でこぼこーど

自己探求する主婦の子育てと愛犬介護の記録

HSPの子はトラウマを持ちやすい。その理由と解決法。

HSPというとても敏感な特徴をもった人がいます。

 

敏感だからこその生きづらさがあるHSPは

他の子と同じ体験をしても 

深く傷ついてトラウマをもちやすいようです。

 

私にも心当たりがありました、、、、

そんな私の体験談です。

HSPの子はトラウマを抱えやすい

ブログを始める前のわたしは

親のこと許せなかった。

 


こんな親の元に生まれた自分を不幸だと思ってたし

親に感謝する気持ちにもなれなかった

 


どちらかというと

トラウマっぽいものがあったり

恨みつらみもいっぱいあった。

 

 

こんなに癖の強い家庭で

よく道を踏み外さずに大人になったね

と自分をほめたいくらいだったけど、、、

 

 

最近、HSP傾向のある子は

親にわかってもらえなかったって

トラウマを抱えやすいと知った。

 

 

それは、

悪い親じゃなくても。

普通の親でも。だ。

 

 

意外と、他のきょうだいは

親に愛されて育ったと思っていたり

親に不満をもってない場合も多くて

 

 

HSPの子だけが、

理解されない孤独感をかんじていたり

忘れられないほど傷ついたトラウマのような経験があったりするみたい。

 

 

親に問題があったんじゃなくて

自分が敏感すぎたんだ、、、。

 

 

そういえば姉は、結婚してからホームシックで毎日実家の母に電話して泣いてたって言ってたな。

 

妹も、母親に対しては、とても愛されて育ったって感じているらしい。

 

 

それを知った時は、

え?自分だけが愛されてなかったん?

と錯覚するほど驚いた。

 

 

昔、「woman」ってドラマやってたの、覚えてる人いるかな?

お母さん役が田中裕子さんで、
娘役が満島ひかりさんで、、、。

 


子どものころ生き別れたお母さんは、

冷たくて、自分を愛してくれなかったお母さんで

ずっと、そのことをトラウマに感じているんだけど、、、。

 


何年もあってなかった母に、

結婚の報告をするため会いに行ったら、

びっくりするの。

 


再婚して、むすめがいて。

自分にとっては、妹?

 


その、むすめに見せる顔が、

自分の知ってる母親と全く違うの。

 


愛情にあふれたお母さんの顔で。

とっても仲良しの母娘で、、、

幸せそうで。

 


お母さんは、子どもを愛せない人じゃなかったんだ、、、。

 

 

それが、とっても切なくって、、、。

めちゃめちゃ泣きながら見たなー。

 

そのくらいの気持ちだったね。当時は。

 

理解されないと感じてしまうHSPの子

HSPは周りの気持ちを察してしまうから

言葉にしないことも感じ取ってしまうから。

 

先回りして我慢してしまったり

素直な感情が出せなかったり

気をつかって本音がいえない。

 

 

HSPじゃない普通の親からしたら

何考えてるかよくわからない子、、、

みたいに見えるよね。

 

自分も、そうだった。

自分がかってに相手の気持ちを察して

我慢してただけ。

 

 

でも子どもの頃は、なんでわかってくれないの?って思ってた。

素直に甘える姉がわがままに見えて腹が立ったりね。

 

 

いまから振り返れば

口に出して言わないくせに

察してよ!!!って

拗ねてるだけなんだけど。

 

それにはちゃんと理由があった。

 

自分が感じ取ってることは

周りの人も感じてると思ってた。

 

言葉にしなくても知ってるはず

言わなくてもわかってるはず

そう感覚的におもってた。

 

みんなも自分と同じように感じ取ってると思ってた。

 

わかったうえで、その反応をしてる、、、

と思ってたから混乱してたんだな。

 

自分には手に取るように見えているものが

親には見えてなかっただけだったんだ。

 

 

どうして理解してくれないのかって

悩んだりすることなかったんだ。

 

ただ、自分には当たり前に見えてることが

親には見えてなかっただけ。

 

 

ほんと、口に出さないことまで感じすぎると、

口に出すのがむずかしんだよ。

 

そんなこと、わざわざ言わなくても

わかってるはずだって思うもん。

 

普通は、口に出して伝えたことしか

伝わらない世界でみんな生きてるんだ。

 

だから、ちゃんと言葉で伝えたことしか伝わらないんだな。

 

知らなかったな、、、、。

だからいっぱい傷ついたんだ。

 

子どもの頃のトラウマ

娘とならんで食器洗いをしていると

ふと、昔のことをおもいだした。

 


子どものころ食器洗いのお手伝いが

大好きだったんです。

 

だけど、あることがきっかけで

食器洗いのお手伝いが大嫌いになりました。

 

小学生の低学年だったかな?

親戚のおばさんの家で食器洗いのお手伝いをした時のこと。

 

 

姉がスポンジで泡をつけて、
私が水で洗い流す。

当時はよくそんな風に

分担してお手伝いをしていました。

 

 

泡をつけていた姉が手を滑らせました

お皿がシンクのなかに落ちて

食器同士がぶつかる音がして、、、。

 

 

次にわたしが水で流すと

お皿が欠けているのをみつけました。

 

 

姉に欠けてる、、、と伝えると

はじめから欠けてたと答えたのです。

 

 

そのうえ、、、

お母さんに言ったらあかんで

と口止めされた、、、。

 

 

そのころの2歳差はわたしにはすごく大きくて。
めちゃめちゃお姉ちゃんがこわかった。

 

 

どうすればいいかわからなくて
そのまま黙って家に帰ってしまったんです。

 

割ったのが自分だったら、
ぜったいにその場ですぐに謝ってた。

 

 

でも、割ったのは私じゃなくて、、、

告げ口はこわくてできなくて、、、。

 

 

そうして迷ってるうちに

予想外のことが起きた

 


お姉ちゃんが、ばれる前に先手をうって

妹(私)が割ったと親に告げ口していたのでした。

 

私に罪をなすりつけたんですよね。

 

そのあとは、地獄だった。

 

なんですぐに正直に言わなかったの?

なんで黙って帰ってきたの!!と

母親が泣きながら私に怒った。

 

 

どんなに違うといっても

聞いてくれなかった。

 

 

わたしは、泣きながら、

自分のやっていない罪で

おばさんの家に謝りに行きました。

 

 

その時のことが大人になってもずっと、

心のなかのわだかまりとして乗り越えられずにいたんです。

 

ちがうな、、、

 

大人になればなるほど
どんどん苦しくなっていきました。

 

わたしの怒りは、

嘘をついたおねえちゃんじゃなくて、

信じてくれなかった母親に向いていたんです。

 

 

なんで、親のくせに、

そのくらいの嘘が見抜けないの?って。

 

私が嘘つく子じゃないくらい

なんでわかんないの?って。

 

どうして信じてくれないの?と。

 

大人になってもずっと

こころにひっかっかったまま。

 

もちろん、この一度だけではなくて。
何度か、こんなことがあったんだけど、、、。

 

いまさら、こんな昔の話をしてもきっと、

お母さんもお姉ちゃんも覚えていないとわかってる。

 

それでもこの苦しい思いを乗り越えるために

お母さんにこのことを聞いてもらいたい!と

思ったことも今まで何度もあって、、、。

 

それでも、言えなかった。


今更そんな話を聞かされるお母さんの気持ちを考えると

かわいそうで。申し訳なくて。

謎の罪悪感、、、、

 

 

子どものころの悪事を掘り返されるなんて

お姉ちゃんにも申し訳ない気がして。

 

 

言うこともできず。

忘れることもできず。

大人になるまで乗り越えることもできずにいました。

 

他の人には見えていないと知ってやっと納得できた

ある日、娘とならんで食器洗いしながら思い出したその苦い思い出は、いままでと違った感覚があっった。

 

「あぁ、、私、やっと乗り越えたんだ、、」

と感じた。

 

 

私の中ですごく小さくなったのがわかって。

自分が、知ってるからそれでいい。

 

お母さんに認めてもらえなくても大丈夫。

そう思えたんですよね。

 

そう感じられるようになったきっかけは

自分の敏感さという特徴を知ったから。

 

 

一年前にブログをはじめてから

これまで外に出さずにため込んでいた

気持ちとか感情が溢れ出した。

 

自分でも知らなかった自分の気持ちまで

知ることになった。

 

その中で気が付いたことは、

わたしは普通の人よりかなり敏感で

感受性が高いってこと。

 

 

いままで、自分を基準に周りをみていたから

なんで?おかしい!!

って、思うことがいっぱいあって。

 


親にも、

なんでわかってくれへんの?

なんで嘘って気づかんの?

わたしはそんなに信用されてないの?

とか、悲しくなってたんだけど。

 

誰にでもわかるわけじゃないんだ。

自分みたいに敏感に感じとるひとばっかりじゃないんだ。

 

 

見えないことには

何も気づかない

何も感じない

そんな人の方が多いんだ。

 

 

それなら、お母さんの責任じゃないな、、、

と思えるようになった。

 


ほんとうにわからなかったんだな。
悪気はなかったんだな。
私を信用していなかったんじゃないんだな。

 

それなら仕方がないな。

と、やっと納得できたんだと思う。

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理解者や共感者がひとりでもいればかなり楽になる。

自分が育った環境に比べると、

今の家族はめちゃめちゃ居心地がいい。

 

うちの旦那さんはかなりエスパー並みに、

口に出さなくても感じ取る人だから。

 

お互いが自分の感覚のように感じ取っているんだと思う。

だから限界が来る前に、

いつもさりげなく旦那のサポートがはいる。

 

普段は家のことノータッチなかわりに、

めちゃめちゃピンポイントなタイミングで

私のバランスをとってくれている。すごい人だ、、、。

 

 

で、私たちは本当に友達おらんのか!ってくらい

休みの日に家族以外で過ごすことはない。

 

 

今の家族か、ひとりが楽なんだもん。

それも、HSPで受け取りすぎて疲れるから。

そんなとこも似てる。

 

大勢で集まると、あの人が退屈そう、、とか、

あの人困ってる、、とか、

あの人いまカチンときて怒ってる、、とか、

あっちもこっちも気になって気を遣って仕方ない。

 

まじで疲れる。


私たち夫婦、

行動するタイプの旦那と動かない思考タイプの私。

 

まったく正反対のタイプと思っていたのに、

敏感で察しやすいところは多分ほぼ同じ感覚だった。

 

だから、今は自分の居場所を見つけたし、

お互いわかり合って信頼しあえるパートナーがいて幸せ。

 

うちの子もかなり繊細な面があるけど、

私が理解できるし共感もできる。

 

HSPには、家族でも友達でも、

だれか理解して共感してくれる人がいるだけでかなり救われるんだなーと実感している。

 

近頃やっと、親に対する恨みつらみの気持ちがなくなって。
感謝の気持ちまで感じるようになってきた。

 

それは、きっと今が幸せだからだろうな、、、。

 

だけど今の自分になるためには、

それまでの経験も全部必要だったし、、、

 

今が幸せだと知るためには、

幸せじゃなかった経験をして

わかってもらえない世界を知らなきゃいけなかったんだしね。

 

そう思えば、今まで無駄なことなんて

なんにもなかったんだなって思えるようになった。

 

こうやって、
少しづつ自分を知って
自分らしく、生きやすくなっていく。

それが人生なんだろうなと思う。

 

親子関係を振り返るー甘えられなかったあなたへ - でこぼこーど

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KAKA

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