でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

【星の王子さま】キツネのおしえてくれた絆と世界が輝きだす秘密

キツネの教えてくれた秘密

星の王子さまは、キツネと出会い、友達になりました。

 

キツネが王子さまに教えてくれた秘密、、、、

「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切なことは目に見えない。」

 

星の王子さまを、この言葉なしには語れないほどに、星の王子さまのすべてがこの言葉に込められているような気がします。

 

絆を結んだものしか本当に知ることはできない

地球にやってきた王子さまは、バラの花が咲き揃う庭をみつけた。

 

王子さまはとても寂しい気持ちになりました。

 

遠くに残してきた花は、じぶんのような花は世界中のどこにもない、と言っていたのです。

 

なのに、おなじ庭にそっくりのバラが五千も咲いてるなんて、、、。

 

あの花が見たらさぞ困るだろう。

人に笑われまいと、死んだふりをするに違いない。

ぼくを困らせようと、本当に死んでしまうかもしれない。

 

ぼくのバラの花は、特別な花じゃなかったんだ。だからぼくは立派な王様になれっこない、、、と泣いていた王子さま。

星の王子さま一輪のバラ

キツネと出会ったのはそんなときでした。

 

キツネは、絆を結ぶことの大切さを王子さまに教えてくれたのです。

星の王子さま 第21章

「なつかせたもの、絆を結んだものしか、ほんとうに知ることはできないよ。」キツネが言った。
「人間たちはもう時間がなくなりすぎて、ほんとうには、何も知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも、友だちを売ってる店なんてないから、人間たちにはもう友だちがいない。きみも、友だちがほしいならぼくをなつかせて!」
『どうすればいいの?』王子さまは聞いた。

星の王子さま 新潮文庫より

大切なものとの絆で世界が輝く

仲良くなった王子さまとの別れが近づいて、悲しくなるキツネ。


そんなキツネに、王子さまは、泣いちゃうなら、初めから友達にならなきゃよかった。

と言います。なにもいいことはなかったじゃないか、、、と。

 

キツネは
いいことはあったよ。
と王子さまに教えてくれます。

 

王子さまと
別れたあとも

金色の麦畑が風に吹かれるたびに
愛おしい王子さまの金色の髪を思い出して幸せになるんだよ。と。

 

これが、また、
私の心に深く響きました。

昨年、お別れをした愛犬マロのこと、、、。
マロが天国に行ってから、
何度もそう感じているから。

 

可愛い犬を見てはマロを想い出し
マロが好きな公園も
マロの好きだった食べ物も
いつも日向ぼっこしてた陽だまりも
この世界は、マロとの絆のおかげで、見るたびに愛おしい気持ちや、幸せな気持ちになるもので溢れている!

 

マロとの出会いがなかったら、こんなに満たされる幸せな気持ちはなかったはずのものにまで、マロが宿っているみたいに幸せな気持ちを思い出させるものに溢れていると知りました。

 

誰かを愛すること、
なにかときずなを結ぶことで
世界の全てが輝きだす。
愛があふれだす。
それを実感しています。

 

人間は、みたいように世界を見ているっていうのは本当だな。

 

そこに、内側にある絆や思いや愛が映しだされる。

 

全く意味のないものに、
意味をつけているのは自分の想いなんだなぁ。

 

嫌いな人の記憶と結び付けられたものも場所は不快な嫌いなものになるし。

 

大好きな愛する人との記憶に結びついたものや場所には、愛おしさや幸せな気持ちをかんじる。

 

決めてるのは、その人の心なんだ。

 

愛する者の魂は
目に映るすべての世界に宿る。

愛する者の魂は
愛する誰かの記憶の中で思い出されることで生き続ける。

 

世界で一輪のバラ

キツネは、お別れのまえに、もう一度バラたちに会いに行ってきてごらんとすすめます。

 

そうすれば、きみのバラが、世界に一輪だけだとわかるんだから。と。

 

王子さまは、もう一度、バラの花の咲きそろう庭に行きました。

 

バラたちを見て、自分のバラが世界に一輪だけのバラだったと気が付きます。

 

はじめて会った時のキツネがほかの十万のきつねと同じただのキツネだったように。

きれいに咲いている五千のバラたちも、自分にとってはただ咲いているバラだ。

 

絆を結んだキツネが、この世でただ1匹の大切な大切なキツネになったように、

同じに見えるバラがどれだけ咲いていようと、

絆をむすんだ僕のバラは、
この世に一輪しかないかけがえのないぼくの大切なバラだ。

と。

 

そのことに気づいた王子さま。

 

別れの時、キツネが教えてくれた秘密が、

ものごとは心で見なくちゃよく見えない。
いちばん大切なことは目には見えない。
という言葉なのです。

自分の望む幸せの形

幸せのかたちは人それぞれです。
だけど、自分の望んでいる幸せが何なのか。
答えられる人は少ないのかもしれません。

 

有名になりたい。

お金持ちになりたい。

愛されたい。

成功したい。

 

そんな望みを持つ人は沢山います。
なにも不思議なことでも、おかしなことでもありません。

 

けれど、本当に自分自身が望んでいることは、お金持ちになることや有名になることなんでしょうか?

 

有名になりたいのはどうして?

 

お金持ちになりたいのはどうして?

 

愛されたいのはどうして?

 

成功したいのはどうして?

 

どうしてそれをのぞんでいるのか??
その本質を理解できずにいると、いつまでたっても、なにを達成しても満たされず、幸せと感じられないのかもしれません。

 

誰かとおなじバラを、一つの庭に5千も育てたとしても。幸せにはなれません。

 

他の人に見向きもされなくても、
世間から評価されなくても、
心を込めて、時間をかけて、愛情を注いだその花は、きっと、あなたの見る世界を輝かせてくれる。

暖かさと幸せで満たしてくれる。

 

世界を輝かせる秘密は、自分の内側に、心の中にあるのです。

魂の望みを知る

王子さまの薔薇のように。

自分の幸せは、自分だけが知っている。


誰かと比べたり、周りを見渡してありふれた小さな幸せに価値がないと思ってしまったら、きっと本当の幸せは手には入らない。

 

ちっぽけでも、

ありふれていても、

そこに魂の望みがあれば、

自分だけの幸せがあると気づけたら、

本当の意味での幸せが手に入る、、、。

 

本の紹介

立ち止まりたくなった時に読んでほしい物語
星の王子さまは、長い人生の途中で立ち止まりたくなった時に、手に取ってみてほしい、、、そんな物語です。

 

迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います。

 

★長く親しまれてきた、内藤濯さん翻訳の星の王子さま★

 

無料体験後は月会費1500円。いつでも退会できます。
 

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