"子供の習い事、中途半端に辞めさせていいのか、、、?"
実はこれ、子どもが何歳になってもママ同士でよく話題にあがります。
ママの悩み事あるあるのひとつなんですよね。
私の意見は途中で辞めてOK!
これに尽きます!!!
それは自身の経験からいやいや続けても何も身につかないと知ってるから。
そして娘たちの姿をみて、楽しい習い事は自分でどんどん伸びていくし、思ってたのと違う、、、なら、続けても伸びないと実感しているから。
そんな子供の習い事の話です。
子供が習い事を辞めたいなら続ける意味はない
子どものうちは自分に合うものや得意分野はまだ未知の世界。
だからこそ子供たちにはたくさんの経験が必要。
好きなもの、得意なもの、必要なものを選びとってゆく経験をさせてあげたい。
なんか違うな?
楽しくないな?
とわかったら罪悪感を持たせずに
辞めてもいいよと選択肢を与えてあげてほしい。
楽しくないのに嫌々つづけても
きっと親が期待するような結果は出ない。
親にとってはそれだけのこと。
でも子供自身にとってはどうだろう?
自分はダメなんだな。
全然うまくならないな。
そんなマイナスイメージだけが残ってしまう。
それって、嫌々続けることのメリットよりデメリットの方が大きいと思いませんか?
嫌々続けることはマイナスのセルフイメージを与える
自分自身も子どもの頃に
習い事を辞めたいと親に言って
『我慢が足りない』とか
『あんたはいつも中途半端だ!』
なんて責められた経験があるんじゃないでしょうか?
昭和世代はそうでしたね。
自分もそう親に言われて嫌だったはず。
そんなことを言われ続けると、本当に「中途半端で我慢が足りなくて続かない私は、どうせ何をやってもダメだな。」と、自分にマイナスのセルフイメージを持ってしまいます。
そうすると、次にやりたいことが見つかっても、『どうせあんたは何やっても続かないんだから!』って言われるだろうな、、、なんて先回りして心配し始める。
そして、やりたいことにチャレンジすることさえ嫌になってしまう。
私自身が、大人になっていちばん心の弊害になっていると感じるのは『中途半端』という親から押されたのダメの烙印とマイナスのセルフイメージです。
それは私の本当の姿ではないし、
親が本当に望んでいたことではなかったはず。
だから私は、習い事でも部活でも、やりたいと本人が思うものをやらせるし、本人が辞めたいならいつでも辞めさせる子育てを選択してきました。
こんな話を聞くと、辞め癖がつくんじゃないかって心配ですか?
実は、やめ癖なんて言葉は、赤ちゃんの抱き癖くらい昭和の時代の言葉じゃないんだろうか、、、。
やめ癖や負け癖がつくって本当?
一度やめたら、なんでも途中でやめる癖がつく、、、。
by うちの父 笑笑
なつかしい!
私も小さい頃によく言われました。
でもそれって本当?
やめ癖?
赤ちゃんの抱き癖みたいな感じ?
『抱き癖つくから抱いたらダメ 』って昭和母世代の子育ての常識は、今の時代ではもう常識じゃないよね。
今では『赤ちゃんは抱いてほしい気持ちに応えてもらって信頼関係を学ぶ』っていう子育ての価値観が常識に変わっています。
中途半端はダメ!って価値観は親からの刷り込みで身につけてしまったもの。
その価値観を、自分の子にまで押し付けたくはないですよね。
習い事をやめたいと言ったとき、
部活を途中でやめたいと言ったとき、
親から「なんでも中途半端だ」とか
「なにをやっても続かない」とか
「辛抱が足りない」と言われた。
その時どう感じましたか?
わたしはそれを聞くたびに、
『わたしは中途半端なんだな』
『わたしは何をやっても続かないのかな』
『わたしは我慢が足りないのかも、、、』
と、親から言われたダメを心に刻んできたように思います。
でも、辞め癖なんて心配しなくても大丈夫でした。
本当に好きなものを見つけたとき
自分にとって大切なものに出会えたとき
親や周りが止めても
辞めさせようとしても
絶対に続ける強さを
子供たちはちゃんと持っていたから。
その強さを信じて"何か"に出会えるまで、ポジティブに待ってあげることが、親がしてあげられる唯一のことだと感じています。
やめる決断ができる人が幸せになれる
幸せになれる人って
どんな人だと思う?
違うと気づいたら途中でやめられる人。
必要ないことをやめる決断ができる人。
途中で軌道修正ができる人。
大人になって、子育てをして、、、
今すごく実感してるのは自分の幸せを見つけられる人は、嫌なことを続けられる人じゃなくて、違うと気づいたときに辞める決断ができる人だということ。
だからこそ、わが子には、続ける技術よりも、辞める技術を身につけてほしい。
日本人はみんな、嫌なことをやめられずに頑張りすぎてる人が多すぎる、、、。
うちの娘たちの成長経過報告
好きなものを習わせて、辞めたいときにはいつでも辞めさせた、そんなうちの娘たちがどんなふうに育っているかの経過報告です。
我が家では、なんでも習いたいものを習わせてあげられるという家庭環境ではありません。
本人から"これが習いたい!"と熱い希望があるもの限定で習い始めます。
しかも、同時期にできる習い事は2つまで。
☝︎これは、家計の理由もあるし毎日ぎちぎちは親も子もストレスになるから、、、。
本人が辞めたくなったら辞めさせる。もちろん理由は聞きます、、、
一応は理由をききますが
"目標の〇〇まで終わったから"でも
"今は〇〇を優先したいから"でも
"思ってたより向いてなかったわ"でも
"楽しくない"でも、なんでもいいんです。
本人がもやもや迷っているときは
少し休んで考えてみれば?と期限を決めずに休講することもあります。
自分で考えること。
自分で選択すること。
その結果も全て自分で受けとめてゆくこと。
子の人生は子供のものです。
親が代わりに決めることはできても
親が代わりに子供の人生を生きることはできないのですから。
娘たちはまだまだ成長過程で
大人になったあとの成長報告とはいきませんが、今の経過報告はこんな感じ、、、
中3の長女(2019年4月現在)の経過報告
この地域は水泳が盛んで、みんな幼稚園から水泳を習ってる。
ところが長女はスイミングが嫌いで、習いたくないと言ったから、スイミングをやらせなかった。
小4だったかな?
体育の水泳についていけないから、スイミング習いたいといいだした。
それから1年半くらい続けて、泳げるようになったからとあっさり辞めた。
どのくらい泳げるかというと、ちょっと型の崩れたバタフライができて、海で浮き輪なしで網のところまで行って立ち泳ぎしたりするくらい。平泳ぎなら何キロか泳げるくらい。
ちなみに、わたしは浮き輪がないと無理(^^;)
小学生高学年のころは部活と習い事で朝から晩まで忙しくて、親が心配になるくらい、、、。
「習い事か部活かどれかを減らしたら?」と私が聞いても、続ける!と決めてやりきった。
かと思うと、、、中学に入ってからは、部活に専念したいからと習い事をぜーんぶあっさりやめました。
あまりの落差にこちらが驚くほど毎日のんびり過ごしています。
中学校の部活自体は強豪校じゃなく。
でも、周りに流されることなく自分の基準で納得できるまでコツコツとやっています。
部活では責任ある立場も任せてもらっています。
中学では、塾に行っていない子はほとんどいないという環境だけど、本人は気にせず塾にも行っていません。
けれど、今のところ成績表は9教科中の7教科で5をもらってきます。あとは4です。(自慢ですゴメンナサイ)
※追記※
2019年12月から中3で塾デビューして、あれよあれよと偏差値をあげ、偏差値68の公立高校に入学しました。短期集中型!!!
運動系はまったくダメだったのに、高校では突然のダンス部に入部!楽しく踊りまくっています笑笑
ちなみに、長女は小学校で部活を1年で辞めたこともあるし、大好きなタップダンスを突然やめて、1年後にやっぱりやりたいと復帰したり、、、自由です。
次女の経過報告(2022年)
小学校入学直前に習字をはじめた次女。
お習字への愛と自信は誰にも負けまへん!
今はお習字 四段!!
(´⊙ω⊙`)すげ〜✨
壁が賞状だらけです。
今年は天満宮の書初めで優秀賞をいただいて、天満宮の境内に展示もしてもらいました。
次女は、家ではいつもあつ森しながら、イヤホンでYouTubeも聴きながらゴロゴロしてる。
友達に誘われても遊びに行くのめんどくさい〜っていうくらいダラダラ。
そのくせ、去年から、週2日お習字をやりたいとたのまれて週1日から週2日にふやしたところです。
辞めたいことを続けさせるより、
やりたいことの方が伸びる!!
そういうことなのかなぁーと感じています。
↓こちらも習い事のことについて書いています
「好きこそものの上手なれ」子どもの習いごとは家庭内のオンリーワンがいい理由 - でこぼこーど
↓辞めることが苦手な大人は苦しそう。
途中でやめられないのは現代病??
辞めることが下手くそな昭和世代の私たち。自分の子どもにはこんな価値観持ってほしくないよなぁ。続けるだけが正解じゃないし、自由になっても良いんだよ! - でこぼこーど
むすび
習い事を辞める ことへの考え方もそれぞれ。
どれが正解でどれが間違っているかではなく、
我が子の''習い事やめたい"に迷っているママさんに、意見のひとつとして読んでもらえたら嬉しいです。
KAKA
こどもちゃれんじが4月号から入会のかた限定のお得なキャンペーン中✨