- ADHD の特徴って?
- どのクラスにもいるADHD 発達障害の子ども達
- いつも標的になるムスメ
- 多動ってなぁに?
- 「多動の子」という言葉に込められたたくさんの誤解
- ADHDの正しい情報を知らないことで誤解やトラブルが増えている
- ひとりでも多くの人に見てほしい!これがADHDの子供達の本当の姿
- 「ADHDのお子さんの日常」を見て思うこと
- 理由さえわかれば理解し合える
- ADHD =多動性ではない?!
- やっと気付いた、自分の発達障害
【2019.04.25. 加筆訂正しました】
ADHD の特徴って?
わたしがADHDの存在を知ったのは、
子育て中の30代も後半にはいるころ。
ムスメが小学生になってからでした。
みなさんは、ADHD ってどんな特徴があるか知っていますか?
それは、正しい情報でしょうか?
どのクラスにもいるADHD 発達障害の子ども達
小学校のクラスには必ずヤンチャな子がいますよね。
昔も今も同じです。
授業中でも立ち歩いちゃう、
授業中でも関係ないおしゃべりをしちゃう、
順番が守れなくてトラブルになっちゃう、
人の嫌がることを言って泣かせる、
すぐに喧嘩をはじめちゃう、、、
そんな目立ってヤンチャな子。
いつも標的になるムスメ
小学生になったムスメのクラスにももちろんいました。
ムスメは「ルールを守るおとなしい真面目ちゃん」タイプ。
今から思えば、
その頃のわたしはまだ"親の価値観"からぬけだせずに縛られていました。
自分があんなに苦しんだはずなのに。
知らず知らずのうちに
親がやっていたのと同じのルールの中での子育てをしていたのです。
小学生になるまでのムスメは、
とても窮屈なルールの中で生きていて、周りにもじぶんにも守らなければならないルールがたくさんありました。
そんな真面目ちゃんのムスメです。
"目立つヤンチャな子"にいつも標的にされてしまいました。
毎日泣きながら帰ってきて、
私が話を聞く毎日です。
ムスメは間違ってはないけれど、問題に巻き込まれている。
その時のわたしには、解決するためのアドバイスは難しく、話を聞いて一緒に悩むことしかできません。
クラス替えがあっても、いつも嫌なことをしてくる誰かがいるんです。
なんでいつもムスメばかりが標的になっちゃうのかな?
おとなしいから標的にされちゃうのかな?
どんなふうに関わるのが正解なの?
周りのママさんに相談してみると、
あぁ。Aくんね。
いつもトラブル起こすんだよね。
多動だって聞いたよ。
ん?
たどう???
多動ってなんぞや???!
わたしははじめて聞いたことばでした。
多動ってなぁに?
ヤンチャな子たちはママ友のあいだでは多動といわれていて、
授業中も落ち着きがなく、動いたり喋ったりする特徴があるそうで。
生まれつきの発達障害なんだとか。
うちに帰ってさっそく調べてみました。
多動とよばれている子の正式名は、
ADHD/注意欠陥多動性障害
生まれつき脳に機能性障害(偏りや特性と書かれていることもおおいですね。)があるということ。
そのせいで、日常生活でまわりに適応するのが難しかったり、トラブルになったりしています。
「多動の子」という言葉に込められたたくさんの誤解
ADHD の子供達。
どんな風に接するのがいいのかな?
どんな風に言えば、嫌がらせされないように逃げられるのかな?
どんな風にムスメにアドバイスしようかな?
それが知りたくて調べはじめたADHD のこと。
その時点では、まだ、わたしの中ではちょっと迷惑なAくんとどう接したらいいの?
と、Aくんを非難する気持ちでした。
ADHDの正しい情報を知らないことで誤解やトラブルが増えている
ムスメを困らせていたAくんは、
ムスメに意地悪がしたかったんでしょうか?
ムスメのことが嫌いだったんでしょうか?
ムスメを困らせたかったんでしょうか?
そもそも、その行動に悪意があったのでしょうか?
私のADHD/多動性発達障害への偏見や誤解を一瞬にして変えることになった動画があります。
ぜひたくさんの子育て中の親にも、子供達にも見てもらいたい。
正しい情報が世間のより多くの人に届けば、
発達障害の当事者や家族だけでなく、
関わってゆく周りの人全てのためになると感じます。
ひとりでも多くの人に見てほしい!これがADHDの子供達の本当の姿
⚠︎こちらの動画をどうしても紹介したいと思い記事にしていますが、ブログを始めたばかりで他サイトで公開されている動画の紹介方法や引用方法が正しいかどうか自信がありません!紹介方法に問題があればご指摘下さい!
日本イーライリリー株式会社
アニメ「ADHDのお子さんの日常」動画が見られるのはこちらのページです⬇️
*この動画の他にもこちらのサイトには、こどものADHDについて知りたいかたの役に立つたくさんの情報が寄せられていておススメです*
「ADHDのお子さんの日常」を見て思うこと
ADHDの日常を描いたアニメ動画。
初めて見たときは衝撃でした!
私の想像していた意地悪なAくん像がガラガラと崩れる感じで。
本人はこんな感じなんだなぁ。
嫌がらせしてるんじゃなかったんだ!!
先生がどうしてちゃんと注意してくれないのかなって思ってたけど、注意するだけでは逆効果になることもあるんだ。
お母さんも、周りから「家でのしつけがちゃんとしていないから、、、」という目で見られ続けて、こんな風に悩んで苦しんできたのかな、、、。
たくさんのことを考えさせられました。
この動画、学校で生徒や保護者にも見せてくれたらいいなと思いませんか?
そうしたら、「多動の子」という言葉とともにひとり歩きしてるイメージとか誤解がなくなって、お互いもっとうまく付き合っていけるかもしれないのに!!!
理由さえわかれば理解し合える
ムスメにもその動画を見せました。
それから、
嫌がらせをしたいとか意地悪じゃなくて、
泣いたり、
怒ったり、
すごく大きな反応が返ってくることが嬉しくてやっちゃうみたいだよ?
だから、いちいち気にしないでサラリと流してしまう子にはやらないんだって。
今度からは、嫌だなって思ったときも、「そっか。」って出来るだけなにも反応せずにその場を離れてごらん?
とアドバイスしてみました。
これが、よかったのか新しいトラブルに巻き込まれることは格段に減っていきました。
ADHD =多動性ではない?!
わたしはもっともっとADHD のことを知りたくなりました。
まだ下の子も小さくて、これからたくさんの子どもたちやママさんと出会うとき、接し方やどうして?がわかっているとどちらにとっても助けになるはず!と、空いた時間で図書館でADHDの本を借りて、気軽に読みはじめたのでした。
ところがすぐに気づいてしまったんです!
ADHD にはいくつかのタイプがあって、多動ばかりが目立つのがADHD ではないのだということ。
多動とは全く逆で、もの静かで周りとの関わりも少ない違うタイプのADHD もあること。
忘れ物、落し物、寝坊、遅刻、
とてもおとなしい不注意が目立つタイプのADHD。
おとなしいがゆえに、発達障害だと気づかれにくい。
そのまま大人になって初めて診断を受ける例も多い。
これがもうひとつのADHD /不注意優勢型というタイプ。
ん??
えぇ!!!?
これって、、、。
子供の頃のわたし?
やっと気付いた、自分の発達障害
驚きました。
ADHD 不注意優勢型の特徴はまさに子供の頃のわたしそのものだったんです!
ここから、
発達凸凹の広野ゆいさんの講演をきいて、自分自身の発達障害を確信することとなりました。
広野さんの講演でおっしゃっていたことですが
不注意優勢型の発達障害は、特に女の子に多く、大人になるまで本人も気づかないことがほとんどだといいます。
周りとトラブルを起こすこともなく、
学力も問題なく、
学生時代には問題になることはなかったからです。
社会に出たり、母となりはじめて生きづらさの壁に苦しみ、30歳40歳になりはじめて自分の発達障害と向き合う方が多いと。
まさにわたしもそうでした。
いま、大人になって壁を感じていませんか?
わたしは診断を受けることでとても気持ちが楽になりました。
KAKA