でこぼこーど

子育て・ adhd・老犬と暮らす主婦のブログ

天国へ旅立った愛犬へ また逢おうね。ずーっと ずっと だいすきだよ

家族の覚悟

愛犬を見送りました。

 

この子がいなくなったら、ママ絶対ペットロスで廃人になりそう、、、

昔から、ずっと家族にそう言われてきた私。

 

私自身も、この子がいなくなったら、、、、

普通の日常生活がおくれる自信がない、、、そう思っていました。

 

 

愛犬を見送り、

たくさん泣いて。

けれど、

自分でも驚くほどに、心は穏やかでした。

 

それは、最期にゆっくりと、

心の準備と覚悟をするための時間と、

全力で心をかたむける濃密な時間を、

愛犬マロと、

家族のみんなが与えてくれたからだと思っています。

 

 

ここ数日、厚労省の『人生会議』のPRポスターがニュースで話題になっています。

表現にもう少し配慮が必要だったのは事実かもしれません。

ただ、人生の最期の時をどのように迎えるか。

事前に家族で話し合っておく「人生会議」は、とても大切なことだとも思います。

 

 

私たち家族も、

愛犬マロの余生がもう長くないかもしれないと感じた時、

大切な愛犬との最期の時間をどうすごしたいのか。

最期に、マロが望むことは何なのか。

私たちが、これからマロにしてあげられるのは何なのか。

話し合いました。

 

その答えは、

命を時間をひきのばすための延命治療はしない。

痛みや苦しみをとりのぞくための緩和ケアをしながら、

今まで通りの生活をさせてあげたい。

家族の暮らすこの家で、安心して旅立たせてあげたい、、、、ということでした。

 

大人の私達夫婦は同じ考えでした。

中学生の長女は、自分も同じ気持だと言ってくれました。

小学校低学年の次女には、まだ理解するのは難しいかも、、、と思ったのですが、

次女もちゃんと理解してくれました。

 

 

 

次女とは、こんな話をしました。

マロくん、もうあまり長く生きられないかもしれない。

老衰っていって、マロはもう犬のなかではすごく長生きしたぐらいお爺ちゃんになっててね。

人間でも、どんなに元気なおじいちゃんおばあちゃんでも、100歳の長生きさんはいても、200歳のおじいちゃんおばあちゃんはいないでしょ?

マロくんは、もう歳をとって、天国からお迎えがくる歳になってしまったみたい。

病気みたいに、薬でなおればいいんだけど、これは薬で治せるものではないんだよね。

少しずつ、歩けなくなったみたいに、

体のいろんな場所でもだんだんと、今までどおりのはたらきができなくなっていってしまうの。

だから、今のマロくんは、お別れの日がいつくるかわからない。

元気に過ごせる日もあるし、

急に元気がなくなって苦しそうな日もあるし、

もしかしたらお別れは今日かもしれない。明日かもしれない。

だから、そろそろ、心の準備をしておいてほしい。

後悔しないようにいっぱい話をして、いっぱい可愛がってあげようね。

 

ママは、マロくんが天国に行くときには、安心していけるように、そばにいてあげたい。

だから、今は休みの日に家族でお出かけできなかったり、お家にお友達を呼べなかったり、我慢させてしまうこともたくさんあるけど、マロくんのために一緒に頑張ってくれる?と。

 

 

次女は、『エルフィーといっしょ?』と聞きました。

 

「うん。エルフィーと一緒だよ。」と答えると、

 

『わかった。私も同じ気持だよ。』と理解してくれました。

 

 

 

愛犬との別れを教えてくれた絵本との出会い

エルフィーとは、うちにある大好きなこの絵本にでてくる犬の名前です。

 

ずーっと ずっと だいすきだよ ハンス・ウィルヘルム 作・絵

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主人公の男の子は、小さな頃から仔犬のエルフィーと一緒に成長しました。

元気で、やんちゃで、いたずらっ子のエルフィー。

そんなエルフィーも、男の子がが大きくなる頃には、老犬になってしまいます。

寝てばかりで、散歩も嫌がるようになり、まもなく階段も登れなくなってゆくエルフィー。

心配してつれていった獣医さんで、こう言われます。


できることはなにもない、、、、と。

「エルフィーは、としをとったんだよ」と。

男の子は、先に年老いてしまったエルフィー抱いて、毎晩じぶんの部屋のベッドに運んでやりました。

そして、寝る前にはかならず、『エルフィー、ずーっと、だいすきだよ』っていってやりました。

ある朝目を覚ますと、エルフィーはしんでいました。

エルフィーの死を家族のみんなが悲しみます。

男の子は思います。

みんな、エルフィーのことがだいすきだった。

すきなら、すきと
いってやればよかったのに
だれも、いってやらなかった。
いわなくっても、わかると
おもっていたんだね。

ぼくだって、悲しくてたまらなかったけど、いくらか、きもちがらくだ。
だってまいばん、エルフィーに、「ずーっと、だいすきだよ」って、いってやっていたからね。

と。

 

 

このお話を知っている人も多いと思います。

何年まえからかわかりませんが、1年生の国語の教科書にも採用されているお話しです。

私と同じように、音読の宿題のたびに、毎回泣いてしまう、、、そんなお母さんも多かったのではないかと思います。

 

この絵本との出会いがあったおかげで、

生まれた時から一緒に兄弟姉妹のように育った愛犬との別れを、ちゃんと受け入れることができたのかもしれません。

今、こどもがまだ小さくて、一緒に暮らしている動物の家族がいるのなら、この絵本を本棚においてあげるといいかもしれません。

 

人間より、かならず先にお別れが来てしまうペットとの大切な時間のことを、自然とおしえてくれる良い本だと思います。

 

 

私は、もともと子供達に話しかけるのと同じくらい、愛犬にもたくさん話をするのですが。

 

この絵本のおかげか、次女も、ちゃんと心を通わせていつもたくさん言葉をかけてくれていました。

 

 

愛犬の介護をした濃密で愛おしい最期の日々

最期に、

マロと過ごした濃密な時間は、

まるで産まれたばかりの赤ちゃんと心通わせながら過ごすような、特別な時間でした。

 

朝も昼も夜もなく、

24時間、

可能なかぎり側に寄り添ってすごしました。

 

最期の1ヶ月ほどは、

リビングで、マロと2人で朝まで一緒に寝ました。

腕枕で、こんなふうに一緒に寝る幸せな時間。

いつもマロの特等席だった腕の中は、

いつのまにか2人の妹の特等席になっていて。

こんなふうに朝まで腕の中で眠るのは、すごく久しぶりだったね。

 

 

夜中に起きて、泣きだすのも赤ちゃんと同じで、、、

オムツを替えて、

給水用のボトルで水を飲ませて、

補助で歩けるうちは、手を添えて家中を気がすむまでぐるぐると歩き回るのに付き合った。

 

 

補助があっても満足に歩けない、立てない状態になってからは、

抱っこして、家中を歩いたり、

ベランダで外の空気を吸って、気分転換をした。

そんな時間は、本当に赤ちゃんのお世話をしている生活みたいで、、、。

大変だけど、愛おしい、そんな時間だった。

 

 

歯が丈夫だったから、ずっとカリカリのドッグフードや生の人参やキュウリを食べていて、好き嫌いも言わず、人間の食べ物も欲しがらなかったマロだけど。

 

どんどん食欲がなくなって、

食べたい気持ちがあるのに、体が受けつけない、、、食べられない。

食べられなくなってからは、みるみるうちに元気がなくなった。

 

 

栄養バランスの良いご飯や、

犬の体にいいレシピ、

そんなことより、

ひと口でも、『食べたい』『美味しい』と思うものを食べさせてあげたい!

そう思ってからは、

本当にいろんなものを試して、作ったり、買ったり、分けあったり。

 

手作りご飯も、本当に離乳食を作っていたときと同じで。

その日作る夜ご飯の材料を取り分けて、マロ用のご飯を作ったり。

 

大好きなチーズや、食べやすい卵を使って、トマト入りのスクランブルエッグにしたり。

鶏ミンチやじゃがいもを混ぜたスペイン風オムレツにしたり、、、。

牛肉やチーズを入れたリゾットを作ったり。

食欲のない日は、犬用のミルクに食パンを浸してパン粥にして食べたり。

 

調理法を変えたり、

飽きないように試行錯誤したり、

美味しそうに食べてくれる姿を見ると、本当に幸せな気持ちになった。

 

いろんなものを食べたね。

 

黒糖パンが大好きだってこともはじめて知ったね。

 

今までなら絶対に食べさせてもらえなかったチーズタラも、みんなで一緒に食べたね。

 

今まで知らなかった美味しいものがたくさんあったね。

 

 

天国に旅立つ当日まで、

美味しそうにたくさん食べる姿が嬉しかった。

 

 

だからこそ悔いはない。また逢える日まで、、、

家族みんな、マロを愛している気持は同じ。

 

愛犬マロとの最期の時間を最優先できるように、

家族みんなが、それぞれ自分のことを少しずつ我慢しながら、頑張ってくれました。

 

「ご飯は何でもいいから、マロのことしてあげて、、、」と、パパ。

 

「受験の行事、ひとりで大丈夫やからマロについててあげて、、、」と、長女。

 

小学生の次女は、ママと一緒に寝られなくて寂しくても、マロのためだからと頑張ってくれました。

 

休みの日には、お天気いいから、マロちんとお散歩行こう!と、歩けないマロをお散歩に誘ってくれました。

ポカポカの芝生に寝そべって、次女の遊ぶ姿を眺めているマロは、本当に幸せそうに見えました。

 

 

私がさいごに願ったことは、

長く苦しむことがないように、安らかに最期を迎えさせてほしいということ。

旅立つときには、そばに居させてほしいということ。

 

だから、ほんの少しの外出もお留守番させるのが不安で。

出来るだけずっと、家に、そばに居たくて。

私が100%全力でマロの介護ができるようにと、家族全員が頑張ってサポートしてくれました。

 

本当にありがたかった。

 

この生活が、このまま半年続くかもしれない。

でも、もしかしたらお別れは今日かも明日かもしれない。

そう思いながら、

家族のみんなが、精一杯心を傾けた日々。

 

後悔のないように、

心を尽くしたと思えるからこそ、

穏やかな気持ちで、マロの旅立ちを受け入れることができたのだと思います。

 

 

だから、

さみしいけれど、悔いはない。

 

 

また逢える日まで

天国で見守っていてね

愛犬が天国へ旅立ちました

maro

16歳と60日

たくさんの癒しと、愛と、想い出を

ありがとう。

だいすきだよ♡

 

 

 

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KAKA

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