でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

自粛期間中のすごしかたと心の変化

緊急事態宣言と心の変化

緊急事態宣言が出てから
もう十年以上も忘れていたような
おだやかで
自由で
落ち着いている
そんな満たされた気持ちに包まれて、ゆったりと毎日をすごしています。

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もともと、家にゆっくりこもっていることが大好きな性分ではあるけれど、いまの状況は客観的に見れば自由でも安心でもないはず。
それなのに、こんなに内側から満たされているのはなんでだろう???と不思議です。

 

自分の心境の変化を見つめなおしてみました。

 

一番のストレスだったのは周りに合わせること

私の心の転機になったのは、実は緊急事態宣言の発令でした。

 

3月に突然の臨時休校措置が取られてから4月に緊急事態宣言が出るまでは、学校以外は自由に過ごせる毎日だった。
だから、実際は緊急事態宣言の発令でかなり制約も多くなって窮屈になっているはず。


それなのに、以前より自分の心が落ち着いて満たされているように感じるのはどうしてだろう?
それは、緊急事態宣言がでてやっと、周りに流されことなく自分の感覚を信じることや、自分の心に素直に従うことができるようになったからだと感じています。

ストレスと不安の原因

3月に突然の休校措置が決まってから感じていたストレスや不安の原因は、すべてが宙ぶらりんのままの先の見えない不安や、あいまいな情報の多さだけじゃなかったんだと知った。

いちばんのストレスだったのは、判断基準が曖昧なぶんだけ、常に自分で判断を下していかなきゃいけない難しさ。


世の中の流れや、一般的な判断からズレたことをしてしまうことへの恐怖、、、だったと気が付きました。

 

個人の自主規制や自粛にまかせられている中途半端な状態では、私の中に心配や迷いが多くあって、、、。

 

各家庭それぞれで考え方も大きく違うなかで、「どこまでならOKなの?」と、わが子を含めた毎日の周囲との関わりについて、判断と線引きをしていくことにすごく神経を使ってた。

 

例えば、混雑している公園に遊びに行かせるのは抵抗がある。という気持ちの中にも、「この人混みでは感染リスクがあるかも、、、」っていう不安のほかに、「こんなに混雑した公園で遊ばせていたら非常識って思われないかな、、、」って不安が自分でも気付かない心の奥底にあったんだな、、、とか。

 

自分の判断が、周りの人とバランスが取れているか?とか、、、。

 

自分の判断より、周りから見た自分を中心においていたのかも、、、。

 

見失っていた自分自身

慣れ親しんだ習慣的なことに慣れすぎて、気が付かなかったこと。
あたりまえと思っていて見えなかったこと。
本当の自分の気持ち、、、。

 

判断基準を
自分自身ではなく
世の中や周囲の環境に置いていた自分。


そんなことに改めて気がつきました。

 

外遊びはどこまでならOKなのかな?
周りはみんなどうしてるかな?

 

周囲を見わたして、足並みをそろえようとしていた自分。
周囲にばかり判断基準をおいていた自分。
目立たないように。
後ろ指さされないように。

 

緊急事態宣言後の街の変化

私の住む街は、ビルもマンションもお店も多い街なか。
緊急事態宣言の対象地域です。

 

4月7日の緊急事態宣言で街の中の人は目に見えて減りました。
休業の張り紙をして店を閉めているところも増えました。
スーパーも、ほかのお店も、時短営業で早くに閉まります。
カラオケや、大型の商業施設や店舗も臨時休業になりました。
図書館や児童館なんかの市の公共施設も利用できません。
もちろん小学校も5月6日まで休校。
長女の高校なんて、入学式も延期になってしまいました。
市からの要請で、塾も習い事も一斉休講です。
ゴールデンウィーク明けまでのいっさいの予定が白紙です。

 

ところが緊急事態宣言自体には強制力はなくて。

 

今でも、公園には子どもたちがいっぱいにあふれかえっている。
やっぱり、それぞれ個人の判断に任されているところは変わらない。

 

それでも、爆発的に増えていく陽性患者の数をみると、これまでとは情勢が変わってきていることを肌で感じる。
毎日、市から届く情報には増え続けている陽性患者の数。
もう、誰の目の前にも、見えない感染リスクはあるということ。

 

このことで、周りがどうしているかにかかわらず、自分自身の判断で、完全に自粛して家にこもることを決めた。

 

家にこもって
心が落ち着いて
やっとわかったこと。

 

感染リスクと同じだけ私の心に重くのしかかっていたものは、感染させる側になるかもしれないという恐怖だったということ。

 

今の環境では、症状がなくても感染していないという確証はない。
症状がでない人もいるし、潜伏期間ということもありえる。

 

考えすぎればきりがないけれど、どれだけ気を付けていても、家にこもっていても、パパは毎日仕事に出かけているし、たくさんの人と接している。
何処にでも感染のリスクはある。

 

極力、人に会わない生活をすることで、少なくともその心配とプレッシャーをなくすことができている。

 

緊急事態宣言やからしゃーない!

~ねばならないを手放す

それまで、家にいることでストレスに感じていたもの。
例えば、

食事は三食たべさせなきゃ
少しは勉強させなきゃ
外の空気も必要かな?
運動させなきゃ
規則正しい生活させなきゃ
だらだらテレビを見ている姿にイライラもする。

 

家にこもって、毎日顔をあわせるのは家族ぐらいなのに、イライラして過ごすなんてしんどすぎる!
だからこんな時は、割り切りだって大切。

 

そんなもん
緊急事態宣言やからしゃーない!!!

と、割り切って自分に許してしまう。

 

ついでに、家族や子どもたちにも、しゃーない しゃーない!(大阪弁で、しょうがないってことね。)と全部まるっと許可してしまえば、こんな時でも毎日笑顔と笑い声にあふれています。


いままで、ストレスや焦りの原因になってたものは、「~ねばならない」と、思い込んでいた自分の心の中にあったのかもしれないな、、、。
と実感しています。

自由時間を楽しむ

もともと、そんなにゲームにのめりこむタイプではないわが子たち。
そんな長女が珍しく、『受験も終わったし、家も出られないからゲームしようかな!』と、ゲーム三昧の日々。

長女のように学校からの課題もなくて、全くすることがない退屈そうな次女にも、同じゲームを購入!
母親公認で、ゲーム三昧の日々です。

 

このくらいの楽しみがあったっていいよね。
こんな自粛の経験なんて、一生にほんのわずかな時間なんだから。

 

以前に、子供たちの習い事についてのブログ記事で書いたことがありますが、子供たちは、自分がやると決めたことは自分の力でやりきる力があると思っています。

子供たちがやりたいことに出会ったときは、自分の力で続けていくと信じていて、親が無理やり何かを習わせたり、子供の意思に反して続けることを強要することや、逆に、何かを禁止して制限をかけすぎることにはあまり意味がないと思って子育てをしています。

www.decoboco.me

 

今回の長女の高校受験でも、ものすごい集中力とパワーを目の当たりにして、さらにそのことを確信しました。

www.decoboco.me

 だから、こんなぐらいは、心配したり規則正しいギチギチの生活を強要するより、緩むときはしっかりたっぷりと緩むことも必要なのかなと思っています。

 

それは、自分自身にとっても同じこと。
楽しそうに盛り上がる姉妹の横で、私も珍しくゆっくり読書をしたり、絵をかいたり、サクサクと断捨離をしたり、、、。

心のままに、
やりたいことに没頭する時間。

 

そんな贅沢な時間をすごしながら充実した毎日を送っています。

 

いままで、「やらねば、、、」に支配されすぎていた一日の時間を、とりあえず全部ほっぽらかして、自分の心のままに過ごすことを自分に許可すると、いままでいろんなものに勝手に自分を縛り付けていたんだな、、、と気づきがたくさんありました。

 

おかげで、やりたいことだらけで、全然ブログを書いたり、皆様のブログを読みに行くこともできていないんだけど、、、今は心の欲するままに、、、が私のテーマです。

 

日常の中に小さな幸せを

 じつは、私は自分のためにお金や時間をつかうことが苦手でした。

ほんの小さなことなのに、贅沢や無駄遣いをしているような罪悪感があって、純粋に楽しめなかったんです。
これは、自分の育ってきた環境や親の価値観が大きくて、なかなかその概念から抜け出すことができずにいました。

 

ところがこのコロナ自粛のおかげで、そんな心に自然と変化がありました。

 

毎日、家にこもっている生活の中で、ほんの少しの楽しみやワクワクが、気持ちを晴れやかにして幸せで満たしてくれることに気づくことができました。

 

お茶の時間のちょっとリッチでおいしいスイーツだったり。


お昼ごはんに、何を食べたらワクワクうれしい気持ちになるかな~って想像して、自分の心に問いかけて、食べるものを決めることだったり。


家にこもってゲームしている娘たちに、駄菓子を買い込んで駄菓子パーティーで気分転換♪みたいな、ほんの些細な日常♡

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すぐベランダから見える桜並木も、つい数日前までお花見の人でにぎわっていたけれど、ちょっと人並みも途切れてきたみたい、、、と、入学式の延期になった長女の制服姿を桜を背景に撮りに行きました。
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ぽかぽかのお日さまと
満開の桜と
写真を撮りながら変顔したり
年甲斐もなくジャンプして連写したりとお腹を抱えて大爆笑(*^▽^*)

 

こんな何気ない日常に、たくさんのキラキラした幸せがあるということにあらためて幸せだなぁ、、、と感じずにいられません。

 

小さな日常を大切に、この自粛期間をみんなで乗り越えていけますように、、、♡

 

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 KAKA

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