。

 

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星の王子さま

星の王子さま

  • 作者:アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/内藤濯
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日: 2017年07月

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星の王子さま-ぼくの心に咲いた1本のバラの花

星の王子さまの星に咲いていた一本のバラの花

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ぼくの使命や生まれてきた意味は何だろう?

ぼくが進むべき道はどこにあるんだろう??

そんなことを感じることありませんか?

 

昔は夢があった人も。
はじめから夢や目標なんて持たなかった人も。
みんな成長するあいだに大人たちから教えられたことを信じてしまった。

 

大人になったら現実をみなきゃいけないんだってこと。
それじゃなきゃ立派な大人になれないんだってこと。

 

ほんとうは、
心の中に咲く自分だけのバラの花があったんだけど、、、

 

それは、星の王子さまの星に咲いていた一本のバラの花とおなじだったのかもしれないな。

 

☆注意☆

この物語はわたしから見た『星の王子さま』の世界です。

ぼくの花はこんなふうに咲いた

ぼくの星に咲いていた一本のバラの花。

それは、

ぼくの生きる意味や

幸せそのものだったんだけどね、、、

 

その花は、どこからか飛んできた種が芽をだしたんだ。

 

ゆっくりとゆっくりと時間をかけて、やがてみどりの蕾をつけた。

でも、緑の部屋にじっとしたまま。
なかなか花を咲かせてはくれなかった。

 

ぼくの花は、とっても恥ずかしがりやだった。

苦労して準備しているところも

花びらが一枚ずつひらいてゆく間も

きっとクシャクシャな顔なんて見られたくないんだ。

 

花ってものは

とっても恥ずかしがり屋で、

とってもプライドが高くて、

とっても心配性なものなんだ。

 

どんな花が咲くのか?

いつ咲くのか?

本当に咲くのか??

そんなふうに心配したり不安になってもしかたがない。

 

ぼくたちにできるのは、

いつ咲いてもいいように準備しておいてあげることだけだから。

 

たとえば、

ぼくだけの花は、心の中に咲くんだから。

雨がふり続いたり

嵐で風が吹き荒れたり

雲が太陽の光をさえぎってしまわないように

心のなかを居心地よくしててあげること。

ぼくの心のなかを穏やかで春のようなあたたかなお天気にしててあげること。

 

それから、

心の土がからからにならないように

毎日お水をあげること。

 

もちろん、

心のなかが雑草だらけにならないように

よくない考えや悩みの芽は小さなうちに摘んでおかなきゃね。

 

それは簡単なことだよ。

心やからだに耳を澄ませて、、、。

生活を整えて身体を労わったり。

ほんの小さな嬉しいことや楽しいことをして自分を喜ばせてあげること。

それが心やからだの栄養になるんだから。

 

いく日もいく日も待ち遠しい日々がつづいて
ついに、、、ある朝。
朝陽を浴びながら、見たこともない美しい花を咲かせたんだ。
太陽にむかってのびをして、甘くていい香りでぼくの星を満たしてくれた。

 

その美しさも

甘い香りも

それだけでぼくの心を幸せで満たしてくれる宝物のような花だったんだ。

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その花は
ぼくに生きる意味や
幸せを運んできてくれたんだ。

 

自分の花を信じることのむずかしさ

ぼくの心に咲いた花は
輝くほどに美しい姿で
甘くていい香りで
ぼくをしあわせで満たしてくれた。

 

そうなんだ。

 

花は楽しむものなんだ。

花は感じるものなんだ。

ぼくの花は、ぼくを幸せにしてくれた。

ただそれだけでよかった。

 

だけど、、、、

 

ぼくにとっては大切なその花を

大人は何の役にも立たない花だといった。

 

そんなむだな花を育てるより

もっと役に立つりっぱな花を育てなさいといった。

 

親が認めてくれる花じゃなかったから。

世間で立派だとほめられる花じゃなかったから。

だれもが買いたがる価値のある花じゃなかったから。

 

こんな花じゃあ、

立派な大人になれやしないって思ったんだ。

 

咲いているだけでぼくをしあわせにしてた花なのに。
その花を楽しんで感じるだけで幸せを感じられたのに。

 

いつの間にかぼくは、
その花と一緒にいるのがつらくなった。

 

花だっていけなかったのさ、、、。
わがままばかり言ってぼくを困らせるんだもの。
それにすぐに病気のふりをしてぼくを情けないきもちにさせるんだもの。

 

本気で花を愛してはいたけれど、、、
ぼくは、幸せでいられなくなった。
花の心をうたがった。
だから、その花から逃げだしたんだ。

 

あの花は、
ぼくの命に咲いた

ぼくの可能性の花

あの花は、ぼくの希望だったんだ。

 

あの花もぼくを愛していたんだね、、、

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ぼくが花の心をうたがったのには理由があるんだけどね。

 

ぼくの花は
わがままで
プライドが高くて
素直じゃない花だった。

 

嘘をついたりしてぼくを困らせようとしているように見えた。

ぼくを愛していないように見えた。

だけど、ほんとはそうじゃなかったんだ。

 

花って本当にあまのじゃくだ。

 

トラたちが爪をひっかけにくるかもしれないってぼくを心配させたり。
風が吹いてくるのがこわいからついたてがほしいって言ったり。
この星は寒すぎるから、夜はおおいガラスをかけてほしいといったり。
もといた星ではもっと居心地がよかったなんて嘘までいってぼくを責めてみたり。


どうして花がそんなふるまいをするのかぼくには分らなかったんだ。

 

ぼくに文句ばかりいって、注文ばかりするあの花のこと。
『あの花は美しさを鼻にかけてぼくを苦しめているいるんだ』って思っていたんだけどね、、、。

 

花は、ほんとうは怖かったのさ。

失敗するんじゃないか

だれかに笑われるんじゃないか

立派な花になれなかったらどうしようってね。

 

みんなに認められる立派な花になれないのは環境がよくないせいなんだって、ぼくに一生懸命に言い訳していたんだね。

 

あの花だって、
本当はぼくのことを愛していたんだ。
本当はあの花もぼくと一緒にいたかったんだ。

 

あの頃のぼくにはわからなかったんだけれどね、、、。

花のいうことを本気にしちゃいけないよ

だから、、、、

花のいう言葉を本気にしたりして

花の愛を疑っちゃいけないよ。

 

花はただ心配してるんだ。

ほんとは安心させてほしいだけなんだ。

 

だれに認められなくてもいいって。
立派な花じゃなくてもいいって。
ぼくにとってはこの世でただひとつの特別な花だって。

そう言ってあげればよかったな。

 

きみが咲いてるだけで

幸せなんだって、、、。


ぼくはあんまり小さかったから、、、
あの花を愛するってことが、わからなかったんだ。

絆と約束 

キツネが教えてくれたことをおぼえてる?

めんどうをみた相手には責任がある。

絆をむすんだあいてとの約束は守らなきゃいけないんだって。

 

だから、ぼくは自分の星へかえると決心したんだ。あの花との約束を守るために。

 

砂漠の泉をみつけた日。

 

きみも、約束をまもってくれたよね。

ほら、、、

ぼくのヒツジにはめてやる口輪のことさ、、、。


きみが描いてくれたヒツジが、ぼくのバラの花をまちがえてパクッと食べちゃわないようにね。

 

きみは、ヒツジに口輪を描いてやるって、ぼくの花を守ってあげるって約束を守ってくれたんだ。

 

だって絆を結んだ相手との約束は守らなくちゃいけないもの、、、。

ね。

 

子どものころにあなたの心に咲いていた花はどんな花ですか?

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星の王子さまは魂の冒険ストーリー!? じつは宇宙は単純なんだよ。王子さまの教えてくれた五億の鈴が笑うわけ

人生は魂の冒険の旅。

サン=テグジュペリの星の王子さまは、とても抽象的で不思議な世界。
むずかしくて夢のように掴みどころがない。

だけど、それだからこそ惹きつけられるふしぎな魅力がある。

 

星の王子さまの物語は、

こんなふうにはじまる。

 

ある原始林のことをかいた『ほんとうの話』という本で、けものを丸のみにする大ヘビの絵をみた"6歳のぼく"。

その本には 、 「ウワバミというものは 、そのえじきをかまずに 、まるごと 、ペロリとのみこむ 。すると 、もう動けなくなって 、半年のあいだ 、ねむっているが 、そのあいだに 、のみこんだけものが 、腹のなかでこなれるのである 」と書いてありました 。


星の王子さま(岩波少年文庫)

ジャングルではどんなことがおこるんだろう??

いろいろと想像した"6歳のぼく"が書きあげたはじめての絵が『ゾウをこなしているウワバミ』の絵だったんだ。

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出典元:星の王子さま 岩波少年文庫

これって人生みたい。
そう思いませんか?

 

つまり、この絵にはもうひとつのかくされた意味がある、、、。


ぼくらの魂は

地球におりてくるときに

身体という外側に

かまずに丸呑みにされて

その中で眠っているのである。

ゆっくりと消化されて

目覚めて一体となる日を待っているのである。

 

自分が誰なのかを忘れて『地球』の体験しにきた魂は、身体という外側に丸呑みにされてながいあいだ眠っている、、、。

 

”ウワバミ(大蛇)の外側と内側”には、そんな意味が込められてるんじゃないかな、、、。

 

だから、
この人生はカラダの内側で、『魂』が目覚めてゆくまでの冒険ストーリー。

こんな解釈は、今まで聞いたことはないけど、かなり的を得てるんじゃない?!!

 

※これはKAKAの個人的な感想ですのであしからず、、、m(_ _)m

この世界のと宇宙のしくみ

ウロボロスの蛇をしっていますか?

自分の尾に噛み付いて丸い円形になっている蛇
(尾をくわえて円になる竜という説もある、、、)

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神話にも多く登場するこのウロボロスの蛇は
この世界の全てをあらわしている。

 

↑永遠や果てしない無限の広がりを表すこのマークもウロボロスの蛇に由来するって説がある。

 

ウロボロスの蛇の頭と尾がつながって環になっているように、この宇宙もすべてがつながって循環してるんだって。

 

大は小へつながり
小は大へつながる

 

二分化している対称のものどうしも実はつながっている。
ふたつが両方あってはじめて一つの全てになれる。 

 

表と裏も果てまで行くとつながっている。
袋の裏と表のように。

 

つまり宇宙は
始まりが終わりで、終わりが始まり。
死が再生で、再生が死でもある。

 

永遠に循環しつづける完全なもの。
それがこの宇宙。

 

そして、この閉じた環のなかにあるすべてのものがひとつで全てということ。


地球だって太陽だって、宇宙のほんの一部。
私たち人間だって、地球のほんの一部。
そんな私たちは、細胞の集合体で。
細胞は分子、、、原子、、、と、最小単位をたどっていけばもっと小さな素粒子でできている。

  

小さなひとつにまで宇宙のパターンが宿っていて、大宇宙も小宇宙も、お互いに影響しあってつながってる。

 

どんなもののなかにも、もうひとつの小さな宇宙が存在していて。

 

どんなものも、もっと大きな宇宙の一部だということだ。

 

どこまでも広がる大きな宇宙も、その成り立ちのもとをたどっていけば、はじまりはほんの小さな『点』だし。

 

その小さな『点』のなかには、この宇宙の可能性の全てが内包されていて完全だということだ。

 

だから、、、
ほんの目の前にあるほんの些細なことや意識がかわれば、大きな宇宙全体がかわってしまうことがあるってことだ。

 

これって、星の王子さまがおしえてくれたことにそっくりだ!

五億の鈴がわらう理由

星の王子さまが語りかけてくるこの世界の真実はこうだ。

 

目の前のほんの小さな幸せや喜びに気がつくと、きみの宇宙は素晴らしく幸せで喜びにあふれて、きみの空には5億の鈴が笑うんだ。

 

目の前の不安や心配に目を向けているとき、きみの宇宙は不安や心配なことに覆いつくされて、きみの空の星たちはいっせいに涙をながす。

 

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過去に囚われたり未来を心配することなんてなんの役にもたたないよ。
なにに意識をむけているか、、、
それだけが大切なんだ。
それだけできみの大きな宇宙全体が変わってしまうってことがあるんだから。

 

 目にみえない意識は、ただの小さな芽にみえるかもしれないけど、小さなものと大きなものはお互いにつながって影響しあっている、、、。

 

大きなバオバブの木を根絶やしにするのは難しいことだけど、ちいさな芽なら?
簡単に抜いてしまうことができる。
それでいいんだ。
自分の心と意識にもっと注意をむけていてね。
ほんの小さなことにみえるかもしれないけど、それでおおきな宇宙のすべてがまるで違ってしまうんだから。

じつは宇宙は単純なんだよ。

そんなことを教えてくれていると思うのです。

『大きなバオバブも

はじめは小さかったんだよ』

岩波少年文庫
星の王子さま(訳:内藤濯)

 

 

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愛犬とのふしぎな絆と星の約束:スピリチュアルに読む『星の王子さま』シリーズのはじまり、、、

愛犬が天国へ旅立ったお別れの日から
なぜか『星の王子さま』が読みたくなり
のことや占星術のことが気になりはじめた、、、。

 

 

そして、導かれるままに
星の王子さまを何度もよみかえし
星や占星術の本やブログをよみ
夢中になって自分のホロスコープに向き合って没頭する日々を過ごした。

 

 

それまで全く興味のなかった占星術。

 

愛犬が、星の世界へと導いてくれたのかもしれない、、、と感じるのにはちゃんと理由がある。

 

愛犬が旅立った命日の私のホロスコープには、偶然とはとても思えない星のつながりがいくつも残されていたのだ。

 

そんなスピリチュアルな愛犬との絆と星のお話しです。

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 愛犬マロ

星の王子さまや占星術との出会い

愛犬マロが天国へと旅立ったあと、なぜか『星の王子さま』が気になって、、、。

どうしても読みたいと思い始めた。

 

 

子どものころ一度読んだきりで、
内容もよく思い出せない物語。

 

 

子どもの頃に読んだ星の王子さまには
“なにが言いたいの?意味不明で退屈”って記憶しかなかったな。

 

 

それでもなぜか気になって。
なにか大切なメッセージがある気がして、星の王子さまの本を買った。

 


案の定、、、むずかしい。
わかりそうでわからない、、、、。

 


そんな気持ちで、なんども『星の王子さま』を読みかえす。

 

 

星の王子さまは、大人のための物語だったんだなぁ、、と最近になって気がついた。

どうりで子どもにはよくわからないわけだ、、、。

 

 

家事をしながら、くりかえし何度も星の王子さまの朗読を聴き続けた。

まるでなにかに取り憑かれたように、、、。

 

 

そのうち、ふと、『こういう意味だったんだ、、、』と、わたしだけの星の王子さまの物語やメッセージを感じるようになり、少しずつ、星の王子さまのブログ記事を書き始めた。

スピリチュアルに読む『星の王子さま』の世界:もくじ - でこぼこーど

 

星の王子さまの物語は、占星術とも関わりがあるような気がして、占星術のことにも夢中になった。

 

 

そうして、宇宙とのつながりとか占星術とか星の影響にどんどん引き込まれていった。

 

 

来る日も来る日も、自分のホロスコープの盤面とにらめっこして、ホロスコープをとおして、自分の内側を旅しつづけた。

 

これは、まるで星の王子さまの物語のなかで、ひこうき乗りと王子さまが砂漠の泉をさがす旅と同じだったような気がします。

星の王子さま 砂漠の泉 心の渇きがおしえてくれる大切なこと - でこぼこーど

 

そのうちだんだんと、隠してきた本当の自分らしさに気が付いたり、そんな自分の一面を理解できるようになった。

 

 

そうしたら、そのままの自分も好きだなと思うようになった。

 

 

自分で人生の謎解きをするのって
とっても楽しい時間なのだ。

 

 

自分の過去にあった大きな出来事や人生の転機を振りかえると、結婚も出産も、人生の転機になった時期が面白いほどしっかりホロスコープに現れてる。

 

 

ちょっとびっくりするくらい
星の影響をうけてるんだなって実感する。

 

見えなくても、知らなくても
私たちはちゃんと星や宇宙と
つながっているんだ。

 

愛犬との星の約束

愛犬が天国へと旅立った日の私のホロスコープを見て驚いたことがある。

 

愛犬の旅立った命日に、わたしの生まれた日のN太陽と、進行図のP月が、ぴったりと重なっていたのです。

(占星術の専門的なことは、書くと長くなりそうなので、また機会があれば別記事で、、、。)

 

 

占星術では、星と星が重なることをコンジャンクションとか合(0度)と言って、とても影響力のあるイベントです。

 

 

このN太陽とP月の重なる日は
約28年に一度だけ。

 

 

マロがこの日に旅立ったのは
偶然じゃなかったのかもしれない。

 

あの日から、星の王子さまや星や占星術にどうしようもなく惹かれたことも。

 

星を通して、自分を探究する扉を開けたことも。

 

これは愛犬マロと私が、生まれる前から決めていた星の約束だったのかもしれない、、、

 

そんな気がして、いろんなことにすべて納得がいきました。

※この記事は、2020年7月4日に公開したものを一部編集して再投稿しています。

 

 

実は、 マロが天国へと旅立った日のホロスコープには、他にも偶然では説明できないような星の重なりがたくさんありました。

 

ホロスコープの盤面のなかには、MCというポイントがあります。

MCは、今世での社会的な役割や達成する目標があらわれている重要なポイントです。

 

 

愛犬が旅立ったその日、木星が、私のホロスコープのMCポイントにぴったりと0度で重なっていたのです。

 

木星は、幸運や繁栄を司るラッキースター。

木星がMCと重なるのは12年に一度だけなのです。

 

そして土星も。

マロの命日に天にあったトランジット土星は、私の生まれた日のネイタル土星と180度向かい合う位置にありました。

 

 

N土星とT土星のオポジションといわれるこの配置もまた、自分の人生に向き合って、自分自身の進むべき道へと舵取りをする、、、とされる大切な人生のターニングポイントだったと知ることになりました。

 

 

偶然もここまで重なると、必然でしょ?

 

 

だから、愛犬の旅立ちの日は、ふたりが生まれる前から決めていた約束だった、、、そんな気がしています。 

愛犬との絆

愛犬との別れは、私にとても大きな変化を与えた出来事でした。

 

 

一緒に過ごした楽しい日々だけじゃなく、老いて弱ってゆくマロを介護をしながら、別れへとむかってゆく日々でさえ、かけがえのない宝物でギフトだったと感じています。

 

 

お別れしたあとにも強く感じるのは
寂しさよりも満たされるような
あたたかい気持ち。

 

 

無償の愛

溢れだすような幸せ

満たされてゆく心

つながっていること

見えなくても確かにあるもの

死=無 ではないこと

 

人生の大切なことを
たくさん教えてくれた存在でした。

 

わたしの中で

価値観

人生観

死生観

世界観

すべてがガラリとかわるほどの体験でした。

 

 

ホロスコープには、360°のすべてに、1度ずつサビアンシンボルというものがきめられていて、その場所それぞれに意味があります。

 

 

わたしのN太陽とP月の重なった場所は天秤座3度。

 

サビアンシンボルは、

新しい日の夜明けが 
すべてが変わっていることを明らかにする

 

 

本当に、物事のとらえかたや、世界の見え方が変わったような、そんな体験をしました。 

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このブログでは、ほとんど占星術の記事は書いてないけど(自己探究・自己満足型のタイプなもので、、、)

 

ちょっとスピリチュアル色の強い、「星の王子さま」のシリーズは、こんなふうにして産まれました。

⇩愛犬との他の記事はコチラにも

愛犬との絆 ~愛犬の介護と看取りの記録~

気まぐれに、スピリチュアルに読み解く星の王子さまのブログ記事を更新しています。

☆ほかの星の王子さまの記事はコチラです☆

スピリチュアルに読み解く「星の王子さま」の世界

 

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星の王子さまー地球の点燈夫の大切な仕事はなあに?

風の時代にはいったからか、ここ最近で『星の王子さま』の記事を読んでくれるひとがとっても増えました💫

すごく思い入れが強かった星の王子さまのブログ記事、、、ぜんぜんスターもコメントも伸びなくて実はちょっぴり心折れたいた私、、、。

途中で終わっていた星の王子さまの記事を最後まで続けてみたくなりました

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地球の見物と点燈夫

星の王子さまは、
地理学者に勧められ地球の見物にやってきました。

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”点燈夫はいったいどんな大切な仕事をしていたんだろう、、、?”

 

星の王子さまを読み始めたころから、ずっと気になっていて、ずっと解らなかったことのひとつです。

 

点燈夫たちの軍隊のような動きは、オペラのバレーを踊る人たちのように規則だっていました。

ニュージーランド
オーストラリア
中国
シベリア
ロシア
インド
アフリカ
ヨーロッパ
南アメリカ
北アメリカ
、、、、、と。

ただの一度も順序を間違えることなく舞台へと出てきて踊っては、街燈に火をつけると舞台裏へと消えてゆく。

それはとても美しく見ものだったのだといいます。

 

点燈夫たちのこの規則だった順番はなんでしようか?

 

これは、日の出、日没の順番だとしたら辻褄があいます。

地球が自転していて、いつでもずっと変わることなく、同じように朝が来て陽が昇り、夜になって陽が沈むサイクルのことを指しているのだと思います。
世界地図に照らし合わせながら見ていると、ニュージーランドから順に日の出や日の入りをむかえてゆくのがよくわかります。

 

さらに続きはこう書かれています。

f:id:decobocode:20210108003142j:image

なぜ、一年に二度しかはたらかないのでしょうか?

 

それは、、、、

地球の地軸は傾いているので、北極点と南極点だけは年に一度しか日の出と日の入りがやってこないのです。
だから、一年に二度しか街燈の火を灯したり消したりする仕事ができなかったのでしょう。

 

そのことを、サン=テグジュペリはなぜ『何もせずにのらくらしている』と表現したのでしょうか?

点燈夫のしている火を灯す仕事にはいったいどんな意味があるのでしょう、、、。

点燈夫の大切な仕事って何だろう?

点燈夫たちは日が沈むと出てきて、街燈をつけて眠りにつく、、、というのです。

 

この街燈に火をつける仕事を、別の章では『星を一つ、よけいにキラキラさせるようなものだ』とか『花を一つ、ぽっかりと咲かせるようなものだ』といっています。

 

人が眠っているあいだに潜在意識へアクセスしているとか、ソースっていうのかな?自分自身の源へと意識がかえると聞いたことがあるでしょうか?


点燈夫が火を灯すというのは、眠っているあいだに自分の意識が源へとアクセスしたり、そこに一体となることで魂を癒したり、充電するようなことなのかもしれないと感じています。

 

人間も本来は、ほかの動物たちと同じように、自然とそんなリズムを持っていたんじゃないかと思います。

 

サン=テグジュペリが地球の点灯夫について説明する章でも、『電気が発明される前には、、(中略)、、軍隊ほどの点燈夫を雇っておかなければならなかった、、、』と書いていたように、電気が発明されて文明社会になるにつれ、人間の大人たちは今までのような自然で規則だったリズムを保てなくなってしまったのではないでしょうか?

 

いつの間にか私たちは、本当の自分自身とつながる方法を忘れてしまったのかも、、、。

そんな気がしています。

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 私たちは地球のほんの一部分

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この地球上には人間だけじゃなくたくさんの動物や植物がいて鉱物がある。

そんな地球に存在するものそれぞれが、地球から見れば細胞のひとつにすぎない。

人間は地球のほんの一部分でしかないのだ、、、ということを忘れてしまった私たち。

そして、その地球もまた、もっと大きなものの視点でみれば、宇宙のほんの一部分でしかないということ。この記事で書いたウロボロスの蛇のようにね。➡

星の王子さまは魂の冒険ストーリー!?この世界の謎はウロボロスの蛇∞

 

動物や植物なんかの生物は、今も宇宙の一部として自然の美しいリズムの中で生きているのではないかと思います。

だけど、人間たちはそのリズムを忘れてしまってる。

だからこそサン=テグジュペリは、自分たちのエゴで地球を危機にさらしてきた人間をバオバブにたとえたのかもしれません。

 

人間が地球の上に占めている場所はほんのわずかです。

サン=テグジュペリのこの言葉には、ほかにも意味が込められているように感じます。

 

星の王子さまの地球の見物をする章をよんでいて、この地球上に”人間”として存在している自分は、本当の自分自身のほんの一部分なんだよといわれているような気がしました。

 

地球という星がこの宇宙のほんの一部分であるように、、、。

本当の私たちは、この地球に人間として身体をもった物質としてのワタシではなく、もっと大きなものの一部。

 

本当のワタシは、もしかしたら今この身体のなかにはいないのかもしれない、、、。

 

だからサン=テグジュペリは、物語を読んでいるこどもたちにむけてこう書いたのではないでしょうか。

数字が好きな大人たちのように計算ばかりすることで暇つぶししてはいけませんよ。どっちみち、何にもならないことなんですからね。ね。そうでしょ?

、、、、と。

 

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星の王子さま

星の王子さま

  • 作者:アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/内藤濯
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日: 2017年07月


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星の王子さま 王子さまは死んでしまったの?王子さまが現れて、消えた場所の謎

蛇に隠された謎

いろいろな惑星を旅した王子さまは、7番目の星・地球へやってきました。

 

砂漠におりた王子さまは
人の姿が見えず心配になります。

砂漠の砂のなかに、
月の色をした環がうごいていました。

それは、へびでした。

 

はこの物語のなかで
とても謎の多い存在であり
重要な役割をもつ存在でもあります。

 

なぜなら、
地球にきた王子さまが
はじめて出会ったのが蛇であり、

 

王子さまが自分の星へ帰るために、まちあわせする相手こそ、このなのです。

 

星の王子さまは
死んでしまったのか?

それとも自分の星に帰ったのか??

 

語られないまま
謎をのこしています。

蛇にかくされた謎とは
何だったのでしょうか???

 

蛇との出逢いと約束

王子さまが地球に足を踏み入れたとき、誰もいないのでびっくりしました。

 

そのとき、砂の中に月の色をした環がキラリと動いています。

 

地球で王子さまがはじめて出会ったのは蛇でした。

きみはへんな動物だね。
指みたいに細くって、、、

 

そう言った王子さまに、

おれは王様の指よりもっと強い。

あんたを遠くに運んでいくことにかけちゃ、船なんか、おれにかないやしないよ。という蛇。

 

おれがさわったやつぁ、そいつがでてきた地面に戻してやるんだ。

だけど、あんたは、むじゃきな人で。

おまけに星からやってきたんだから、、、。

あんたみたいに弱い人が、こんな、岩でカチカチの地球にやってくるなんて、かわいそうだな。もし、あんたが、いつか、じぶんの星がなつかしくてたまらなくなって、帰りたくなったなら、おれがなんとか助けてやる、、、。
 岩波少年文庫/星の王子さまより

と約束するのです。

 

どうしてきみは謎のようなことばかり言うんだい?と質問した王子さまに謎はすべておれがとくさ、、、と答えたのでした。

王子さまが現れて、消えた場所

謎のヒントは、王子さまと蛇が出会い、星にかえるときに蛇と待ち合わせをした場所の絵にある気がします。

f:id:decobocode:20200614170334j:image

出典元:星の王子さま/岩波少年文庫

王子さまとヘビが出会ったのもこの場所。
ちょうど1年後、王子さまが自分の星に帰ることを決めたときも、おなじ場所で蛇と待ち合わせをするのです。

 

つまり王子さまが、
この地球の上にすがたを見せたのも

地球からすがたを消したのも
ここでした。

 

この絵の2つの線が交わる場所

 

占星術のホロスコープでドラゴンヘッドドラゴンテイルとよばれる、太陽と月の軌道が交わる交点にとてもよく似ているんです。

 

そして、そう考えると、謎が解ける。
つじつまが合うのです。

 

星の王子さまのことを説明するために、このドラゴンヘッド・テイルのことを簡単に説明してみます。

ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル

占星術で、生まれた日のホロスコープにあらわれている、ドラゴンヘッド ・ドラゴンテイルとは、太陽の通り道(黄道)と、月の通り道(白道)とが、交わる点のことです。

 

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注意:この辺の説明は、興味のない人はサラリと読み飛ばしちゃってくださいね!

 

上の絵のように、太陽の軌道と月の軌道は、ほんの少し傾いて同じ方向に進んでいます。

 

太陽の軌道と月の軌道は、5度の傾きでズレているため、地球から見て重なることはめったにありません。

完全に重なるのは、約19年に一度しかありません。

 

月が昇ってゆくとき交わるポイント

ドラゴンヘッド

 

月が降下していくとき交わるポイント

ドラゴンテイル

 

太陽と月が同じ交点を通過するとき、重なって日食がおこります。

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それぞれが反対側の交点を通過するときには、月食がみられるのです。

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この日食や月食がおきることを、昔の人はドラゴンが太陽や月を食うとして、この2つの交点を、竜の頭ドラゴンヘッド  と、竜の尾ドラゴンテイルと呼ばれるようになったそう。

 

この、占星術のドラゴンヘッドとは、
魂の道を進む決意をしたときに目覚める龍(ドラゴン)だと言われています。

見える世界と見えない世界の統合
魂の道を歩む決意

これまで星の王子さまをスピリチュアルな視点で読んできましたが、蛇の毒で消えてしまった王子さまは、故郷の星へ帰ったのだと思います。

 

王子さまの故郷の星は、ぼくの心の中にある。

 

だから「主人公が心と絆を結んでひとつになる物語」であり、「目に見える世界と目には見えない世界の統合」の物語だと思うのです。

 

この、太陽の道と月の道の交わる場所は、目に見える世界のぼくと、見えない心の世界の王子さまが出会う場所。

 

そして、ひとつになれる場所。

 

魂の道を歩きはじめる決意だと感じました。

 

星に興味がある人や、最近、スピリチュアルや魂のことに興味がある、、、そう思う人には共感してもらえる部分があるといいなと思います。

 

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【星の王子さま】砂漠の井戸への道しるべ? 心の渇きがおしえてくれる大切なこと

砂漠のなかで井戸をみつけた僕と王子さま、、、

誰のなかにも眠っている魂の泉
いったい、どこにあるのでしょう?

どうやってさがせばいいのでしょう??

 

王子さまが話してくれた、くすり売り(丸薬商人)の話に、そのヒントがありました。

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喉の渇きがケロリとなおる薬

くすり売りが売っているのは、一粒飲めば、

のどのかわきがケロリとなおるという、すばらしい薬でした。

 

 

1週に1粒のむと、それきり、なにも、のみたくなくなる、というのです。

 

 

『なぜその薬を売ってるの?』

王子さまは聞きました。

 

くすり売りは「時間がえらく倹約になるのさ」とこたえます。

 

王子さまは質問します。

『その時間、どうするの?』

 

 

「したいことするのさ」という返事をきいて、王子さまは不思議だなぁと思います。

 

ぼくがもしその時間をすきにつかえるなら、ゆっくりとのほうへ歩いていくんだがな、、、と。

 

心の渇きがおしえているもの

人間はどうしてのどが渇くのでしょう?
それは、生きるために水が必要だから。

 

では心の渇きはどうでしょう?

 

心の渇きもまた、私たちが生きるために不可欠な、魂の求めるものを教えてくれているんじゃないでしょうか、、、?

 

それなら、
心が渇いているとき。
心が欲しているとき。
心が求めているとき。

 

それは、

自分だけの泉への道しるべではないかと思うのです。

 

欲しいもの
やりたいこと
苦しいと感じることも
嫌だと思うことでさえ

 

心の声は、魂が本当に望んでいることや、求めているものを教えてくれているのかもしれません。

砂漠の泉をさがす道

果てしない砂漠のなかで、魂の泉をさがすにはどうすればいいのでしょうか?

 

もう一度、自分の心とひとつにならなければなりません。

 

砂漠の泉を見つけることとは
自分の心と絆を結ぶこと。


見えている外側の世界と
目には見えない内側の世界が
ひとつになるということ。

 

(星の王子さまは、もうひとりの内なる自分だと思うのです、、、)


「水がのみたいの、きみも?」

と、ぼくは王子さまにききました。

 

が、王子さまは、ぼくのきいたことには答えません。ただ、こういったきりでした。

 

『水は、にもいいものかもしれないな、、、』

 

星の王子さま/岩波少年文庫より

 

ぼくと王子さまは、星空のした、砂漠のなかを、井戸をさがして歩き続けた。

 

やがて疲れて眠りかけた王子さまを
大切に両腕にかかえてぼくは歩いた。

 

まるでこわれやすい宝を
手に持っているように。

 

地球上にこれ以上こわれやすい
ものなどないというように

 

王子さまの心の灯火を
消してしまわないように

 

ぼくは、

魂を抱いて
魂とひとつになって

井戸にむかって歩いたのです。

 

そして、夜が明けるころ
とうとう井戸を発見しました。

 

星の王子さまにでてくる砂漠の井戸とは、何のことだったのでしょう?

 

それは、飲みものとしてカラダを潤す水のことではありません。

 

 

それは心を潤す水。

誰のなかにも眠っている
魂の泉のことだったのではないでしょうか?

 

 

王子さまは、
その魂の泉から湧きでる水をのみたかったのです。

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【星の王子さま】へんてこりんな大人たち

支配されたおとなたち

じぶんの星を出た王子さまは
勉強のためにほかの星の見物に行くことにしました。

 

そこで出会った大人たちは
なんだかとっても
へんてこりんだったのです。

 

大切にしているものが、王子さまとはまったく違っていたのです。

 

王子さまのほかの星の見物は
物語のはじまり部分でかかれていたように
飛行士が大人たちのあいだではたらいて

どんなことを見て、感じて、学んできたのか、、、に通じている気がするのです。

星の王子さま(飛行士)はへんなものに支配されている大人たちに出会いました。

 

王様の星

はじめに訪ねた星には王様が住んでいました。

 

王様にとっては

すべての人が家来でした。

 

あくびをした王子さまに
あくびを禁止する!
と命令する王様、、、、

 

とめられないんです。
長い旅をしてきて
とっても疲れているんです
そう王子さまが答えると

 

今度は
ならば、あくびしなさい。
命令する!
というのです。

 

もう、胸がドキドキして
あくびができなくなったと王子がいうと、、、

 

ならば、、、命令じゃ!
ある時はあくびをし
またある時は、、、、、
と口ごもります。

王様が何よりたいせつにしていることは、じぶんの威光にキズがつかないことだったのです。

 

王様は
どこまでもワンマンな王様でした。
けれど、たいそう人の良い王様で
実行できないような命令をくだすことはなかったのです。

 

ワンマンだけど
可能なことしか命令しない??

それって顕在意識のことじゃないのかな?

 

すべてを支配してコントロールする王様でありながら、潜在意識が司っているもの、例えばあくびなんかの生理的現象には王様のコントロールは及ばない。

 

はじめに出会った大人は
顕在意識に支配されている大人でした。

 

うぬぼれ男の星

2番目の星にはうぬぼれ男が住んでいました。

 

うぬぼれ男は、
いつもだれかに褒められたくて
いつもだれかに感心されたくて
ひとの目ばかり気にしています。

 

すべての目的が人に感心されること。
だから、ほめる言葉でないとうぬぼれ男の耳には入りません。

この星で出会ったおとなは
他人からの評価ばかりを気にして
他人のものさしに支配されている大人でした。

 

人に感心されることのなにが面白いんだろう、、、?

王子さまはこの星をあとにしました。

 

呑み助の星

つぎの星には呑み助が住んでいました。

吞み助 出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ



星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ,内藤濯

その星をほんの少したずねただけで、
王子さまはひどく気がしずみました。

 

呑み助はどうしてお酒をのんでいるのでしょう?


恥ずかしいのを忘れたくて
酒をのんでいるというのです。

 

なにが恥ずかしいのかときくと
酒のむことが恥ずかしい、、、
というのです。

 

まったく矛盾したはなしです。

 

酒をのむのがはずかしくて
それを忘れるために
酒をのんでいるというのです。

 

目的と手段がごっちゃになって堂々めぐりをしています。

過去のあやまちや
過ぎ去った辛いこと
未来の不安や心配ごと

 

過去未来のできごとに囚われ支配されたまま、いま現在を忘れてしまったおとなでした。

 

実業屋の星

四ばんめの星は、実業屋の星でした。

 

だいじな仕事で忙しいと、
寄せ算ばかりしているおとなでした。

 

いったい何を数えているのでしょう?

星を数えているというのです。

 

なんのために星を数えるの?ときくと、
星を所有するためだというのです。

 

なんのために星を所有するの?ときくと、
そのたくさんの星で、
また新しい星を買うというのです。

 

そんなにたくさんの星をどうするの?ときくと、数えて、紙に書いて、引き出しに鍵をかけてしまっておくというのです。

 

そう。

この星はお金に支配されたおとなの星でした。

お金は欲しいものを買うための道具でしがないものなのに。

この実業屋にはお金を所有することこそが目的になってしまっているのです。

 

王子さまは思います。
この男は、さっきの呑み助と同じようなこと言ってるな?

 

きっと、目的がなんだったのか忘れてしまったんでしょうね。

 

点燈夫の星

つぎに訪れた星は
街燈と点燈夫だけのとても小さな星でした。

点燈夫 出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ



この男もばかばかしい人なんだろうな。それでも、王さまや、うぬぼれ男や、実業屋や吞み助よりは、ばかばかしくないだろう。

ともかく、この男の仕事には、なんか意味がある。街燈に火をつけるのは、星を一つ、よけいにキラキラさせるようなものだ。でなかったら、花を一つ、ぽっかりと咲かせるようなものだ。 

星の王子さま(岩波少年文庫)
サン=テグジュペリ,内藤濯

街燈に火をつけたり消したりするのはきれいな仕事で、役に立つ仕事だと王子さまは考えます。

 

こっけいに見えないおとなは
この点燈夫だけだとおもいます。

 

けれども、

王子さまが不思議に思ったのは
なぜ街燈に火をつけるのか
なぜ街燈の火を消すのか
点燈夫自身にもわからないというからでした。

 

点燈夫は、
ただ命令を忠実に守っているというのです。

 

そのおかげで、
今では眠るひまも休むひまもなく
1分にいちど、街燈の火をつけたり消したりしているというのです。

 

なんだか現代社会に働く人々のようです。
働きアリのように。
働き蜂のように。
その目的も意味も考えず忠実に命令を守るおとなです。

社会の仕組みに支配されているおとなです。

 

地理学者の星

つぎにたずねたのは、ほかの星より10 倍も大きな星でした。

 

そこに住む地理学者は
海や川や、町や山や、砂漠がどこにあるのか、そんなことを知ってる学者なのだと言いました。

 

けれど、
探検したり、町や川や、山や海や、大きな海や、砂漠の数をかぞえるのは自分の仕事ではないのだといいます。

 

この地理学者はどんなおとなを例えているのだろう?

ちょっと謎ですね。

 

部屋にこもって調べるだけの、知識ばかりで頭でっかちの大人のことを指しているようにもみえるけれど、、、

 

王子さまは地理学者のことは、ばかばかしい大人とは思っていないようでした。

 

それでこんなふうに想像してみました。


他の星より十倍も大きな、さいごに訪ねた星は、潜在意識のことではないだろうか?と。

 

地理学者は、

素性の良さそうな探検家が実際に探検して、その証拠をいくつか持ち出してはじめて、そのことを分厚い本に書き記すというのです。

 

地図には山や海のようにいつまでも変わらないことだけを書くのだといいます。

 

地理学者の星が潜在意識だとしたら、
実際に行動を起こして
自分で証拠を持ち出すまで
潜在意識にある地図にはなにも書き込まれることはない。

 

自分自身の地図は
行動をおこして自分で体験することで作られていく?

 

ちょっと難しくて謎ですね。
さすがにこれはこじつけすぎでしょうか?

 

儚いもの

地理学者は、王子さまが素性のいい探検家に見えたので、発見したものの話を聞かせてほしいというのです。

 

その内容を、地理の本に記そうというのです。

 

王子さまは自分の星にある
2つの活火山や休火山のこと。
そして、
美しい薔薇の花のことを話しました。

 

ところが、地理学者は花ははかないものだから、地理の本に記さないというのです。
いつまでも変わらないものだけを書くというのです。

 

王子さまは『はかない』ってどういう意味かとたずねます。

 

儚いとは『そのうち消えてなくなる』ことだと地理学者はいいました。

 

一輪のバラは
愛は
儚いものだと知った王子さま。

 

そんな、はかない花を
ひとりきりで星に残してきたことを
はじめて後悔するのです。

 

次の星地球へ

王子さまは、
これからどこを訪ねたらいいでしょう?
と地理学者にききました。

 

地球に行ってみるといいとすすめられ
7番目の星は地球にきめました。

 

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迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

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【星の王子さま】キツネのおしえてくれた絆と世界が輝きだす秘密

キツネの教えてくれた秘密

星の王子さまは、キツネと出会い、友達になりました。

 

キツネが王子さまに教えてくれた秘密、、、、

「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切なことは目に見えない。」

 

星の王子さまを、この言葉なしには語れないほどに、星の王子さまのすべてがこの言葉に込められているような気がします。

 

絆を結んだものしか本当に知ることはできない

地球にやってきた王子さまは、バラの花が咲き揃う庭をみつけた。

 

王子さまはとても寂しい気持ちになりました。

 

遠くに残してきた花は、じぶんのような花は世界中のどこにもない、と言っていたのです。

 

なのに、おなじ庭にそっくりのバラが五千も咲いてるなんて、、、。

 

あの花が見たらさぞ困るだろう。

人に笑われまいと、死んだふりをするに違いない。

ぼくを困らせようと、本当に死んでしまうかもしれない。

 

ぼくのバラの花は、特別な花じゃなかったんだ。だからぼくは立派な王様になれっこない、、、と泣いていた王子さま。

星の王子さま一輪のバラ

キツネと出会ったのはそんなときでした。

 

キツネは、絆を結ぶことの大切さを王子さまに教えてくれたのです。

星の王子さま 第21章

「なつかせたもの、絆を結んだものしか、ほんとうに知ることはできないよ。」キツネが言った。
「人間たちはもう時間がなくなりすぎて、ほんとうには、何も知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも、友だちを売ってる店なんてないから、人間たちにはもう友だちがいない。きみも、友だちがほしいならぼくをなつかせて!」
『どうすればいいの?』王子さまは聞いた。

星の王子さま 新潮文庫より

大切なものとの絆で世界が輝く

仲良くなった王子さまとの別れが近づいて、悲しくなるキツネ。


そんなキツネに、王子さまは、泣いちゃうなら、初めから友達にならなきゃよかった。

と言います。なにもいいことはなかったじゃないか、、、と。

 

キツネは
いいことはあったよ。
と王子さまに教えてくれます。

 

王子さまと
別れたあとも

金色の麦畑が風に吹かれるたびに
愛おしい王子さまの金色の髪を思い出して幸せになるんだよ。と。

 

これが、また、
私の心に深く響きました。

昨年、お別れをした愛犬マロのこと、、、。
マロが天国に行ってから、
何度もそう感じているから。

 

可愛い犬を見てはマロを想い出し
マロが好きな公園も
マロの好きだった食べ物も
いつも日向ぼっこしてた陽だまりも
この世界は、マロとの絆のおかげで、見るたびに愛おしい気持ちや、幸せな気持ちになるもので溢れている!

 

マロとの出会いがなかったら、こんなに満たされる幸せな気持ちはなかったはずのものにまで、マロが宿っているみたいに幸せな気持ちを思い出させるものに溢れていると知りました。

 

誰かを愛すること、
なにかときずなを結ぶことで
世界の全てが輝きだす。
愛があふれだす。
それを実感しています。

 

人間は、みたいように世界を見ているっていうのは本当だな。

 

そこに、内側にある絆や思いや愛が映しだされる。

 

全く意味のないものに、
意味をつけているのは自分の想いなんだなぁ。

 

嫌いな人の記憶と結び付けられたものも場所は不快な嫌いなものになるし。

 

大好きな愛する人との記憶に結びついたものや場所には、愛おしさや幸せな気持ちをかんじる。

 

決めてるのは、その人の心なんだ。

 

愛する者の魂は
目に映るすべての世界に宿る。

愛する者の魂は
愛する誰かの記憶の中で思い出されることで生き続ける。

 

世界で一輪のバラ

キツネは、お別れのまえに、もう一度バラたちに会いに行ってきてごらんとすすめます。

 

そうすれば、きみのバラが、世界に一輪だけだとわかるんだから。と。

 

王子さまは、もう一度、バラの花の咲きそろう庭に行きました。

 

バラたちを見て、自分のバラが世界に一輪だけのバラだったと気が付きます。

 

はじめて会った時のキツネがほかの十万のきつねと同じただのキツネだったように。

きれいに咲いている五千のバラたちも、自分にとってはただ咲いているバラだ。

 

絆を結んだキツネが、この世でただ1匹の大切な大切なキツネになったように、

同じに見えるバラがどれだけ咲いていようと、

絆をむすんだ僕のバラは、
この世に一輪しかないかけがえのないぼくの大切なバラだ。

と。

 

そのことに気づいた王子さま。

 

別れの時、キツネが教えてくれた秘密が、

ものごとは心で見なくちゃよく見えない。
いちばん大切なことは目には見えない。
という言葉なのです。

自分の望む幸せの形

幸せのかたちは人それぞれです。
だけど、自分の望んでいる幸せが何なのか。
答えられる人は少ないのかもしれません。

 

有名になりたい。

お金持ちになりたい。

愛されたい。

成功したい。

 

そんな望みを持つ人は沢山います。
なにも不思議なことでも、おかしなことでもありません。

 

けれど、本当に自分自身が望んでいることは、お金持ちになることや有名になることなんでしょうか?

 

有名になりたいのはどうして?

 

お金持ちになりたいのはどうして?

 

愛されたいのはどうして?

 

成功したいのはどうして?

 

どうしてそれをのぞんでいるのか??
その本質を理解できずにいると、いつまでたっても、なにを達成しても満たされず、幸せと感じられないのかもしれません。

 

誰かとおなじバラを、一つの庭に5千も育てたとしても。幸せにはなれません。

 

他の人に見向きもされなくても、
世間から評価されなくても、
心を込めて、時間をかけて、愛情を注いだその花は、きっと、あなたの見る世界を輝かせてくれる。

暖かさと幸せで満たしてくれる。

 

世界を輝かせる秘密は、自分の内側に、心の中にあるのです。

魂の望みを知る

王子さまの薔薇のように。

自分の幸せは、自分だけが知っている。


誰かと比べたり、周りを見渡してありふれた小さな幸せに価値がないと思ってしまったら、きっと本当の幸せは手には入らない。

 

ちっぽけでも、

ありふれていても、

そこに魂の望みがあれば、

自分だけの幸せがあると気づけたら、

本当の意味での幸せが手に入る、、、。

 

本の紹介

立ち止まりたくなった時に読んでほしい物語
星の王子さまは、長い人生の途中で立ち止まりたくなった時に、手に取ってみてほしい、、、そんな物語です。

 

迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います。

 

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【星の王子様】大きなバオバブも、はじめは小さかったんだよ

バオバブの種

王子さまの星には、おそろしい種がありました.....。


バオバブの種がありました。


そして、星の地面は、その種の毒気にあてられていました。


バオバブというものは、早く追いはらわないと、もう、どうしても、根だやしするわけにゆかなくなるものです。

 

星のうえいちめんに、はびこります。
その根で、星を突き通します。
星が小さすぎて、バオバブがあまりたくさんありすぎると、そのために、星が破裂してしまいます。

星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ,内藤濯

バオバブとは、悪い草の種。
はじめは、ほんの小さな種。

その悪い草の種が芽を出すと
ほんの小さなうちに
しっかり抜いておかないといけないというのです。

 

そうしないとあっという間に
教会堂ほども大きくなって
根が星を貫通し
やがてちいさな星は
破裂してしまうというのです。

 

 王子さまの星の土には
そんな恐ろしいバオバブの木の種があるというのです。

 

皆さんは、バオバブはどんなものだと感じましたか? 

バオバブとは心を蝕む考えの芽

王子さまの星に生えるバオバブの芽とは何でしょう?

 

それは、心を蝕むような考えではないかと思うのです。

 

それは心にふと芽を出す、

恐れや不安

 

大きなバオバブの木も
はじめはほんの小さな種で
小さな木の芽でしかありません。

 

けれど、
その小さな木の芽を
抜かずに放っておくと

 

やがて星の土に根を張り
みるみるうちに大きくなって
どうにも取り除くことができなくなるというのです。 

 

バオバブの芽とは
心にふと生まれる
ほんの小さな
不安や恐怖の気持ち。

 

だけど、
放っておくと
心のなかに根を張り
どんどん大きくなって
心を支配してしまう。

 

そして、もう取り除くことができなくなる。
その心の星を壊してしまうまで。

心を整える

不安や恐れの種を撒いてしまったら?
不安や恐れが芽を出してしまったら?


王子さまはこんな風に教えてくれています。

きちょうめんにやればいいことだよ。
朝のおけしょうがすんだら、念入りに、星のおけしょうしなくちゃいけない。


バオバブの小さいのは、バラの木とそっくりなんだから、見わけがつくようになったら、さっそく、一つのこさず、ひっこぬかなくちゃいけない。

とてもめんどくさい仕事だけど、なに、ぞうさもないよ

星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ,内藤濯

王子さまが伝えたかったことはなんでしょう?

 

毎朝顔を洗って
身だしなみを整えるのと同じように
心も毎朝整える習慣をもつことが
大切なんだと教えてくれている気がします。

 

王子さまは、仕事をあとにのばしたからといって差し支えのないこともあるけれど、バオバブはほうり出しておくと、きっととんでもない災難になるというのです。

 

サン=テグジュペリが、この本の挿絵のなかでいちばん力をこめて描きあげたというバオバブの絵ですから、きっと大切な大切なことだと私は思います。

 

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星の王子さま(岩波少年文庫)
サン=テグジュペリ、内藤濯より

バオバブの木とコロナウィルス騒動

世界を恐怖へと巻き込んでいるコロナウィルスの存在。
それは、まるでバオバブみたいだ。

 

マスクやトイレットペーパーの買い占め騒動。
これから世の中がどうなってしまうのかという不安の波

 

もちろん、できる限り先を見越して準備しておくことや、最低限の情報にアンテナを張っておくことは大切なこと。

 

だけど、こんな時こそ、恐怖や不安にのみこまれてしまってはいけないと思うのです。

 

恐怖や不安の行動からは、何も生まれない。
そして、恐怖や不安を感じても、自然や宇宙の流れに逆らうことはきっとできない

 

それなら覚悟をきめて、
ただできることをする。


愛の気持ちから生まれる行動だけが、未来を明るく照らしてくれるように感じます。 

 

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本の紹介

★長く親しまれてきた、内藤濯さん翻訳の星の王子さま★

 

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【星の王子さま】王子さまの故郷はどこにある?心から落っこちた王子さま

天から落ちてきた王子さま

王子さまは、ぼくにいろいろ質問するのだけれど、ぼくからの質問にはまったく返事をしてくれない。

 

はじめて、王子さまがぼくの飛行機をみたとき、『この“しなもの”はなぁに?』とぼくに質問をしたんだ。

 

だからぼくは教えてやった。
「これはぼくの飛行機で、ぼくは空を飛べる人間なんだ」と。

 

すると、王子さまは言った。

『なんだって!きみ、天から落ちてきたんだね!』と。

それから、可愛らしい声で笑ってこう言った。『じゃあ、きみも、天からやってきたんだね!どの星からきたの?』と。

 

きみも??

ぼくはその話にたいそうつりこまれた。

 

「じゃあ、あんたはどこか他の星から来たんだね?」そう聞いてみたけど、王子さまはなんの返事もしない。

ただ、ぼくの飛行機をみながら静かに首をふっているだけ、、、。

 

想像してみてください、、、
王子さまはどこから落ちてきたんでしょう?

王子さまの星は心の中にある

私の想像では、王子さまの星はぼくの心の中にある。

 

王子さまが、ぼくの心の中から落っこちてしまったとしたら、、、いろんなことに納得がいくのです。

 

王子さまが心の星を出てから
王子さまのいなくなった
ぼくの心の中は空っぽです。

 

心を落としてしまったぼくは
心にポッカリとあながあいて
自分のことをまるでエンジンのこわれた飛行機のように感じています。

 

そして、人間がいない砂漠の真ん中のような、そんな孤独のなかに不時着したぼくは、壊れた心の治し方がわからずに、砂漠から帰れなくなってしまったのです。

 

そんな砂漠の真ん中で
心の星の王子さまと出会い
ふたりはゆっくりと絆を結んでゆきます。

 

ふたりは砂漠の泉を探して
砂漠を一晩中歩きます。

 

そして、ぼくと心が絆を結んでひとつになったとき、ぼくは砂漠の中で井戸をみつけたのです。星の王子さま 丸薬商人と砂漠の泉 心の渇きがおしえてくれる大切なこと - でこぼこーど


砂漠の井戸をみつけた日
ぼくは王子さまにうながされて
飛行機の場所へ修理に戻ります。

 

思いがけず飛行機の修理がうまくいき、報告しようと戻ったぼくに、王子さまが言うのです。

 

『機械の悪いところがみつかってよかったね。これで、きみは、うちへ帰って行けるんだ、、、』と。

 

どうして飛行機の修理がうまくいったことがわかったんだろう?

 

「どうして知ってるの?そんなこと」と聞いたぼくの質問に王子さまは答えません。

 

かわりに、ぼくにこう言ったのです。
『ぼくも、今日、うちへ帰るよ、、、』と。

 

☆ほかの星の王子さまの記事はコチラです☆

スピリチュアルに読み解く「星の王子さま」の世界

 

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本の紹介

星の王子さまは、長い人生の途中で立ち止まりたくなった時に、手に取ってみてほしい、、、そんな物語です。

 

迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

読むひとの数だけ物語がある。

 

自分だけのメッセージを受け取ることができる。そんなものがたりです。

 

きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います。

★長く親しまれてきた、内藤濯さん翻訳の星の王子さま★

 

 

 ★河野万里子さん翻訳の星の王子さまも好きです★

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【星の王子さま】サン=テグジュペリが伝えたかったメッセージ

かんじんなことは目には見えない

星の王子さまの、名言を聞いたことがあるでしょうか?

 

キツネの教えてくれた『かんじんなことは目には見えない』という言葉。

 

物語の冒頭でも、六歳の頃にかいた、ウワバミの外側とウワバミの内側の絵を並べて、“大人には外側しか見えない”こと、“本質は目には見えない内側にある”こと伝えています。

 

形や外側に惑わされず、
心の目で見ること。


このことこそが、サン=テグジュペリが伝えたかった1番たいせつなメッセージではないでしょうか、、、

ウワバミの外側と内側の絵

六歳の頃に読んだ本には
こんなことが書かれていた。

「ウワバミというものは、そのえじきをかまずに、まるごと、ペロリとのみこむ。すると、もう動けなくなって、半年のあいだ、ねむっているが、そのあいだに、のみこんだけものが、腹のなかでこなれるのである」

出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)

①ぼくの第一号の絵

ぼくは六歳の頃に第一号の絵をかきあげた。

ゾウをこなしているウワバミの絵だ。

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出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)

 

 

大人たちはみんなこの絵を見て
それは帽子だ
と言った。

 

大人っていうのは
外側しか見えないんだ。

 

だから、大人にはよくわけを説明してやらないといけない。そうしないと何もわからない。

 

②ぼくの第二号の絵

ぼくは大人たちのために、ウワバミの中身をかいた第二号の絵を書き上げた。

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出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)

けれど、大人たちは
外側をかこうと内側をかこうと
ウワバミの絵なんかはやめにして
地理と歴史と算数と文法に精を出しなさいという。

 

ぼくは、がっかりした。
大人の人というのは
自分では何一つわからないのです。

 

しじゅう、これはこうだ、、、と説明しなければならないと、子どもは疲れてしまうんですけれどね。

 

大人というのは、そんなものです。
心の目がないのです。

 

それっきり
絵をかくことをあきらめて、
ぼくは飛行機の操縦士になりました。

 

たくさんの偉くって立派な大人たちと、あきるほど近づきになりました。

 

ぞんぶんにおとなたちの世界で暮らしました。
すぐ近くで大人たちを観察しました。

 

だけど、大人になっても、
ぼくの考えはたいして変わりませんでした。

 

物わかりのよさそうな人に出くわすたびに、いつも、ゾウをこなしているウワバミの第一号の絵を見せました。

 

心の目で見られる人か
本当に大切なことがわかる人か
確かめたかったのです。

 

でも、答えはいつも決まって
それは帽子だでした。

 

がっかりしたぼくは、
心の目に見える本当の話はやめて
大人の好きな外側の話をして、大人のふりをして生きてきたのです。

 

そうすると、まわりのおとな達はたいそう満足そうでした。


そんな調子だったので
6年前に砂漠でふしぎな少年に出会って、心を通わせるまで、ほんとうにわかり合える心の目をもった人に出会えず、ひとりきりと感じて生きてきたのです。

 

星の王子さまには、
絵に描いた空っぽの箱のなかに羊がみえました。

 

ぼくが第一号の絵(ウワバミの外側)を見せたときも、『ウワバミに呑まれたゾウの絵なんかいらないよ!』と言って、ぼくを驚かせましたね。

 

王子様にはいつも、大人には見えないものが見えていました。

コロナ自粛と星の王子さまの世界

今、どうしてこんなに星の王子さまの物語が気になるのか、、、。

 

何度も何度も読みたくなり
自分自身の感じた星の王子さまの世界を伝えたくなったのはなぜなのか?

 

不思議でした。
正直言うと
他の記事ほど反応もなく
誰からも求められていないこの記事´д` ;

 

それでも書いてきて、今(2020年4/22 に追記しています)やっとその理由が自分でわかったような気がしています。

 

このコロナウィルスによる世の中の変化で、自粛期間が強制的にやってきている今、そんなときにこそちゃんと知っておかなければいけない、伝えたいメッセージが星の王子さまの中に込められているからじゃないだろうか、、、?と。

 

サン=テグジュペリが伝えたい
この物語に込めたメッセージは

自分の心に耳を傾けて
自分の心に問いかけて

自分自身と対話する
そんな時間が大切だよ

ということ。

 

急ぎすぎたり、物質的な豊かさばかりを追い求めて、本当の幸せや目的を忘れてしまっている私達に、立ち止って、魂と対話することの大切さを教えてくれている物語だからなのです。

 

長い自粛期間、、、ゆっくり自分の内側を見つめたり、気になっていた本をゆっくり読んだり、いままで忙しくてできなかったやりたかったことに、じっくりと向き合ってみるのもいいかもしれません。

本の紹介

星の王子さまは、長い人生の途中で立ち止まりたくなった時に、手に取ってみてほしい、、、そんな物語です。

 

迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います

 

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