私は、毒親って言葉を
私が長女を産んだ10数年前に初めて知った。
きっかけは、結婚と出産。
自分が親になったときから
今まで蓋をしてた未消化の感情が
心の奥からふつふつと湧いてくるのを感じた。
自分の親に対する「なんで?」って疑問。
「愛されていなかったのかな?」って悲しみ。
それは、激しい恨みと怒りの感情として爆発してしまった。
母になって、
我が子にただ無条件の愛を感じるほど
私が親から与えられたのは
条件付きの愛情でしかなかった気がした。
行き場のない苦しい感情を何とかしたくて、
調べたり本を読んでたどり着いた毒親ってキーワード。
子どもの人生を支配して自分の物にしてしまう。そんな毒になる親がいることを知った。
毒親育ちの人にはある共通の特徴がある。
大人になってからも生きづらさを抱え続けているというのだ、、、、。
そんな毒親育ちの生きづらさの原因についてのお話しです、、、
毒親育ちの生きづらさの原因は"学習性無力感"
鎖につながれた象という寓話を聞いたことがありますか?※ホルヘ・ブカイ/寓話セラピー
サーカスの象は、片足の鎖をほんの小さな杭でつなぎとめられている。
大人の象は大きくて、力も強い。
逃げる気になれば簡単に逃げ出せるはずなのに、象は逃げるそぶりも見せない。
どうして?
サーカスの象は、小さな頃からその鎖に繋がれていたからだという。
子どもの頃に何度も何度も逃げようとしたけど、小さな仔象の力では逃げることが出来なかったのだ。
ある時、仔象はあきらめた。
抵抗も逃げようとすることもやめた。
この鎖からは逃げられない、、、
自分にはそんな力は無い、、、
自分は無力なんだ、、、と知ったからだ。
大人になった今もこの象は、
幼い頃の体験を信じ続けている。
この鎖から逃げることはできないと
信じ続けている。
だからもう逃げないんだよ、、、と。
ゾッとするこの話。
学習性無力感っていうらしい。
毒親家庭でも同じことが起きてる。
幼い頃から「逃げられない」「抵抗しても無駄」「自分は無力だ」と何度も学習させられた子は、いつかあきらめる。
そして、本当に自分にはできないと信じてしまう。
だから、逃げる力をつけたあとも逃げようとしない。いつまでも親の鎖に繋がれたまま何の疑問も持たずに生きてしまう。
この学習性無力感が毒親育ちの生きづらさの原因らしいのだ、、、。
毒親にもいろいろ
わたしがはじめて毒親って言葉を知った当時はまだ、そんなに話題にはなってなくて。
身体的な虐待とちがった精神的な虐待ってそんなに注目されずに見過ごされてた。
身体的な虐待を受けた人とか
育児放棄をされていた人なら
周囲も気がついてたかも知れんし
自分が虐待されてたと大人になってから気がつくかもしれん。
でも、精神的・心理的な虐待は?
きっと周囲からも気づかれない。
当事者だって気づかない。
だから見過ごされてやすいんだろうなと感じる。
例えばこんなこと、、、
過干渉だったり。
きびしい管理下におかれたり。
気分によって無視したり。
バカにして罵ったり。
虫の居所がわるいと怒鳴ったり。
お前のせいで苦労している、、、と謎の責任転嫁をされる。
そうやって日常的に、
威圧したり
罪悪感を抱かせたり
自由意志を奪って
だからダメなんだ!とか
親の言う通りにすればいいんだ!と
子どもの自尊心と自信を麻痺させてゆく。
じわじわと、、、
子どもの人生を支配して
毒親は子どもの人生を乗っ取ってしまう。
あぁ、、、
鎖につながれたサーカスの象と同じやつやん笑笑!!
うちの場合は、とにかく支配されてたな。
とにかく自由意志というものが認められてなかったし。
我が家では、
父親が白!と言ったら、
真っ黒のものだって白だった。
今考えたら怖すぎるっ!
あきらめちゃったんやな。
無力感を学習してしまったわけだ〜。
でも、しゃーないよな〜。
あの時はほんとに無力やったんやから、、、
我が家の毒親体験は前に書いてるのでこちらから→毒親ってなあに?支配的なママ友はやっぱりこれを言っていた。 - でこぼこーど
自分を縛る鎖から自由になることを許そう!
自分の本当の気持ちや欲求を犠牲にして子ども時代を過ごした人も、、、
自分は無力で抵抗できないと学習させられてあきらめてしまった人も、、、
大人になっても親の鎖につながれたまま、生きづらさを抱えて生きている人も、、、
自分を縛っているその鎖は
本当はどこにも繋がれていないのかも??
自分を縛り付けているのは
過去の記憶からくる思い込みかもしれない。
もう、自由になっていいよって
自分に許可してあげるだけ。
それだけででいいのかもしれない。
自由は手に入るのかもしれない。
ここまでわかれば、その鎖から解放されるのは簡単な気がしてくる!
もう自分の意思で
自由になるって決めても良い。
解放される自分を許してしまおう♪
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KAKA