愛犬は私にとって特別な存在でした。
悲しいとき苦しいとき
淋しいとき疲れたとき
いつでも側に寄り添って癒やしてくれたのはマロでした。
はじめての結婚生活も
はじめての子育ても
不安なときはいつもそばで寄り添って支えてくれた存在でした。
もちろん、
嬉しい時も楽しい時も一緒。
言葉での会話がなくても
それ以上に気持ちが通いあう関係。
第2の人生の苦楽を共にした愛犬は、
スピリチュアルな魂のパートナーだったのかもしれないな。
そんな愛犬が教えてくれた
愛と幸せの意味のお話しです。
言葉にしなくても伝わる絆
動物をかっているひとにはわかると思いますが
彼らは話さなくても私たちの感情にとても敏感です。
散歩に行こうかな、、、と思うだけで
離れたベッドからかおをあげて
『お散歩!⁉』とアイコンタクトをしてくるし。
機嫌が悪い人には、
家のドアが開いた瞬間から絶対に近づかない。
ありがとうも、ごめんねも、大好きだよも、嬉しいも悲しいも、腹が立つ!も。
もっともっと細かな気持ちまで、まるで会話しているようにちゃんと通じます。
今から思えば、マロは家族みんなをいつも見守っていて、癒す役割をしてくれていたんだなと思います。家族みんなが、いつもマロに癒されて励まされて、心に優しさと元気を充電してもらってたんだと実感します。
娘たちは生まれたときからマロがいるのがあたりまえだったし、私も結婚と同時にマロと暮らし始めて、いつもそこに居てくれるいちばん長い時間を一緒に過ごした相棒でした。
マロは、私の相談相手でもありました。
こんな言い方をすると、ペットを飼ったことない人には不思議にきこえるでしょうが、、、。
なにもアドバイスもせず、聞き出そうともせず、ただ側にいてくれる。
話を聞いてほしいときにはどんなことでもただ聞いてくれる。
人間の友達じゃなく、動物だからこそ素直に話せることがあるんです。
こんなこと聞かされたらつかれるかな。とか、ただ聴いてほしい愚痴のようなものだと自分で自覚している時はなおさら誰にも言えずに溜めてしまうもの。
ただ泣きたい時でも
保身する必要も
いい人でいる必要もなく
自分の本当の気持ちがありのまま話せる唯一の相談相手でした。
そして
言葉にしなくてもいつも
わかっているよ
と、
ただ側に寄り添ってくれる存在でした。
愛犬マロは内なる自分の役割もしてくれていた
誰にも相談できないこと
誰にも相談したくないこと
マロに相談したり話すことで
本当の自分
と会話していたんだと気がつきました。
愛犬マロの存在をとおして
本当の自分
本当の気持ちに
向き合えていたんだと。
マロをとおして、心の奥に隠していた本当の気持ちと向き合って、自分自身に相談していたんだと知りました。
あの子には、そんな不思議なチカラがありました。
愛犬から教えられた幸せの法則
前回のブログで
サラとソロモンという引き寄せの本を紹介しました。
その本でソロモンが教えてくれた幸せでいるための大切なヒントもまた、ずっとマロが私に教えてくれていたんだなと知ることになりました。
嫌なことがあった時
悲しいことがあった時
いつまでも不快なことに意識を向けずに、意識的に幸せな気持ちを思い出すこと。
どんな時でも
幸せな気分を見失わないこと。
味わい愛でる気持ち、、、。
嫌なことや悲しいことがあった時に、そのことを頭の中から追い出して、楽しいことや幸せなことに気持ちを向けるって実はとっても難しくて。
頭ではわかっていても実際に幸せな気持ちを取り戻すのはなかなかできることじゃありません。
マロは、家族の誰かが落ち込んでいるとき、何も言わなくてもいつのまにか近くに来て、さりげなく側に居てくれました。
とくに何をするわけでもなく、アピールしてくるわけでも、かまってと言ってくるわけでもないけれど、いつでもぼくを触っていいよ。という控えめな感じで。
あきらかに普段よりも近くに、ただそっと居てくれたのでした。
その体のぬくもり
柔らかな毛
なつかしいにおい
湿った鼻
ふかふかの肉球、、、
マロを撫でて、
くるむように抱きしめて、
顔をうずめてにおいをかいで、
そのうちに寝てしまう。
疲れも
嫌なことも
悲しいことも
そのときだけは忘れて心をほっと癒してくれる。
そんな不思議な力がありました。
思い返せばいつも
マロがそばに来て
マロに触れて
その幸せを感じることで
悲しみや憎しみの感情の底に落ちずに
自分の幸せな気持ちを思い出して
しあわせの泉につながることができたんだと知りました。
愛するものの死は永遠の別れではない
そして、マロが天国へいったあとでも、いまでもマロは私たちに幸せな気持ちをいつでも届けてくれています。
いつものようにマロを今すぐ抱きしめたい!
でももうそこにマロの躰は存在しない。
思い出して涙があふれるときはいまでもあるけど、、、。
その涙は哀しみの涙でも、不足している涙でもないから。
その涙はいつでも心の内側から温かくなるような感じと、内側から愛おしさが湧き上がってあふれ出すように満たしてくれる、温かな愛の涙なのです。
マロのからだはもうないけれど、
マロの魂はいまもすぐそばにいつでも感じることができる。
そこに今までどおり触れることのできる存在ではなくなっても、私たちの心を愛であふれさせ、私たち家族を幸せでみたし続ける愛そのものなんだなぁ、、、と感じています。
愛犬との別れの後に出逢った本
愛犬マロとお別れしてからひき寄せられるように出逢った本。
そこに私の答えがありました。
星の王子さま
愛犬とのふしぎな絆と星の約束:スピリチュアルに読む『星の王子さま』シリーズのはじまり、、、 - でこぼこーど
サラとソロモン
愛おしい老犬との暮らし
愛犬の最期を看取れなかったことで自分を責めないで。それは愛犬からの愛のしるし。 - でこぼこーど
KAKA