子どもが転んで泣いていたらなんと言葉をかけますか?
子どもが歩き始めたら、転んで泣くことも日常茶飯事ですよね。
夢中でハトを追いかけてコケたり、
小さな段差をみのがしてバランスを崩したり、
転んでケガをして泣いて、
お母さんに『いたいのいたいのとんでいけ〜』ってしてもらって、
抱きしめてもらって、
涙を拭いて笑顔になってまた遊びに戻っていく。
お母さんになったらみんな経験しますよね?
わたしも、ムスメがコケるたびにヨシヨシと抱きしめて育てました。
と・こ・ろ・が!!!
成長するにつれて、コケてもその場から立ち上がらずわたしが助けに来るのを待つようになったムスメ、、、。
あれ???!
ほかのお友達は、コケても自分で立ちあがって、砂をパッパと払ったらすぐ遊びはじめます。
擦りむいて血が出た時は泣くこともあるけど、泣きながらもじぶんでお母さんに報告しにきます。
はて?
もしかして、わたしの声かけの仕方がまずかったのかしら、、、
どの声かけが正解なの?
- 痛かったんだね。ヨシヨシ(共感してなぐさめる)
- このくらい大丈夫!痛くない!!メソメソ泣かない!!!(たいしたことじゃないと受け流す)
- コケちゃったね。(事実だけを伝える)
- それともほかの答えがある???
声かけに正解はあるのでしょうか?
KAKAがやっていたのは①共感してなぐさめる声かけです。
結果は長女だけでなく次女も全くおなじ『助けを待つスタイル』を身につけてしまったようです。
反省です、、、
わたしが①の共感してなぐさめる声かけをしていたのには理由があるんです。
わたしの父はとても厳しい人で、どんな時も泣くと『泣くな!!!』と叱られました。
痛かった時も、悲しかった時も、泣くとさらに怒鳴られたらまさに泣きっ面に蜂ですよね。
我が子には私のように悲しい思いをさせたくないと反面教師にしていたんです。
だけど、私の関わり方もまた過保護すぎた失敗例かもしれません。
ムスメが変わったきっかけは幼稚園の先生
そんなムスメが変わったのは幼稚園の先生との出会いでした。
次女の話です。
幼稚園のある先生と出会い、あっという間に『助けを待つ』スタイルをすてて、涙をこらえて立ち上がれる子になりました。
もちろん、私の父のように“泣くな‼︎”と押さえつけたわけではありません。
先生は、園庭で転んでも立ち上がろうとせず助けを待つムスメの側へ行き、
「どうしたの?」と声をかけました。
でも、立ち上がるのに手を貸すことはありません。
コケて倒れたまま泣いているムスメは、
泣きながら『コケちゃった、、、』と答えました。
先生は、「そっか。コケちゃったのか。」と答えたあとに、
「ここに倒れたままだと危ないから、立とっか。」と。
ムスメは先生に見守られながら自分で立ち上がりました。
それから先生は「職員室で絆創膏貼る?」と促して、
ムスメは先生と一緒に、自分で歩いて職員室へ行きました。
次に幼稚園でコケた時に、どうするか、ちゃんと見守ってくれていました。
少し倒れて泣いたあと、自分で立ちあっがったのを見てくれていて、
「自分で立てたね。強くなったなぁ。」と声をかけてくれたそうです。
それから、わたしがお迎えに来た時に、
「今日はコケた時に自分で立てたんですよ〜!」と報告してくれました。
その時のムスメの誇らしげな顔!!!
なんんと嬉しそうな満足げな顔!!!
それからはもう、どこでコケても今までのように助けを待つことがなくなりました。
見守って、認めることと、
手を貸して成長の機会を奪ってしまうことは、
全然違うということを幼稚園の先生から学びました。
KAKA