最近、やたらとご縁のある
真言密教や弘法大師(空海)のこと。
旅行先の福岡博多で東長寺の大仏(大日如来)に感動し✨ますます気になりはじめた私。
過去記事はこちら→旅の出会いは一期一会〜東長寺
総本山の東寺は京都だから、
日帰りでも行けるんだよなぁ、、、
ってことで、早速行ってきました🚙〜✨
東寺で写経体験
追記※当時、東寺では真言宗立教開宗1200年に向け2010年から勧進写経がおこなわれていました。
次の世代へと残してゆくための修復を無事に終え、勧進写経は2023年10月に五重塔内部へ安置されました。詳しくはこちら→東寺公式サイト
2024年現在は写経1,000円となっています。
東寺に到着して、
ふと五重の塔を見上げると、なんと!!
彩雲(虹色の雲)が〜!!!
彩雲は吉兆とかスピリチュアルメッセージって言い伝えられてる。やっぱり引き寄せられてる??
昨年末から急に写経したい!!とふと思いついて、ネットで購入した写経セット。
特に願をかけるでもなく、
目的があるわけでもなく、
ただ写経がしたくて家でのんびり書いていた。
集中できたり、心が落ち着く感じ好き♡
そのうち、般若心経の意味が気になって。
知りたくなって、、、
般若心経って、宇宙の真理とか、
量子論とかに似てる。
すごく昔に書かれたものなのに不思議。
実は内容は、全然説教くさくないんだよね。
せっかく東寺に行ったので
写経体験もしてきました!
写経体験できるのは2箇所。
食堂と観智院というところ。
午前9時から午後3時に受付ています。
食堂は東寺への拝観料を払わなくても
誰でも無料で入れるところにある。
地図を見て、ご飯を食べる食堂(しょくどう)かと思ってた私💦💦
ショクドウじゃなくてジキドウでした、、、。
じきどうは、日々の修行の場所なんだとか💦
ちなみに、御朱印の受付もこの食堂です。
食堂には写経スペースがあって
長机とパイプ椅子が並べられていました。
御朱印の受付で勧進写経(※〜2023年10月まで)を
申し込むと食堂で写経ができます。
が!!
食堂は人の出入りも多くて落ち着いて集中して書きたい人(私)には向かないかな、、、
ゆっくり集中して写経したい人は、
私が行った観智院がお勧めです。
観智院|東寺塔頭 別格本山
東寺塔頭 別格本山 観智院
観智院は東寺北大門を出て、30メートルほどのところにあります。
観智院の拝観料は500円
観智院は、真言宗の大学の研究室のようなところだったんだって。
国宝とされている客殿のお庭は見事な美しさです〜✨一見の価値あり
観智院 涅槃録ー長者の庭ー
ちなみに、お庭は写真OK🤳✨
五大虚空蔵菩薩や愛染明王像
宮本武蔵筆の鷹の図と竹林の図
お茶室にも、とても歴史のある襖絵が。
時が止まっているような、静かな空間です。
こちらは写真NG🙅
さて、写経です✨
受付で勧進写経奉納料金2,000円(※2024年現在は写経納経1,000円)を納めたら、 筆ペンを選んで道具をうけとり、塗香(ずこう)というパウダーを手につけてもらいました✨
手に塗りこんで、身体を清めるものらしい。
これがまた、まぁなんといい香り♪
私、香水とかきつい匂いが苦手なんだけど
これは本当に大好きな香りすぎてびっくり。
内側からじんわりとあたたかさを感じるような
鼻じゃないところで感じる香り?みたいな感じ。
これ、香水がわりに欲しい、、、
観智院の中には写経するひと用に
畳の一室がありました。
一文字一文字写経すると、1枚書き上げるのにちょうど1時間かかりました!
あっという間!!
本当に静かで、集中できる貴重な時間でした。
名前と、願いを書き納めます。
↑この書き方も今回初めて知りました。
一緒にもらえる写経のてびきにも詳しく書いてあります。
2023年の真言宗立教開宗1200年にむけ、
修繕工事のための寄付を募り行われている
この勧進写経は、2023年に五重塔の内部に納めていただけるんだって。
大満足の写経体験!
いい時間でした😊
マニアックな東寺紹介
残念ながら、東寺では仏像や建物内での写真撮影は禁止。仏像を写真に納められないのも紹介できないのも残念!
外観とわたしの感想で案内いたしますよ〜!
わたしの興味でちょっとマニアックな素人視点の東寺紹介となりますのであしからず〜笑
金堂・薬師三尊と十二神将
東寺(教王護国寺)金堂
金堂は東寺の本堂。国宝✨
金堂には薬師如来坐像をはさむように
日光菩薩像・月光菩薩像が。
講堂・立体曼荼羅
東寺(教王護国寺) 講堂
講堂には、弘法大師空海が密教の教えを視覚的に表現したという、二十一尊の仏像からなる羯磨曼荼羅がある。
そのうち十六体の仏像が平安時代前期のもので、国宝に指定されているとか。
木造で1000年近くこの状態を保っているということ?すご、、、!!
ここで、さらに仏像プチ情報を、、、。
講堂の警備員さんからの情報によると、象にまたがっている帝釈天(たいしゃくてん)は、仏像界のイケメンとして世に名を馳せているらしい。
うん。なるほど確かにイケメンだわ〜✨
そういえば?
東寺が好きって言ってた同僚のアイコン写真、、、帝釈天やったかも?!!
この講堂の真ん中に坐している
大日如来は真言宗の御本尊。
密教では、大日如来はすべての根源であり、
宇宙の中心であり、宇宙の法そのもの。
だから、大日如来が立体曼荼羅の中心でもあり、この東寺の中心になってるんだって。
ヘェ〜!地図見てみると、たしかに!!
講堂が東寺の中心になってる!!
大日如来が東寺の中心になるよう計算して設計されてるわけだ〜😳
明王部の仏像はすごい形相で
足元にいろいろ踏んでいらっしゃる、、、。
人なのか?人ではないのか?
顔とか踏んづけてる。
空海はこの曼荼羅でどんな教えを伝えていたのか、、、仏教とか真言宗をしっかり勉強してない私には、ちょっとギョッとする恐ろしげな世界観でした。
仏教素人の私には、福岡でみた大仏さま(大日如来)の慈悲深いお顔が安心して一番好きかも、、、。
講堂は後ろ側をぐるりと回ることができないから、後ろ側にある仏像は少し見えにくい。
講堂内は暗いし目が悪い人はメガネぜったい必要です笑
私は虚空蔵菩薩が観たくてキョロキョロ探す。
それぞれの干支に守護神がいて、虚空蔵菩薩が私の干支の守護神らしいのです。どこ?どこ?どこ??とパンフレット片手に探してみたけど、講堂にはいないのね?
虚空蔵菩薩はすぐとなりにある東寺塔頭観智院で拝観できました!観智院では静かな部屋で写経もできて、今回いちばんの満足ポイントでした😊✨
五重塔
東寺 五重の塔
五重の塔の中には、心柱を囲む四仏坐像があるらしいんだけど、公開は期間限定。
フラッと行っても五重の塔の内部は見れないのね。残念!!
桜も綺麗に咲いてるし、ベンチに座ってゆっくり五重塔の外観を堪能できて、外観だけでも十分見応えありました✨
福岡の東長寺の五重塔も美しかったけど、こちらはまた歴史の重みがあって美しい✨
ベンチに座ってたら売店のひとが
桜の昆布茶入れてくれた🌸
ん?梅昆布茶やったか??
とにかく美味しかった
金粉入ってキレイ✨
お茶飲んでゆっくりさせてもらったから
お土産でも、、、と買って帰る旦那さん。
こういうところが日本人っぽくて
ギャップ萌え笑笑
(そんなタイプに見えへんのに〜🤭)
東寺の境内はこの季節は桜がとっても綺麗✨
お手入れの行き届いたお庭と、静かな空間にゆったりとして心が澄みわたる。
毎年、春(3月中旬から4月中旬)と、秋(10月下旬から12月下旬)に、東寺ではお庭や五重塔がライトアップされる夜間特別拝観をやってるみたい。
昼間でもこの美しさなのに、夜のライトアップなんてめっちゃ綺麗やろうなぁ、、、。
東寺のインスタ写真見るだけでトキメク✨
こんどは夜にもきてみたいなぁ、、、
宝物館(特別公開時のみ入館可能)
宝物館がみられるのは特別公開の時だけ。
春/3月20日〜5月25日
秋/9月20日〜11月25日
入館料500円
東寺の寺宝が公開されるんだけど、建物自体は狭くて1階/2階だけだから、展示される宝物は順次入替されるみたい。
今回なんと!たまたま公開中でした!
せっかくなので、宝物館も行ってきましたよ〜♪
今回、私たちが、しばらくその前に立ち尽くしてしまったのは、弘法大師坐像!
旦那が、ちょっとちょっと!きて!!と、弘法大師坐像の前に突っ立って呼んでいる。
わたしはいろいろじっくり見るから、旦那は先にスタスターっと行くことが多いんだけど。ずっとそこから動かん!
行ってみると弘法大師坐像が、、、。
これ、、、生きてるみたいじゃない?
うん、、、なんていうか、、、動きそうやな。
黒く塗ってあるんだけど。
なんか、肌質がね、もう人間ぽくて。
黒いドーランを塗っているように見えてしまう。で、伏し目がちな眼が本当に生きてる人の眼に見える。
たしか、運慶の子が彫ったと説明書きがあったはず。(記憶違いならごめんなさい!!)
なんか、魂宿ってるねー。と、
見入ってしまった。
これ、ドッキリとかで突然動き出すやつとか、、、?と疑いたくなるくらい、生身の人間に見えたんだよね。すごいわ。
2階にあがると、千手観音像立像が。
約6メートルもある大迫力!
平安時代から食堂の御本尊として安置されていた千手観音菩薩像は、昭和5年の火災で損傷してしまったそうで、、、。
修復して宝物館で展示されているけど、すごく迫力ありました。
あと、私たちが釘付けになったのが夜叉神像
銃槍かと思うくらいの穴だらけのからだ。
腕もなくて、コミカルにさえみえるその表情。
ただ、その説明が怖かった〜!!!
はじめはずっと南大門の左右に展示されていたらしいんだけど、礼を欠いた旅人に罰を下すことがあったらしく、、、。
恐れられて別の場所へうつされたんだとか😱😱😱こわー!!
そして、この身体の穴は銃槍ではなくて虫の被害ということでした。
そりゃそうだよね。ほかの木造の仏像がこの状態で残ってる方が奇跡だわ、、、。
他にも国宝、重要文化財がたくさん展示されてるんですが、ちょっとマニアックすぎましたか??
あと、見たかった両界曼荼羅図は貴重なものだから公開されてはいませんでした。でも、宝物館には両界曼荼羅図の同じサイズの複製がかけられていたから複製でも充分!両界曼荼羅図が見られてよかった〜✨
拝観料
金堂・講堂 500円(五重の塔の内部公開されているときは、別料金となっています。)
宝物館 500円(期間限定公開)
観智院 500円
共通券 1,000円(金堂・講堂・五重の塔外観のみ・宝物館・観智院すべて)
今回は宝物館も公開されてたので共通券を買いましたー。すべて見るなら共通券1000円がお得です。
KAKA