でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

子供の友達関係には口出しないほうがいい理由 正しさは生きづらさの原因になる

子供の友達関係って気になりますよね、、、

だけど、、、

私自身がはじめての子育てで失敗したな〜と反省したことがあります。

 

それは、小学校に入学する前や低学年の頃に
娘のまわりの友達や環境をととのえて
トラブルの少ない居心地のいい関係だけに
整えすぎたこと。

 

娘を、悪い環境から守ってあげているつもりでした。
その温室育ちのツケを払うのは、娘自身だと知らずに、、、。

子供の友達関係に口出ししない でこぼこーど

子供にとってはトラブルも大切な経験

子どもの友達関係って気になりますよね。

助けてあげたくなるし
口出しもしたくなる。

 


だけど、、、、
友達関係で経験する理不尽なことや嫌なこと、、、
その経験は、これから先の人生をずっと生きやすくしてくれるための、経験という贈り物だったのかもしれない、、、と、今感じています。

 

 

 

子どものうちの友達関係は、
人間関係を練習して経験を積むための
大切な練習期間だったんだな。

 

 

小学校低学年までの練習期間に
自分で体験して乗り越えた経験がないと
中学生、高校生になるほど乗りこえるのが大変になる。

 

 

小さな頃に嫌なお友達とか環境から遠ざけて
無菌状態でたいせつに守ってあげたとしても

 

成長すればひとりで学校に行き
やがて大人になって社会にでる。

 

大人になってもずっと親が一緒にいて
守ってやることなんてできない。

 

 

無菌状態で耐性もなく育った子が
突然、外に放りだされるなんて!!

 

その方がきっと苦労するにきまってる。

 

嫌な人だって、嫌な環境だって、
どこに行ってもある。
避けることなんてできないものだから、、、。

 

 

遠ざけて経験をうばってしまうと

大人になってからも
人間関係で苦労することが多くなる

ということ。

 

 

だから、子どもの友達関係や環境を
親の理想どおりに整えようとしない。

 

悪い環境や嫌な相手から
遠ざけることで守ろうとしない。

 

ちゃんと自分で体験して、悩んで、、、
折り合いをつける経験をさせてあげるほうがいい。

 

 

親ができる唯一のことは、
そばにいて見守ってあげること。
共感したり助言しながら
自分で解決するためのヒントをあげること。

 

子供の経験という学びを
横取りしちゃいけなかったんだな。


環境や経験から遠ざけるんじゃなくて
安心してたくさんの経験をして学べるように
そばにいて見守っていてあげること。

 

いつでも戻ってきて安心できる居場所であることが
親にできる最大のことかもしれないなぁと思います。

 

わたしの失敗談:温室育ちのツケはおおきい

私が長女の初めての子育てで失敗してしまったと気がついたのは、こんな経験からでした、、、

 

 

幼児はまだしかたないとしても、
幼稚園児でも小学生でも
驚くほどに意地悪な子っているものです。

 

 

親としては、意地悪されて悲しんでいるわが子の姿なんて見たくないし、意地悪な友達と一緒に遊ばせてると悪い影響を受けて意地悪な心が芽生えてしまうのでは??と心配にもなってしまうものです。

 

 

だからこそ、おだやかでやさしいお友達とだけ遊ばせたり、こどもにとって過ごしやすい理想の環境を整えてしまうことがある。

 

 

ワタシは、それ、

やってしまいました。

 

 


意地悪な子も
順番を守らない子も
裏表のあるうそつきな子や、、、
(今考えると普通に子供らしいだけやな、、、)

 

 

そんな子たちとは、なるべく距離をおいて
一緒に遊ばせないようにしてました
(;^ω^)

 

 

必然的に長女は温室のようなぬくぬくとした平和な環境で幼少期を過ごすこととなりました。

 

まわりには意地悪な子も
順番を抜かす子も
ルールを守らない子もいない。

 

 

みんな優しくて
ルールを守って
譲ってあげる
そんな子ばっかりの温室でした。

 

小学生になるまでは、、、、。

そのツケを払うのは、
娘だとも知らずに(;´・ω・)

 

 

温室育ちの弊害を目の当たりにしたのは
小学校に入学してから。

 

娘は温室から突然ジャングルへ
ひとりで放り出されてしまったのです。

 

 

この地域の小学校は1000人を超えるマンモス校。
たくさんの幼稚園から子供達が集まります。
転勤族も多く他県からくる子たちもたくさんいます。

 

 

小学校に入学してはじめて
今まで関わったこともない色んなタイプの子達と
自分自身で折り合いをつけていかないといけなくなったのです。

 

 

いつも見守ってくれていた大人はいない
子供達だけの世界で、、、、。

 

 

いままでのように

か〜し〜て!= い〜い〜よ!

い〜れ〜て!= い〜い〜よ!

が通用しない世界です。

 

 

か〜し〜て! = だ〜め〜よ!!!

い〜れ〜て! = い〜や〜よ!!!

の弱肉強食の世界です。

 

 

今まで温室でぬくぬくしてきた娘は
ショックを受けたようでした。

 

 

経験値があまりにも少なくて、
どう折り合いをつければいいのか分からなかったんだろうな、、、。

 

泣いて帰ってくることはほぼ毎日。
私も、なんとアドバイスすればいいのか、、、
ただ聞くだけしかできません。

 

 

その時のワタシは先生に相談してみたら?
本気でありえないアドバイスをしてました笑笑

 

経験値の高〜い悪ガキンチョほど、
先生に怒られないための言い訳も手馴れたもので、
先生だってコロリと信じてしまうほど、サラリと嘘を言います´д` ;

 

 

先生に相談するなんて何の解決にもならんのね、、、
知らんかった~。
わたしも経験値が低かったもので、、、。

 

 

はじめは、
え?先生そんな嘘も見抜けないの??
え?なんでちゃんと注意してくれないの?
ちゃんと子どもたちのことみてるのかな??
そう思いました。

 


でも、子供の世界ってそんなもんです。
学校ってそんなところです。
世の中ってそんなもんです。

 

 

自分で折り合いをつけるしかない。

 

 

環境を整えたりせず
嫌なことから遠ざけて守ったりせず
ちゃんと経験させてあげればよかった、、、。
もっと、耐性をつけておくべきだった!

 

 

ルール通りにいかないこともあるし
納得いかないこともある。

 

 

そんな中でどうやって周りと折り合っていくのか。
どうやって自分の気持ちに折り合いをつけてゆくのか。
それを学ぶための大切な経験だったんだ!と。

 

私は娘の経験をうばってしまっていたのか!

そう気づいて後悔しました。

 

娘のためと言いつつホントは、
見ている自分が辛かっただけなのかも、、、。

 

HSP気質で意地悪とか裏表とかがめちゃめちゃみえてしまう私は、自分が苦しかっただけなのかもな。

 

結局は自分自身の価値観とか善悪の基準を
娘に押し付けてただけなのかもしれないなぁ。

折り合いをつけるチカラ

子どもの頃の友達関係で経験する
「思い通りにいかないこと」
大人になって社会に出てもあふれてる。

 

 

意地悪な相手
嘘や裏ぎり
本音と建前
ズルい相手
ルールを守らない相手
他にも、、、、。

 

 

正解だけでは生きられない
矛盾のある世界を知る。

 

世の中にはそんな人もいると知る。
それは自分を守るチカラにもなるんだな。

 

 

知らなければ傷つく。

知っていれば、
そんな人なんだとスルーできる。

 

 

知らなければ悩む。

知ってれば、
その人の問題だとスルーできる。

 

知らなければ
どんな人にも耐えなきゃって頑張る。

知ってれば、
そんな人は相手にしない。

 

 

知らなければ
正しさを貫こうとする。
相手を攻撃する。
相手を変えようとする。

 

知ってれば、
人のことはほっとける。

 

 

そんな「思い通りにいかないこと」があると知らなければ、

嫌な相手も
理不尽さも
正しさも自分の心も
全部が苦しくて逃げられないことになる。

 

逃げられないものから逃げようとして
追いかけられ続けることになる。

 

 

知っていれば反応せずにいられる。
あぁ、そうなんだ、、、って。
関わらずに共存できるようになる。
折り合いをつけられるようになる。
それって、楽に生きていくために必要な技術なのかもしれない。

 

正しさは生きづらさの原因になる

そしてもうひとつ。

親は小さいうちに正しさやルールや正義を教える。

 

それって人として大切なこと。
だけど、正しさや正義には柔軟性も大切じゃないかと思う。

 

 

ルールを守る。

順番を守る。

友達を仲間はずれにしない。

代わってと言われたら、代わってあげる。
(だってみんなの遊具だから)

貸してと言われたら貸してあげる。

 

そんな大人の社会のルールを押し付けすぎないこと。

全部正しいけれど、それを守っている子どもは少ない。

 

それでも、そう教えられたて
まじめにルールを守る子ほど、
この正しいルールと現実の間で苦しむ、、、ということ。

 

 

いちど身につけてしまった正しいルールは破れない。
自分の正しさや優しさを裏切れない。

 

 

どうしてみんな守ってくれないの???と
消化しきれないモヤモヤをかかえても
自分自身にはルールを破ることを許せずに
いつも周りを責めたり裁いたりする。

 

 

それって、すごく生きづらいこと。

 

 

正しさも、正義もケースバイケース。
もっと柔軟でいいと教えてあげてほしい。

 

人には優しく、、、
いつでも譲ってあげる、、、
何でも貸してあげる、、、

 

じゃなくて。


大切なものなら、貸せなくてもいい。
意地悪されたら、無視してもいい。
やっと自分の順番がきたら、次の子にもうちょっと待ってねって言ってもいい。

 

 

優しさも、正しさも、正義も、
ケースバイケースでいいんだよって。

そう教えてあげればよかった。

 

今の私が思うことは、、、
ルールを守ることも大切だし
優しいことも大切だけど

 

自分が傷つけられた時は我慢しなくていい。

嫌なことは嫌だと断っていい。

自分を優先していい。

自分を守っていい。

誰かのために犠牲にならなくてもいい。

誰かのために我慢しなくてもいい。

ちゃんと自分のことも大切にしていいんだよってこと。

 

それは、自分勝手なことではないんだよってこと。

 

これをいちばんに教えてあげなきゃいけなかったんだ、、、。


一方、次女は、、、

上の子の子育てで学んだことで、できるだけ口出ししないことに気をつけた。

 

そしたら、次女は優しいけどたくましい性格になった。

遊具をかしてと言われた時も、いま使ったばかりだから、あと◯回でかわるね。

というときもあれば、後でまた代わって!とすぐに譲るときもある。

 

たまに、無視して代わってあげない時があって、あとで理由を聞いてみた。

『○○くんは、いっつも代わってあげても自分は誰にも代わらずいつも独り占めするからよ。』

と聞いて納得した。

 

ルールは自分の経験で使いこなせてこそ、便利なものだ😁わたしも、見習おう笑笑

 

↓↓次女の友達事情はこんなかんじ。
ちゃんとたくましく育ってるな!

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KAKA

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