長いあいだ世界中で愛されている『星の王子様』
今この時代にもういちど思い出さなければならない大切なメッセージがたくさんちりばめられた物語だと感じます。
ひとりでも多くの人にこのメッセージが届きますように。
星の王子様の世界もくじ
ものがたりのはじまり
1.物語のはじまりウワバミにのまれたゾウの絵
2.出会いこわれた飛行機とヒツジの絵
3.王子さまの星
4.バオバブの木
5.バラの花
9.キツネがおしえてくれた秘密(大切なことは目にはみえない)
11.スイッチマン(転轍手)
10.薬売りと・砂漠の井戸
12.
13.五億の鈴と、五億の泉
14.六年後
星の王子さまの世界はよむひとの数だけ広がっている
星の王子さまを読んだことがありますか?
どんなメッセージを感じて
どんな感想を持ちましたか?
星の王子様ほどたくさんの人に長く愛されている物語でありながら、読む人によって、また読む時期によってこんなにもそれぞれ別のメッセージを受け取っていると思える物語は他にないんじゃないかなと思うんです。
読む人によっても
読む時期によっても
それぞれがまったく別の、自分へのメッセージをうけとっている。
星の王子さまの世界は
よむひとの数だけ無数にひろがっている。
星の王子さまにこめられているのはきっと
あなただけの特別なメッセージ
だから、ここにわたしが書く【星の王子さま】のものがたりは、わたしがこの物語からうけとった、わたしの世界です。
星の王子さまは大人のための物語かも、、、
実は、私は子どもの頃に読んだときに「???」という感想しかなく、、、。
なんでこの本がこんなに人気があるんだろう?
意味がよくわからん、、、。と、退屈に思ったんです。
それから大人になるまで読み返したいと思ったことは一度もなく……
それなのに、なぜか愛犬が天国へ旅立ったあとぐらいから、もう一度よんでみたいと思うようになりました。
内容なんて、まったく覚えていなくて、結末すら思い出せなかったのに、、、です。
子どものころに退屈とおもったあの物語を、今のわたしが読んだら、どう感じるんだろうか?
あのころには気づかなかったメッセージに気がつくんだろうか?
だから、この本を買って読んでみることにしました。
内藤濯さんの訳本と、河野万里子さんの訳本をなんどもよみました。
星の王子さまは、大人のための読み物だという人が多いのも納得です。
たくさんの人生経験をして、人生について考えたり、迷ったり、悩んだりしたからこそ共感してひびく。ふかく感じる。そんな物語でした。
そして、
星の王子さまの世界に夢中になりました。
まだ読んでいない人も
昔に読んだきりの人も
もういちど【星の王子さま】を読んでみませんか?
世界が変わろうとしている今の時代に必要なメッセージ
ここ数か月、
何度も何度もよみかえした星の王子さま。
なぜか、大切なメッセージがあると思えて、、、
星の王子さまを読んでから、サン=テグジュペリ,の伝えたかったメッセージを知りたくて、「人間の土地」も読みました。こちらは難しくて苦手なタイプの本なんだけど、星の王子さまを読んでいたおかげで、かなり入り込んで読むことができました。
それがようやく今わかってきました。
サン=テグジュペリ,が伝えたかったメッセージは、世界が変わろうとしている今この時代に、ぴったりな、とても大切なメッセージでした。
、、、で、需要もなく求められてもいないのに、星の王子さまのメッセージを記事にしたくてたまらなくなった私。
お金や、権力や、物質的な豊かさばかりを追い求めて、その捕らわれの身になってしまっている現代の私たちに、サン=テグジュペリが届けようとしているメッセージ。
それは、
自分の内側をみつめて
自分との絆をむすぶこと
立ち止まって
本当の豊かさとは何なのか?
魂の望みはなんなのか?
しっかりと思い出すことでした。
そうすれば、本当の幸せはいつもすぐ目の前にある。
コロナウイルスで世界的にながいい自粛期間になっていますが、自分とむきあって、絆を深めるたいせつな時間でもあるのだと感じます。
本の紹介
星の王子さまは、長い人生の途中で立ち止まりたくなった時に、手に取ってみてほしい、、、そんな物語です。
迷ったとき
悩んだとき
立ち止まりたくなった時
優しく寄り添ってくれる物語です。
きっと、自分だけの星の王子さまの物語が見つかると思います。
★長く親しまれてきた内藤 濯さん翻訳の星の王子さま★
★河野万里子さんの翻訳もとても好きです★
KAKA