我が子が友達と遊んでいるのを見て、心配になることも多いですよね。
自分の子が、優しくてなにも言い返さない、言いなりになっているように見える時はなおさら心配になる気持ちわかります。
うちの子の経験や、ママ友さんによく相談される内容から、私の思う『そんな時どうする?』をご紹介します。
友達なの?子分なの?
こんな心配が出てくるタイプの子。
基本的にのんびりしていて、優しい子が多いようにおもいます。
友達と遊んでいる様子を見ていたら、いつも友達の言いなりになっているように見える。
上下関係があるように見える。
バカにされているのにニコニコして言い返さない。
これって、本当に友達なの!!?
モヤモヤしたり、、、
心配したり、、、
言い返せないわが子にイライラしたり。
気を揉むことがありますよね。
そんな時は、
まずこれを聞いてみて。
本人に困っているのか聞いてみる
言いなりになっているように見えても
本人が嫌がっているのか
嫌じゃないのかは重要なこと。
控えめで大人しいタイプの子が、
なぜか真逆のタイプのこと仲良しになることは多いものです。
ハッキリと主張できる子に、自分にはないものを感じて憧れていたり、グイグイ引っ張ってくれるのが心地いいと本人が望んで仲良くしていることも少なくありません。
相手のお友達も、自分と同じように自己主張の強いリーダータイプよりも、自分の意見に賛成してくれる友達の方が居心地がいいでしょうから、自然とお互いに惹かれあっている。そういう子特有の、お世話して面倒みてあげたい欲が満たされる関係。
大人からみれば対等でないように見えても、うまくバランスが取れているのかもしれません。
気になるなら本人に聞いてみるといいと思うのです。
本人が困っているのか?
それとも
居心地がいいと思っているのか?
どちらにしても、本人の気持ちをいちばん大切に。
どんなふうに聞けばいいの?
どんな風に聞くか、、、?
正直に思った通りに聞けばOKです。
責めたりせずに、ありのまま正直にきけば、正直に答えてくれます。
例えばこんな感じ。
「今日さ、遊んでるとき聞こえちゃったんだけど、〇〇ちゃんって言いかたがキツくない〜?ママやったら、あの言い方されたらしょんぼりしちゃうわ〜」って。
『そう?全然気にならへんけど?』
なのか、
『そうやねん…いつも悲しくなる』
なのか。
『いつもじゃないけど、機嫌が悪い時はあんな感じ、、』
なのか。
それとも『言い方はキツイけど、優しいし、いい子やで!』って答えるかもしれません。
必要であればアドバイスしたり相談に乗ったりできるけれど、
大切なのは本人がどう感じているかってことです。
ぜったいに気をつけたいことは親の気持ちを押し付けないということ。
親の気持ちを押しつけないこと
本人が困っていない
嫌がっていない
気にしていない
それなら、、、
親が勝手に介入して子どもの世界を壊さない ことはとっても大切です。
本人が困っていなければ、
そのまま見守っていいと思うのです。
親の気持ちを押しつけて勝手に介入することは、子どもの世界を壊してしまうことになるので注意が必要です。
子どもからの信頼を失ってしまうと、何か困った問題が起きたときにも親には相談してくれなくなってしまいます。
それでは本末転倒ですよね。
例えば、
- 頼まれていないのに
直接友達に注意をする - 負けるな!言い返せ!と強要する
- あの子と遊ぶなと禁止する
これでは、親の気持ちを押し付けて本人を苦しめてしまうだけです。
子どもが困っていないと言ったらそれ以上口出しせずに見守る。
『もし、友達のことで困ったことがあったらいつでも相談のるからね〜。』
おわり!!!
これ以上気にするのも、
なんども話題を持ち出すのも、
友達を悪くいいうのもナシ。
大切に思っている友達のことを親から悪く言われるのは、とても傷つくし、親とのあいだの壁を作ってしまうことにもなるから注意です。
本人が困っていたら助ける
本人が困っていてはじめて助け舟を出すわけですが、何事も親の勝手な判断ではなく、ちゃんと本人と相談して決めること。
どんな風に助けるかも、本人の希望を尊重することが最良かなとおもいます。
本人が困っていたら【Step1】
もし、本人が困っているなら。
本当は嫌なのに言えないなら。
まずは第1ステップ
イヤなら言われた通りにしなくてもいい。
断ってもいいとおしえてあげること。
そんなこと教えなくても知っていると思いますか?
優しくて周りに気遣いする子ほど、断ったり反対意見を言うことに罪悪感を感じます。
自分がイヤなことは相手にもやらない。
これが徹底しすぎて、自己犠牲になっていることもあります。
断ってもいいんだよ。
イヤっていってもいいよ。
というと、『え!!?いいの???』という反応で、こちらが驚くかも。
まずは、そんなことわかっているはずと思わずに、NOと言ってもいいことを教えてあげましょう。
本人が困っていたら【Step2】
わかってるけど言えないの…
わかっってるけど断れない…
そんな時は、ステップ2
先生に相談してみた?
困ってる時は先生に相談していいんだよ。と、教えます。(本人に直接言えない子は、先生にも言えない、、、と答えるとはおもいますが。)
ここで、自分で先生に相談できる子は、自分で相談させます。
ただ、低学年ではうまく説明できずに、先生が汲み取ってくれるか難しいところ。
事前に担任の先生へ『お友達とのことで困っていることがあるので、先生に相談してみたら?と言いました。相談に行くと思うので、聞いてあげてください。』と、陰でそっとサポート。
これで、先生も気にかけてくれるので相談しやすいはず。
うまく説明できなかった場合も、先生からの報告の連絡が入るはずなのでそのときに補足出来ます。
本人が困っていたら【Step3】
先生にも自分では言えない…
自分で言うのはこわいなら。
そこではじめてママから先生に相談してみようか?と聞いてみる。
先生には言いたくない。
先生には相談したくない。
そんな時は、ママがお友達にうまく話してあげようか?でいいと思うのです。
直接自分で言えなくても
ママから先生へ
ママから友達へ
ママから話してもらうことを
私本人が選択して決めることが大切なんです。
それはもう、ちゃんと自分で決断したことになるから。
おまけStep4
じゃあ、
困ってるし本当は嫌だけど、
本人に言えない。
先生にも言えない。
ママから先生に相談するのもイヤ。
ママから友達に言ってもらうのもこわい。
そうなったらどうしましょう?
私なら、こう言っちゃうかも、、、
遊ぼうと誘われたら嘘ついてもいいよ。
『ママがダメって言ったから遊べない』
『用事があるから遊べない』って。
嘘ついていいよ。
ママのせいにして、断っていいよ。って。
大丈夫!!!
それでもしつこく誘われたり、家に誘いに来たりしたら、今日は遊べないんだってママが直接断ってあげる!…と。
実際にそこまでのことは一度もありませんが。
全面的に味方になって、
いつでも後ろにいるし、
ぜったい助けるよ。
代わりに言って欲しければ
いつでも代わりに言うよ!
と態度で示せば、後ろ盾がある自信なのか、
『まずは自分で話してみる。でも、無理やったらママ助けてくれる?』と言うことがほとんどでした。
いつでも助けるよ!その言葉で勇気が出るように思います。
小さな決断の積み重ねが自信につながる。
子供達を見ていると、自分で勇気を出して言ってみたら、解決できた!
そんな小さな積み重ねが、自信へとつながっていると実感することが多々あります。
最初は自分で言えなくても
選択肢の中から選ぶ。
選んだことで結果が変わる。
それだけでも、ちゃんと積み重ねになっていくと思います。
小学校、中学校、部活、、、
たくさんの人が集まる場所は人間関係も複雑。
子供だからとバカにはできないほど、なかなか過酷な環境で生活している子供たち。
これから成長していくなかで、人間関係の悩みはどこへ行ってもあるものだからこそ、解決力を身につけさせてあげたいなと感じる今日このごろです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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KAKA