東寺は、四国八十八ヶ所巡礼のはじまりの地だと知ってました?(私は知りませんでしたよ!すごいね〜東寺!)
東寺の御影堂でまず出発のご挨拶をして、四国巡礼の最後には高野山奥の院でお礼のご挨拶をすると伝えられてきたのだとか。
最近、やたらとご縁のある真言密教や弘法大師(空海)のこと。
福岡博多で東長寺の大仏(大日如来)に感動し✨ますます気になりはじめた私。
真言宗総本山の東寺は京都だから、日帰りでも行けるんだよなぁ、、、ってことで、行ってきました🚙〜✨
東寺に到着して、ふと五重の塔のほうをみると、なんと!!彩雲(虹色の雲)が〜!!!
ここ数年で、彩雲を見ることがめちゃめちゃ増えた。
しかもこのタイミング!?
虹色の雲=彩雲は、吉兆とかスピリチュアルメッセージって言い伝えがあって、エンジェルナンバーとかシンクロニシティの大きいやつみたいなイメージで。
強力なメッセージが込められてるように感じる。ここに、探し求めてることのヒントがあるよと言われてるみたいに、、、。
これだけ偶然が重なったり興味を惹かれるのには、きっと何か理由があるはず。ずっとやりたかった写経体験をして東寺に奉納してきました!
まずは東寺の写経情報からいきまーす♪
写経がしたい!
昨年末から急に写経したい!!とふと思いついて、ネットで購入した写経セット。
特に願をかけるでもなく、目的があるわけでもなく、ただ写経がしたくて家でのんびり書いていた。
そのうち、般若心経の意味が知りたくなって調べるうちにどんどん真言密教とか弘法大師(空海)へと興味がつながっていたんだけど、、、。
一度くらいは、お寺で写経体験してみたいなぁ、、、って思いもあって、東寺で写経をしてきました!
勧進写経料金と受付時間は?
写経奉納料は2,000円
受付時間は9時から午後3時
受付場所は食堂と観智院
食堂(じきどう)
食堂へは入館料なしで入れます。
食堂は、日々の修行の場。
御朱印がもらえるのも食堂です。
地図を見て、ご飯を食べる食堂(しょくどう)かと思ってた私💦💦
ショクドウじゃなくてジキドウでした、、、。
食堂には、お遍路さんのグッズも売っていて、一角に写経スペースとして長机とパイプ椅子が並べられていました。
御朱印の受付で勧進写経の申込みをすると、道具を借りて食堂で写経ができます。
が!!
食堂は人の出入りも多くて落ち着いて集中して書きたい人(私)には向かないかな、、、
ゆっくり集中して写経したい人は、観智院がお勧めです。
観智院|東寺塔頭 別格本山
東寺塔頭 別格本山 観智院
観智院は東寺北大門を出て、30メートルほどのところにあります。
観智院の拝観料は500円
観智院は、真言宗の大学の研究室のようなところ。
国宝とされている客殿のお庭は見事な美しさです!
観智院 涅槃録ー長者の庭ー
ちなみに、お庭は写真OK🤳✨
五大虚空蔵菩薩や愛染明王像
宮本武蔵筆の鷹の図と竹林の図
お茶室にも、とても歴史のある襖絵が。
時が止まっているような、静かな空間です。
観智院の中に、写経用の一室があります。
とっても静かな畳のお部屋で集中して写経できたので、良い体験になりました。
受付で写経奉納料金を納めたら、道具をうけとり、塗香というパウダーを手に塗りからだを清めます。まぁなんといい香り♪
私、香水とかきつい匂いが苦手なんだけど、昔に一度だけ人のつけている香水があまりに好きな匂いで、どこの香水か教えてもらったことがありました。それと同じ香りやん!!びっくり。
一文字一文字写経すると、1枚書き上げるのにちょうど1時間かかりました!
あっという間!!
名前と、願いを書き納めます。
↑この書き方も今回初めて知りました。
一緒にもらえる写経のてびきにも詳しく書いてあります。
大満足の写経体験!
いい時間でした😊
写経のよくある疑問解決!
勧進写経ってなんだ??
私はまだそのくらいの知識しかなくて、まずそこから調べましたが笑
勧進とは、寺院や仏像の修理・修復のための寄付を募ることなんですね。
写経の奉納料として納めた料金は、古い時代から東寺に受け継がれてきた寺宝や建物を、大切に後世へと伝えていくために使われます。
東寺に奉納した写経はどうなるの?
東寺に納めた写経は、国宝・五重の塔の塔内に永らく奉納してもらえます。
写経に必要なものは?
必要なものは東寺に揃っています。
筆ペンも貸してもらえますよ。
勧進写経の料金には、専用の写経用紙2枚(五重の塔内に奉納するのはそのうち1枚だけ。)と写経のてびき、奉納者芳名録、後日郵送奉納する人用の封筒が含まれています。
書き間違えた紙はどうしよう?
書き間違えたものは、一緒に受付に渡すと焚き上げてくれるそうです。
東寺まで行かないと写経奉納できないの?
実は、FAXや郵送で取り寄せて、家で写経をして奉納することもできるみたい。
詳しくは、こちらの東寺公式サイトから。
東寺の見どころ
残念ながら、東寺では仏像や建物内での写真撮影は禁止。仏像を写真に納められないのも紹介できないのも残念!
外観とわたしの感想で案内いたしますよ〜!
わたしの興味でちょっとマニアックな素人視点の東寺紹介となりますのであしからず〜笑
金堂・薬師三尊と十二神将
東寺(教王護国寺)金堂
金堂は国宝に指定されている、東寺の本堂。
薬師三尊とは、金堂に安置されている薬師如来坐像と日光菩薩像・月光菩薩像の両脇侍菩薩像のこと。薬師如来坐像の台座には、十二神将がぐるりと配されています。(すべて国の重要文化財)
唐の時代のものとあって時代を感じる。
私はなぜか、向かって左側の月光菩薩が気になる😳
日光菩薩は闇を明るく照らして人々を救う。
月光菩薩は優しい慈悲の光で照らし、人々の苦しみを癒すという。
この2仏は一対になっていて、鏡みたいに対照的になってる。
どちらが欠けてもだめ。
ふたつでひとつなんだなぁ。
深いわ、、、
月光菩薩と日光菩薩のお臍のあたりには、船の舵のようなマークがあります、、、これなんだろう?
調べてみると、法輪 ☸といってお釈迦様の教えを人々に広く伝えて救うことをあらわしてるんだとか。
講堂・立体曼荼羅
東寺(教王護国寺) 講堂
講堂には、弘法大師空海が密教の教えを視覚的に表現したという、二十一尊の仏像からなる羯磨曼荼羅がある。
大日如来を中心にして五智如来像が。
その両脇には五大菩薩と五大明王が。
四方を守るように四天王と梵天・帝釈天が配置されいます。
明王部・菩薩部・天部の十六体の仏像が平安時代前期のもので、国宝に指定されているとか。
木造で1000年近くこの状態を保っているということ?すごいなぁ、、、。とても大切に受け継がれてきたんだな。
ここで、さらに仏像プチ情報を、、、。
講堂の警備員さんからの情報によると、象にまたがっている帝釈天は、仏像界のイケメンとして世に名を馳せているらしい。
うん。なるほど確かにイケメンだわ〜✨
この講堂の真ん中に坐している大日如来は真言宗の御本尊。密教では、大日如来はすべての根源であり、宇宙の中心であり、宇宙の法そのもの。
だから、大日如来が立体曼荼羅の中心でもあり、この東寺の中心になってるんだって。
ヘェ〜!地図見てみると、たしかに講堂が東寺の中心になってる!!講堂の真ん中に安置されている大日如来が東寺の中心になるよう設計されてるんだ!
明王部の仏像はすごい形相で足元にいろいろ踏んでいらっしゃる、、、。
空海はこの曼荼羅でどんな教えを伝えていたのか、、、仏教とか真言宗をしっかり勉強してない私には、ちょっとギョッとする恐ろしげな世界観でした。
仏教素人の私には、福岡でみた大仏さま(大日如来)の慈悲深いお顔が安心して一番好きかも、、、。
講堂は後ろ側をぐるりと回ることができないから、後ろ側にある仏像は少し見えにくい。
講堂内は暗いし目が悪い人はメガネぜったい必要です笑
私は虚空蔵菩薩が観たくてキョロキョロ探す。
それぞれの干支に守護神がいて、虚空蔵菩薩が私の干支の守護神らしいのです。どこ?どこ?どこ??とパンフレット片手に探してみたけど、講堂にはいないのね?
虚空蔵菩薩はすぐとなりにある東寺塔頭観智院で拝観できました!観智院では静かな部屋で写経もできて、今回いちばんの満足ポイントでした😊✨
五重塔
東寺 五重の塔
東寺の五重の塔は、現存する木造の塔の中では最も高い55メートル!もちろん国宝です。
五重の塔の中には、心柱を囲む四仏坐像があるらしいんだけど、公開は期間限定。
フラッと行っても五重の塔の内部は見れないのね。残念!!
ちなみに、勧進写経を納めると五重の塔の中に永らく奉納してもらえるって知ってた?
私も写経を奉納してきましたよ!
わたしは入れなかったけど、わたしの写経はちゃんと五重の塔の中まで行けるのね〜🙏
桜も綺麗に咲いてるし、ベンチに座ってゆっくり五重塔の外観を堪能できて、外観だけでも十分見応えありました✨
福岡の東長寺の五重塔も美しかったけど、こちらはまた歴史の重みがあって美しい✨
お庭も綺麗に手入れされてます。
東寺の境内はこの季節は桜がとっても綺麗✨
お手入れの行き届いたお庭と、静かな空間にゆったりとして心が澄みわたる。
毎年、春(3月中旬から4月中旬)と、秋(10月下旬から12月下旬)に、東寺ではお庭や五重塔がライトアップされる夜間特別拝観をやってるみたい。
昼間でもこの美しさなのに、夜のライトアップなんてめっちゃ綺麗やろうなぁ、、、。
東寺のインスタ写真見るだけでトキメク✨
宝物館(特別公開時のみ入館可能)
宝物館がみられるのは特別公開の時だけ。
春/3月20日〜5月25日
秋/9月20日〜11月25日
入館料500円
東寺の寺宝が公開されるんだけど、建物自体は狭くて1階/2階だけだから、展示される宝物は順次入替されるみたい。
今回なんと!たまたま公開中でした!
せっかくなので、宝物館も行ってきましたよ〜♪
今回、私たちが、しばらくその前に立ち尽くしてしまったのは、弘法大師坐像!
旦那が、ちょっとちょっと!きて!!と、弘法大師坐像の前に突っ立って呼んでいる。
わたしはいろいろじっくり見るから、旦那は先にスタスターっと行くことが多いんだけど。ずっとそこから動かん!
行ってみると弘法大師坐像が、、、。
これ、、、生きてるみたいじゃない?
うん、、、なんていうか、、、動きそうやな。
黒く塗ってあるんだけど。
なんか、肌質がね、もう人間ぽくて。
黒いドーランを塗っているように見えてしまう。で、伏し目がちな眼が本当に生きてる人の眼に見える。
たしか、運慶の子が彫ったと説明書きがあったはず。(記憶違いならごめんなさい!!)なんか、魂宿ってるねー。と、見入ってしまった。
これ、ドッキリとかで突然動き出すやつとか、、、?と疑いたくなるくらい、生身の人間に見えたんだよね。すごいわ。
2階にあがると、千手観音像立像が。
約6メートルもある大迫力!
平安時代から食堂の御本尊として安置されていた千手観音菩薩像は、昭和5年の火災で損傷してしまったそうで、、、。
修復して宝物館で展示されているけど、すごく迫力ありました。
あと、私たちが釘付けになったのが夜叉神像
銃槍かと思うくらいの穴だらけのからだ。
腕もなくて、コミカルにさえみえるその表情。
ただ、その説明が怖かった〜!!!
はじめはずっと南大門の左右に展示されていたらしいんだけど、礼を欠いた旅人に罰を下すことがあったらしく、、、。
恐れられて別の場所へうつされたんだとか😱😱😱こわー!!
そして、この身体の穴は銃槍ではなくて虫の被害ということでした。
そりゃそうだよね。ほかの木造の仏像がこの状態で残ってる方が奇跡だわ、、、。
他にも国宝、重要文化財がたくさん展示されてるんですが、ちょっとマニアックすぎましたか??
あと、見たかった両界曼荼羅図は貴重なものだから公開されてはいませんでした。でも、宝物館には両界曼荼羅図の同じサイズの複製がかけられていたから複製でも充分!両界曼荼羅図が見られてよかった〜✨
拝観料
拝観料は、金堂・講堂・五重塔とお庭のエリアへ入るのが500円(五重の塔の内部公開されているときは、別料金となっています。)
宝物館 500円(期間限定公開)
観智院 500円
共通券 1,000円(金堂・講堂・五重の塔外観のみ・宝物館・観智院すべて)
今回は宝物館も公開されてたので共通券を買いましたー。すべて見るなら共通券1000円がお得です。
写経に興味がある人は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか(^^)
KAKA