でこぼこーど

   HSP専業主婦のしあわせ育児・愛犬との絆    イラストと星と気づきのメッセージ

【星の王子さま】へんてこりんな大人たち

支配されたおとなたち

じぶんの星を出た王子さまは
勉強のためにほかの星の見物に行くことにしました。

 

そこで出会った大人たちは
なんだかとっても
へんてこりんだったのです。

 

大切にしているものが、王子さまとはまったく違っていたのです。

 

王子さまのほかの星の見物は
物語のはじまり部分でかかれていたように
飛行士が大人たちのあいだではたらいて

どんなことを見て、感じて、学んできたのか、、、に通じている気がするのです。

星の王子さま(飛行士)はへんなものに支配されている大人たちに出会いました。

 

王様の星

はじめに訪ねた星には王様が住んでいました。

 

王様にとっては

すべての人が家来でした。

 

あくびをした王子さまに
あくびを禁止する!
と命令する王様、、、、

 

とめられないんです。
長い旅をしてきて
とっても疲れているんです
そう王子さまが答えると

 

今度は
ならば、あくびしなさい。
命令する!
というのです。

 

もう、胸がドキドキして
あくびができなくなったと王子がいうと、、、

 

ならば、、、命令じゃ!
ある時はあくびをし
またある時は、、、、、
と口ごもります。

王様が何よりたいせつにしていることは、じぶんの威光にキズがつかないことだったのです。

 

王様は
どこまでもワンマンな王様でした。
けれど、たいそう人の良い王様で
実行できないような命令をくだすことはなかったのです。

 

ワンマンだけど
可能なことしか命令しない??

それって顕在意識のことじゃないのかな?

 

すべてを支配してコントロールする王様でありながら、潜在意識が司っているもの、例えばあくびなんかの生理的現象には王様のコントロールは及ばない。

 

はじめに出会った大人は
顕在意識に支配されている大人でした。

 

うぬぼれ男の星

2番目の星にはうぬぼれ男が住んでいました。

 

うぬぼれ男は、
いつもだれかに褒められたくて
いつもだれかに感心されたくて
ひとの目ばかり気にしています。

 

すべての目的が人に感心されること。
だから、ほめる言葉でないとうぬぼれ男の耳には入りません。

この星で出会ったおとなは
他人からの評価ばかりを気にして
他人のものさしに支配されている大人でした。

 

人に感心されることのなにが面白いんだろう、、、?

王子さまはこの星をあとにしました。

 

呑み助の星

つぎの星には呑み助が住んでいました。

吞み助 出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ



星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ,内藤濯

その星をほんの少したずねただけで、
王子さまはひどく気がしずみました。

 

呑み助はどうしてお酒をのんでいるのでしょう?


恥ずかしいのを忘れたくて
酒をのんでいるというのです。

 

なにが恥ずかしいのかときくと
酒のむことが恥ずかしい、、、
というのです。

 

まったく矛盾したはなしです。

 

酒をのむのがはずかしくて
それを忘れるために
酒をのんでいるというのです。

 

目的と手段がごっちゃになって堂々めぐりをしています。

過去のあやまちや
過ぎ去った辛いこと
未来の不安や心配ごと

 

過去未来のできごとに囚われ支配されたまま、いま現在を忘れてしまったおとなでした。

 

実業屋の星

四ばんめの星は、実業屋の星でした。

 

だいじな仕事で忙しいと、
寄せ算ばかりしているおとなでした。

 

いったい何を数えているのでしょう?

星を数えているというのです。

 

なんのために星を数えるの?ときくと、
星を所有するためだというのです。

 

なんのために星を所有するの?ときくと、
そのたくさんの星で、
また新しい星を買うというのです。

 

そんなにたくさんの星をどうするの?ときくと、数えて、紙に書いて、引き出しに鍵をかけてしまっておくというのです。

 

そう。

この星はお金に支配されたおとなの星でした。

お金は欲しいものを買うための道具でしがないものなのに。

この実業屋にはお金を所有することこそが目的になってしまっているのです。

 

王子さまは思います。
この男は、さっきの呑み助と同じようなこと言ってるな?

 

きっと、目的がなんだったのか忘れてしまったんでしょうね。

 

点燈夫の星

つぎに訪れた星は
街燈と点燈夫だけのとても小さな星でした。

点燈夫 出典元:星の王子さま(岩波少年文庫)サン=テグジュペリ



この男もばかばかしい人なんだろうな。それでも、王さまや、うぬぼれ男や、実業屋や吞み助よりは、ばかばかしくないだろう。

ともかく、この男の仕事には、なんか意味がある。街燈に火をつけるのは、星を一つ、よけいにキラキラさせるようなものだ。でなかったら、花を一つ、ぽっかりと咲かせるようなものだ。 

星の王子さま(岩波少年文庫)
サン=テグジュペリ,内藤濯

街燈に火をつけたり消したりするのはきれいな仕事で、役に立つ仕事だと王子さまは考えます。

 

こっけいに見えないおとなは
この点燈夫だけだとおもいます。

 

けれども、

王子さまが不思議に思ったのは
なぜ街燈に火をつけるのか
なぜ街燈の火を消すのか
点燈夫自身にもわからないというからでした。

 

点燈夫は、
ただ命令を忠実に守っているというのです。

 

そのおかげで、
今では眠るひまも休むひまもなく
1分にいちど、街燈の火をつけたり消したりしているというのです。

 

なんだか現代社会に働く人々のようです。
働きアリのように。
働き蜂のように。
その目的も意味も考えず忠実に命令を守るおとなです。

社会の仕組みに支配されているおとなです。

 

地理学者の星

つぎにたずねたのは、ほかの星より10 倍も大きな星でした。

 

そこに住む地理学者は
海や川や、町や山や、砂漠がどこにあるのか、そんなことを知ってる学者なのだと言いました。

 

けれど、
探検したり、町や川や、山や海や、大きな海や、砂漠の数をかぞえるのは自分の仕事ではないのだといいます。

 

この地理学者はどんなおとなを例えているのだろう?

ちょっと謎ですね。

 

部屋にこもって調べるだけの、知識ばかりで頭でっかちの大人のことを指しているようにもみえるけれど、、、

 

王子さまは地理学者のことは、ばかばかしい大人とは思っていないようでした。

 

それでこんなふうに想像してみました。


他の星より十倍も大きな、さいごに訪ねた星は、潜在意識のことではないだろうか?と。

 

地理学者は、

素性の良さそうな探検家が実際に探検して、その証拠をいくつか持ち出してはじめて、そのことを分厚い本に書き記すというのです。

 

地図には山や海のようにいつまでも変わらないことだけを書くのだといいます。

 

地理学者の星が潜在意識だとしたら、
実際に行動を起こして
自分で証拠を持ち出すまで
潜在意識にある地図にはなにも書き込まれることはない。

 

自分自身の地図は
行動をおこして自分で体験することで作られていく?

 

ちょっと難しくて謎ですね。
さすがにこれはこじつけすぎでしょうか?

 

儚いもの

地理学者は、王子さまが素性のいい探検家に見えたので、発見したものの話を聞かせてほしいというのです。

 

その内容を、地理の本に記そうというのです。

 

王子さまは自分の星にある
2つの活火山や休火山のこと。
そして、
美しい薔薇の花のことを話しました。

 

ところが、地理学者は花ははかないものだから、地理の本に記さないというのです。
いつまでも変わらないものだけを書くというのです。

 

王子さまは『はかない』ってどういう意味かとたずねます。

 

儚いとは『そのうち消えてなくなる』ことだと地理学者はいいました。

 

一輪のバラは
愛は
儚いものだと知った王子さま。

 

そんな、はかない花を
ひとりきりで星に残してきたことを
はじめて後悔するのです。

 

次の星地球へ

王子さまは、
これからどこを訪ねたらいいでしょう?
と地理学者にききました。

 

地球に行ってみるといいとすすめられ
7番目の星は地球にきめました。

これまでの星の王子さまのおはなしはこちらから。

www.decoboco.me

 

本の紹介

迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。

 

きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います。

★長く親しまれてきた内藤 濯さん翻訳の星の王子さま★

 

★河野万里子さんの翻訳もとても好きです★

 

KAKA