でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

【老犬の介護】ごはんを食べない。弱ってゆく愛犬になにを食べさせればいい?

16歳の愛犬を介護中です。

 

できないこと、不自由が増えていくなかで、

やっぱり食べることが一番の生命の源だと感じています。

老衰で食欲がなくなってゆく愛犬

どんなに体の自由がきかなくても
寝てばかりの日があっても

 

食欲さえあれば
ちゃんとごはんを食べてくれれば

 

 

もう歩けないと思ったのに
突然フラつきながらも歩ける日があったり。

 

 

立てなくても、自分で歩きたいと
必死になって頑張ったり。

 

 

寝ていても話しかければ反応があって

瞳が活き活きと輝いていて

目と目を合わせれば意思の疎通ができる。

 

 

生きていると実感することができる。

 

 

今月の初めに急に食欲がなくなった。

 

みるみるうちに眼の光が消え

反応もなく衰えてゆく愛犬の姿に

食べること、食べたいと思うことは

生命力なんだな。

 

 

食欲は、生命の源なんだな。

と思い知らされたのでした。

 

食いしん坊だった愛犬の食欲が少しずつなくなってきた始めの頃。

 

いつものドッグフードにササミや茹でたお肉をトッピングすれば食べてくれた。

 

それでも食べてくれなくなってきて
ドッグフードを完全手作り食に変えた。

 

すごく喜んで食べる姿に
ホッとしたのもつかの間で、、、

 

大好きだったササミを食べなくなって
豚ヘレ肉
赤身の牛肉
白身のお魚、、、、
食いついてくれた時は飛び上がるほど嬉しくて!

 

でも、どれも
2度目3度目は食べてくれない。

 

ヨーグルトに
納豆に
お豆腐に

犬用の流動食に
猫用のチャオチュールまで、、、
あれは?これは??と試す日々。

 

もう本当にお別れは今日かもしれない、、、、
明日かもしれない、、、
なんども泣いた。

 

覚悟しないといけない。
このまま食べてくれなければ
もう長くは体力がもたない。

食欲のない老犬が食いついた奇跡の食べ物

もう何にも食べない、、、
そんな時に、ふと
『食べてみる?』と
鼻先に持っていったら

 

 

寝たきりの頭を持ちあげて
秒で食いついてきた奇跡の一品。

 

それは、意外すぎるものでした。

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娘が食べたフルーツサンドの、残った端のほう。

 

柔らかい食パンに
ほんの少しクリームの付いているところ。

 

いつもなら
人間の食べ物を分け与えることのない私。

 

手を替え品を替え
手作りごはんをあげていたけど
それももう限界で、、、
食べさせられるものが思いつかなかった私。

 

 

少し食べてみたら
生クリームじゃなくて
ほんのりヨーグルト風味のあさっりとしたクリーム。

 

原材料名の表示をみてみたら

ヨーグルト

クリームチーズ

ホエイパウダー(だったと思う確か、、、)

これなら体に悪くなさそうだな、、、と、

何気なくちぎって鼻先に持ってってみた。

 

 

意識も朦朧としているような状態だったから、まさか本当に食べてくれると思いもせずに。

 

 

本当に信じられないくらい
秒で覚醒して
頭をあげてもっともっと!!!
と、おねだりして食べたのだ。

 

嬉しくて涙が出た。

 

動物病院の先生の言ってた、なんでもいいから食べさせてあげてって、こういう意味やったんか!!!

 

栄養バランスより、まずは食べてくれることがなにより大切

子供の頃から犬と暮らしている私は、人間の食べ物やオヤツを犬に分け与える飼い主さんを、あまり好意的にみていないところがあって、、、。

 

 

愛犬の健康を考えると、体に良いもの、体に負担のないものを食べさせてあげることが愛情だと思ってきたのです。

 

人間の食べ物を分け与えたら、犬は喜んで食べるけど、その子のためにはならない。

甘やかさずに食事管理してあげることも、飼い主としての愛情だと思っていたのです。

 

 

だから、食欲がなくなって、動物病院の先生に「今は、栄養バランスより食べてくれるものならなんでも食べさせてあげて ね。食べさせちゃいけないものは、飼い主さん歴が長いから知ってるでしょ。チョコ、玉ねぎ、葡萄とかの犬が中毒をおこすもの以外ならなんでもいいから。食べたいもの食べさせてあげて。」と言われて。

 

 

それでもなお、、、

 

私の頭に浮かぶのは鶏肉か赤身のお肉か、、、
要するに、犬にとって健康維持のために良いといわれてる食材しか頭になくて。

 

 

無意識に、体に良いもの、健康に良いものばかりを選んで食べさせようとしていたな、、、と。

 

それで、食べてくれない焦りと危機感に追いつめられていました。

 

フルーツサンドに喰いつく姿を見て

こういうことやったんか!と。

 

少々からだに悪いものだってかまわない!

 

先の短い犬生だもの。
食べられるなら何だって
食べさせてあげたい!

 

と、先生の言った言葉の意味を
やっと理解したのです。

 

『体に良いもの』の思い込みを捨てると食べられるものはある!

体に良いものの思い込みを捨てたら、実は食べてくれるものがたくさんありました。

 

おつまみのチーズ鱈

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焼き芋

これは体にも良いけど。安定の大好物♪
無水鍋で焼き芋にしてサイコロ状にカットしておいたものをオヤツ代わりに間食♡

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豚ローススライス肉と白菜のトロトロ煮

ササミや赤身の肉よりも、脂のついている豚肉が好きなことがわかりました。

 

煮込むとトロっりとして食べやすい白菜と、脂身も付いている豚ロースのスライス肉を煮てあげると、甘い豚肉の脂の香りでどんどん食べてくれました。

 

チーズ入りスクランブルエッグ

カロリーとかも気にせず!

食欲がなさそうな時には
溶き卵とトマトや鳥ミンチを
スクランブルエッグにして
とろけるチーズをトッピングして
まぜまぜしたり🧀

 

犬用ミルクでリゾット

犬用ミルクにご飯を入れてリゾットに。
栄養も満腹感もばっちりです。

 

スペイン風オムレツ

レンチンしたジャガイモや
鳥ミンチを溶き卵に入れて
スペイン風オムレツに

 

犬用ミルクでパンがゆ

赤ちゃんの離乳食みたいに
犬用のミルクにちぎった食パンを浸して即席パンがゆに

 

歯のない老犬でも食べられる柔らかレシピ

以前、歯のないシニア犬を預かっていた時に、吐き戻し対策として公開したレシピも読んでみてね。

老犬チワワさんのお口に合う手作りごはんレシピ公開!

体力を落とさないために”食べたい”を優先

食べたい!って食欲を感じたり
食べることができるだけで
こんなにも目に活力がでて
生命力があふれてくるんだ!!!✨と実感します。

 

何より食べることが一番たいせつ

そう感じます。

 

体に良いものの思い込みを捨てると
食べてくれるものはまだまだ無限に見つかりそう♡

 

☆追記☆

老犬の介護中は、真水よりも薄めた経口補水液をあげると
効果的に水分補給ができます!

寝たきり犬や老犬の介護中の人はぜひ読んでみてくださいね。

www.decoboco.me

⇩愛犬との他の記事はコチラにも

愛犬との絆 ~愛犬の介護と看取りの記録~

 

KAKA

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